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薬物依存

2006年 1月 25日

 一昨日の21時頃から、向精神薬(アルプラゾラム製剤)を飲まずに過ごしました。昨日の夜、薬飲まなくて大丈夫かなと不安でしたが、意外と大丈夫で、夜も一度目がさめたものの、体調に狂いなく朝を迎えました。
 朝の飯は日暮里駅の常磐線ホームのそば屋さん。わかめそば290円を完食。水を一気飲みしてしまったので少しまた不安がありましたが、池袋駅に着く頃には回復。新聞を読んで過ごしました。
 職場ではもちろん仕事をしていたのですが、仕事の量が中途半端で、15時半頃には終わってしまいました。それからが辛くなってきました。
 いつもは、だいたい断薬後24時間で苦しくなり始めます。しかし、このとき、向精神薬を飲んでから既に42時間半。頭がボーッとしていたのは暖房の効きすぎのせいだとしても、胸の苦しさ(動悸)や、気分の悪さが出てきました。自律神経症状と反跳性の湧き上がり不安(1)といわれるものかもしれません。17時頃、気を紛らすものもなく、ついに耐えきれなくなり、アルプラゾラム(0.4mg)を使用しました。  急激な断薬は、逆に身を苦しめるだけのようです。

 

 アルプラゾラムはベンゾジアゼピン(BZ)系といわれる薬剤で、強力なようです。精神科の教科書によると、通常はGABA(ガンマアミノ酪酸:Gamma Amino Butanoic Acid)という、グルタミン酸(アミノ酸の一種)から誘導される物質が、情動を司る神経細胞の、塩化物イオンチャンネル(イオンの通る門)にくっつき(GABA受容体に結合し)、細胞内に塩化物イオン(Cl)が入り込み、その結果、不安を抑えます。しかし、ベンゾジアゼピン系の薬剤もまた、そのチャンネルにくっつく(BZ受容体に結合する)ことができ、GABAの効果をさらに高める働きをします。(1)
 頭の中でこんなことが起こってるのか…。自分の心が物質に操られているってのは、悔しくもあり、また楽しくもあります。僕の頭の中では、今、二つの意味で分子が踊っています。

 それにしても、今日は凄くイライラしていました。特に午後?夜。買い物のときの店でもイライラしていたので、早く出たかった…。凄く眠いし体は重いし、疲れているせいかな。ちゃんと休んでないからな、このごろ…。

参考文献:(1)海馬書房『STEPseries 精神科』 岸本年史 監修 高橋茂樹 著

天気:快晴(茨城県取手市・東京23区西部)

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