三連撃
今朝は、普通の出勤日と同じ時刻に起床。土曜日という気もしません。会議、学習会、鍋会(イベントとして)と三連撃の開始。
そんな朝っぱらから、今夜の鍋に使うネギの葉に付いていたオレンジ色の物体(粉末)が気になって、顕微鏡。何だろう。生協のネギだし、無農薬の結果起こった何らかの病害かな。でも、この部分は食べないからいいか。
顕微鏡写真は450倍ですが、写真に引き延ばされているので、もはや倍率は不明です。
今日の会議と学習会は、もういいよね。書いてると長くなるから。ただ、僕自身がこれから生きていく上で重要な話だったことには変わりありません。そして、夜やった鍋会もそうでした。
ニューフェースや、たまたま他県から来ていた人、飛び入り参加など、今日最後の一撃は強烈なインパクトでした。せいぜい来て8人くらいと思いきや、実際の参加者は13人。部屋はパンク状態です。その賑わいを載せられないのが残念。
準備していたきりたんぽ鍋。調理係に最後まで回っていた僕は、セリとこんにゃくを食べられませんでした。でもいいんだもん!職場で美味いのを食べさせてもらうから!!
…今日の集まりは、ただ鍋をするってことではなくて、選挙戦の一環として、交流の場として、慰労の場として、位置づけました。でも、そんな位置付けなんて無くても、集まった13人は自動的に交流を始め、自己紹介をすれば、日頃の募った思いやら労働現場の不正やら、老若男女の溜まり場と化しました。ゴボウのポリフェノールと鉄鍋の鉄イオンが反応して真っ黒になったおぞましいきりたんぽを囲んで。
みんな、いろんな経験があって、いろんな人生があって、いろんないきさつがあって、今を生きています。福祉の冷たさを、仲間の温かさを、あこがれ活動家の人柄を、子どもを不当に分断する社会に怒りを、権利を無視した労働環境に怒りを…。そう。僕は今までそういうみんなの話に耳を傾けなかっただけで、みんなそういう思いを持っているんです。こういう仲間を大事にしよう。そう改めて思いました。
今日のニューフェース。写真のような「黒饂飩」を食べています。彼はホテルでアルバイトをしているそうです。また書けば長くなるけど、どうしても書いておきたい!
話によると、そのホテルは殆どの部門がアルバイトで、厚生年金も交通費も出してもらえないのです。
そういえば、最近、ビジネスホテル、すごく安い。僕が千葉市で泊まった時3500円でした。もし、そういう安さが彼のような安い労働力の下であるのだとしたら…!涙が出ました。タイやインドネシアのエビ養殖場なんかと同じじゃないか!!安さを求める消費者に横たわるのは格差の拡大…。まさに苦痛の連鎖…。許せない!
しかし、どうやったらそういう社会を変えられるのか、どうやったらみんなに伝わるのか、解りません。人ひとりの心を動かすことにもまだ自信のない僕です。でも、それができるようになりたい。黙ってたら、何も変わらないから。できないことはないはず。自信なんて無い気がするのに、そんなことを思えるからまた不思議です。
人と関わりながら生きるって、そんなに甘くないと思う。でも、思っているほど辛いものでもないとも思う。辛い社会の、人の現状を知ることはやっぱり辛いけど、そんな感性を持ち、それを乗り越えようとする意気が自分の中にあるのは、なぜか悪い気がしない。自己否定のテープを止めて、人との距離を掴むことを覚えて、仲間の存在を信じてみて、そして実際に仲間の存在はあって…。そういう一つ一つが自分の意識を規定しているのかな。
ともあれ、みんな、ありがとう。
天気:晴れのちくもり(東京都豊島区・板橋区・茨城県取手市)