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今さら健康診断で何をしろというのか

2007年 6月 7日

 今朝はたっぷり寝たので、そこそこ元気。普通に出勤。農薬の分析をしなければならないサンプルがゴッソリ来ていて、ゲッソリ
 とりあえず、添加回収試験。12本のフル稼働は、いつも言うけど、キツい。最低、洗い物のお手伝いがないと、とても定時には終わりません。
 しかし、そんなクソ忙しいときに、健康になれるはずもない、不健康診断。体重・身長、心電図、握力、視力、生化学検査、胸部レントゲンを受けての問診。心電図とレントゲン以外僕は何らかの形で頻繁に測っています。今さら何を…と思います。
 生化学(血液)検査で高値だったのはBUN(血中尿素窒素)、低値だったのはLDL(低密度リポタンパク質)。時々がばっと上がるビリルビンは、今回は下がっています。BUNは腎機能が悪くなると上がりますが、腎機能不全であれば同時にクレアチニン(正常値だった)も上がるものなので、腎機能の異常ではない。LDLが低いのは、…何だろう。「悪玉コレステロール」という名前が付けられているけど、何が「悪」なのかは知らない。ビリルビンは溶血(赤血球が壊れる)すると上がりますが、身に覚えはない。
 とにかく、正常とはいわれたものの、パッとしない結果でした。

 帰りに家の近くのスーパー。カロリーゼロのコーラのミニボトル発見。100mlあたりの成分では、ナトリウム8mg以外、全てゼロ表示。いったい、何が入っているんだろうか。

原材料名

 カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、保存料(安息香酸Na)、カフェイン

 …水にこれらの化学物質を溶かしたのね。もはや、食品というより溶液。ここまで落ちぶれたか。だいたい、原材料で一番多く使っているのが着色料のカラメルとは、いったいどんな混合物だ?
 そして、何気に、8mgのナトリウムというのは、安息香酸ナトリウム(安息香酸Na)のナトリウムのことですか。ということは、安息香酸ナトリウムとして、50mgですか。清涼飲料水の基準60mg/100gだから、ま、そんなもんですね。他の物質については、推測のしようもない。ただ、人工甘味料3種類使っているということは、一種類では基準値以内に抑えると甘味が足りないということなのでしょうか?実験してみたいです。
 ※安息香酸ナトリウム(C7H5O2Na)の分子量144として。

 清涼飲料水の飲み過ぎなどで糖尿病が増えているとのこと。そんでもって、やれ高脂血症だ、HbA1c(「へもぐろびんえーわんしー」と読む)が高いだ、LDLが多いだ、だからノンカロリーの食品を提供しているという。運動不足になりがちだというから、運動せよという。
 僕からすれば、迷惑です。元々血糖値があまり高くない僕にとって、一気にメシが食えない僕にとって、甘いものは重宝します。ここまで猫も杓子も人工甘味料教に染まられたら、僕の飲むものが無くなります。やめてほしい。
 それに、運動せよだなんて、それだけの時間をどれだけの人が保証されているんですか?毎晩の常磐線が大混雑しているのを見れば、どれくらいの人が遅くまで仕事しているか、それだけでも運動どころではないことだって、判る。
 かつて、「成人病」という名前で通っていた糖尿病などの病気は、今や「生活習慣病」と改名されました。「自己責任論」の王道です。
 これではいくら健康診断なんかしても、解決しない。自己管理能力だとか、意識だとか、すぐに「自己責任」に持って行く風潮は、今の日本社会の悪い癖です。意識は環境に先行しない。生活習慣も勝手には変わらない。
 僕は、国民の健康管理は、国の責任だと思います。国民が健康管理できるよう条件を整えることです。教育基本法(変えられたけど)と同じ。態度だけ教育しても、何も変わりません。
 

天気:くもり時々晴れ(東京都板橋区・豊島区・茨城県取手市)

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