雲を抜けても、やはり雲(旭岳【姿見コース】:北海道上川支庁)
まる一ヶ月ぶりの日記になりますか。
ふうたろうにとって、有名どころの山を登り終わった今、同じ山に登ることがどれだけサギョウになることか。Ingressをやるでもなければ、同じ山に登るモチベーションはもはや湧きません。
300名山が終わったら次は1000名山樹立!と、かつては言っていましたが、Ingressとの両立は難しい。有名な山でないとポータルも生えませんからね。
しかたのないことです。
ここは懐かしい北海道旭岳ロープウェイ乗り場です。これで旭岳に登るのは‥4回目でしょうか。2004年8月、2010年5月、2015年4月、そして今日。4回も来ると、もう近所の公園のような気分ですね?
夜行の、急行はまなすがなくなり、使い勝手の悪い北海道新幹線ができたと思ったら、山で使う火器類の、電車への持ち込み規制が強化され、ガソリンストーブは利用できなくなりました。今までのような、ガソリンストーブで戦うような厳冬期登山はもうできない。
北海道は3年前と比べて本当に遠くなりました。
下界ではガスでいっぱいだった景色が、ロープウェイで上(姿見)まで来ると、雲海です。でも、その上にはさらに厚い雲があって、悪天の魔の手からは逃さんぞとばかりです。
そういえば、無雪期に来たのは2004年8月‥13日だっけ?そのくらいでしたね。あの頃はシラカバの樹液の匂いを感じられるくらいふうたろうも初々しくて‥懐かしいです。
チングルマの綿毛。その年の5月29日に買ったばかりのNIKONのCOOLPIX(300万画素)で、手ブレさせながら、それでも必死で撮っていた気がします。何もかもが新鮮で、見たものぜんぶを写真にするんだ!と言わんばかりでした。
‥でも、その時のデジカメでは、撮れるものにも限界があって。すぐにもっと良いカメラが欲しくなりましたっけ。COOLPIXのおかげでこのふうたろう絵日記も始まって‥
カメラの精度はあの時よりも格段に上がりました。景色の写真はあの頃のものより、たぶんふうたろう自身の好みに合うようになったと思います。でも、あの腹の底から湧き上がってくる撮影意欲が、今はない。それが、ふうたろう最大の損失。
‥いつか、2004~2005年頃に撮った、ふうたろう絵日記には上がってこない写真を、一挙に公開してみましょうかね?初心に帰るのは大事かもしれません。
重い荷物を担いで旭岳の山頂を目指します。
書き遅れましたが、今日からの山行はツレと一緒です。去年の北アルプスのようなシェルパのようなザック構成です(何
ふうたろうたちが姿見駅に着いた12時過ぎにはまだ雲海が下に見えていたのに、今は雲の一部がちぎれて山裾に溢れ出しています。やっぱり天気悪いのですかね?
これから、明日か明後日以降進んでゆくトムラウシ方面。あの忠別岳なんて、今回で3回目ですよ、踏むの‥まあ、旭岳~十勝岳の縦走Mission作っているので、やりますけどね(じと目
この景色は、積雪期のものしかありません。でも、姿見では雨が降っていたあの2004年のお盆、山頂に近づいてゆくに連れて雲が消えて、山頂では晴れ上がったのをよく覚えています。どこかの少年が、ふうたろうが名前すら聞いたことのないトムラウシのことを言っていました。
そう、あのときのふうたろうは、何も知らなかった。何も知らなかったから、いろんなことを知る可能性を持っていた。ある意味、レベル上げの楽しい頃だったのかもしれない。
山頂に着くと大粒の雨が降ってきました。しかし、それは強くなるわけでもなく、ジワジワと落ちてきます。
‥雨が唐突に降ってきたものだから、キャプチャもしていないし(ツレはキャプチャした)、Keyも掘れなかった(滅滅滅
オホーツク海(方面)の方に目をやると、雲が薄そうです。道東方面は天気いいのかもしれませんね。
雨が降ってきましたし、早々に旭裏キャンプ場に行きます。でもここ、坂が急な上にザレていて、そうでなければ雪渓で、とにかく滑りまくりです。
キャンプ場に着いたらテントを張り、飯を食って、18時くらいには寝たと思います。この一ヶ月、一人旅はほとんどしていませんが、新しい生活に向けてのいろいろなことで週末は東京にいます。疲れているのですね‥
明日は北鎮岳や黒岳経由で白雲岳避難小屋まで行こうと思います。忠別岳避難小屋までは‥流石に鬼畜ですね(滝汗
天気:くもりのち時々雨(北海道旭川市・上川郡東川町)