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視覚障害者

2008年 4月 21日

 出勤前の、ほんの10分間くらいの間のことを書いて、今日は終わります。だって、職場では、突然やってきた玉ねぎとジャガイモのサンプルで、一日きりきり舞いだったんですから。もぉう!どうにでもなれって。
 ちょっと慌てて駅に向かっていると、8時57分、東口の郵便局10mくらい駅よりのところで、視覚障害者の人に声を掛けられました。「郵便局はどこですか」だって。
 …目が見えないから郵便局が10m先にあっても解らないんじゃ、口頭の説明なんか意味ないじゃん。
 うんっ!10mやし、そのまま送り届けてしまおう!!
 僕は、幸運にも、茨城で視覚障害者の方の案内の経験があって、どうやら、手を肩に乗せて引率するのがいいらしいってことを知っていました。
 かくして、無事その人は郵便局の前まで行けたし、僕も電車に間に合って、遠足に出掛けるっぽい子どもたちの写真を撮るほどの余裕もあったし、いいっしょ。

 それにしても、所沢では、毎日視覚障害者の人を見ます。目が見えない生活って、どんなに怖いんだろう、っていつも思うんですね。写真も撮れないし、山の風景も見られない。化学構造式は浮き彫りにしたら触れるかなぁ。でも、色の変化とか解らないんだろうなぁ。…。
 でも、さっき紹介した方、彼にとっての右前から歩いてくる僕のことを、瞬時に聞き分けたようです。目が見えない分、聴覚とか触覚とかがより敏感なんでしょうね。僕は嗅覚が敏感だけど。
 目が見えない人って、あるいは耳が聞こえない人って、目が見えたり耳が聞こえたりするようになりたいのかなぁ。もしそうだったら、そういう技術が進歩したらいいと思う。視神経や視覚中枢が壊れるのと視覚受容器(網膜とか)が壊れるのとでは訳が違うでしょうけど。
 でも、ヒューマン・ファーマーズのKさん、目が見えなくてもみんなを笑わせるし、元気だし、あんな素敵な酵素いっぱい持ってるし、歌もどんどん上手くなってるし、現時点では目も耳も不自由ない僕より、ずっと生き生きしているような気がします。
 まっ、またちょっと持ち直したから、これからだけんどねぇ!
 オパーリン語があと少しで終わります。終章にかかっています。あのエキスをどこまで搾り取れているのか、解らないけどね。

天気:くもり時々晴れ(埼玉県所沢市・東京都板橋区)

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