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「自民か民主か」的選択

2007年 3月 12日

 今日は例の症状が出ました。しかし、症状だけ。不本意ながらも休むことになりましたが、明日は余裕で出勤できるだろう。

 起床自体はいつもよりも早かった。ってか、具合が悪くて、寝つけなかったから。日の光を浴びると体調はやや良くなるので、8~9時くらいになって、徐々に良くなってきました。
 写真は、「ねぎとろ風」のマグロのすり身ですが、中身、マグロの他に、植物油脂、トレハロース(ブドウ糖残基の二糖類、還元末端同士でグルコシド結合。マルトースとは違う)…など。これが朝飯。ネギをたっぷりきざんで、食べましたが、当然、美味くはない。マグロの植物油和えなんて…。

 やっぱり、職場と家は遠い。でも、東京に住むのは辛いし、茨城の仲間と離れるのもなんか名残惜しい気がする。たぶん、後者は心配ないと思うけど。引っ越しの数だけ仲間の輪が広がるだろうからね。
 どうしても譲れないのが、生活環境。都会生活は、シムシティー(エレクトロニックアーツ社)だけで充分。取手みたいに落ち着いたところはないだろうなぁ(家賃に至っては絶望的)。こういう選択を「自民か民主か的選択」と、僕は言います。

 午前中は生化学の教科書を読んで過ごしました。ちょうど今週末、トランス脂肪酸(自然界には希少な脂肪酸)について発表する場があるので、この機会に少しでも調べとこうと思って。
 ネットで調べたのは、トランス脂肪酸の種類や騒がれている毒性などについて。教科書で調べたのは一般的な脂肪酸(不飽和脂肪酸)の代謝(β・α酸化)について。
 調べていて気が付いたのは、「トランス脂肪酸」という言葉が、十把一絡げに扱われていることです。カルボキシル基(脂肪だから)の炭素から数えて何番目が二重結合で、その結合はいくつあって、共役(きょうやく:「-C=C-C=C-」という形)しているのかしていない(-C=C-C-C=C-)のか。「トランス脂肪酸は体に悪い」というのは解ったんだけど、脂肪酸は細胞で代謝されるときに一度トランス型になる(エノイルCoAイソメラーゼという酵素による)ところがある。だから僕は、トランス型二重結合の場所によっては難なく反応が進む可能性はないのかと思いました。つまり、トランス脂肪酸にも、ダイオキシンみたいに異性体によって毒性の強弱があるのではないかと。なお、アメリカでは共役したトランス脂肪酸は規制の対象にしないそうです。理由は、通常の脂肪酸と同じような体内動態をとるからだそうです(真偽のほどは、僕は知らない)。
 …ミョーに実験したくなりましたが、諦めるしかないな。

 ところで、ちょうど半年前、八ヶ岳に、昨日のメンバーで行きました。あの頃は、本当に自己否定的だった。なぜかふと、そんなことを思い出しました。あの頃に比べて、周りの仲間の存在が見えるようになった。今年に入って、欠勤の数がぐっと減った。きっと、そういうストレスから解放されたのもあるんだろうと思う。
 半年前は、同じようにトランス脂肪酸のこと書いても、「これが解ったところで、僕は幸せになれない」などとほざいていたんだから、良い意味でふてぶてしくなったなと思います。
 化学が好き。山が好き。写真も好き。夏川りみさんのCDも好き(最近ヒューマンファーマーズをあまり聴いてない…)。文書くのも好き。ま、これだけ好きなことがあれば、充分だろうと、ちょっと思うんです。そこに仲間がいれば、最高だね。

天気:晴れ(茨城県取手市)

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