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ここはどこだろう

2008年 6月 8日

 長野県へのとんぼ返りの用がありました。
 今日は、心ここにあらずという状態で、気が付いたら、長野県松本市にいたという感じです。これは夢ではないか?


 脳みその回転率が悪く、人を認識する能力はもはやない。この立派な階段を駆け上がっている人は、確実に会ったことのある人(もう5年くらい前ですが)です。


 エレベーターがイヤで階段を探して歩いていると、こういうところに出ました。
 …どう考えても、ホテルの客が使う階段ではないだろうよ。


 実は、今日の用というのは、友だちの結婚式(祝う会)でした。だから、信州大学時代の人は大勢いました。でも、なんか夢でも見ているかのような…。
 みんなはとにかく楽しくやっているようです。


 そういえば、結婚を祝う会なので、料理が出てきます。コース形式。
 しかし、宴もたけなわになった頃、みんな指定した座席にいることはまれになってきた頃、料理は余り始めます。当然ですよね。
 しかも、この天ぷらの前にも、ステーキやエビのマヨネーズ、刺身、寿司など、くどいものがいっぱい出ているのですから。


 この写真は、一度外の空気を吸いに出た時に撮ったものです。ものの見事に曇っています。
 でも、確かに、松本駅。


 この会の中で、最後、新郎のお父さんのお話が印象深かったのです。
 ここにいる多くの人は、活動家関係の人たち。でも、お父さんは違う。新郎のRが今の活動を仕事にするといった時のエピソードを語ってくれました。
 …スピーチとして上手かったかどうかは別にして、複雑な思いを持っていたことを感じることができました。中身に触れることができないのは残念ですが。
 でも、Rにとっては、大事な過程だったはず。Rのその後と今後の活動人生を歩む上で、考えざるを得ないものだったはず。平和な世界を作る、民主的な社会にする、ということの意味を考えさせられたはず。
 …どうか、自由に、そして幸せに、2人で生きてくれ。

 さらっと書いておこうと思う。
 この会場で出された食事の持ち帰りは許されず、「廃棄するのか」という僕の問いかけに対するホテルの従業員の返答は、濁ったお茶でした。
 ひょっとしたら、食中毒の心配をしてのことかもしれない。でも、これだけの数のエビを養殖するのに、どのくらいのエネルギーを使い、環境に負荷を与え、労働力が割かれているのかを考えると、許されることではない。
 次に述べる2ヶ月後の会を最後に、もう、僕はこういう会には出ないことにする。

 これは、また2ヶ月後に行われる別の友人の結婚を祝う会の、出欠票です。メッセージを書く欄があったので書きました。すぐ上に書いた、「自由に、そして幸せに」というのは、この葉書の方で先に表現したものです。2人は違う人間でありながらも、共に生きていくのですから、これほど複雑なものはないでしょう。そして、普通は二人三脚というけれども、2人の片足を縛って自由は生まれない。だから、二人四脚なのです。
 あとは頼んだ。


 帰りの電車。二次会もすっぽかして帰ってきました。どうも居心地はよろしくなかった。結婚のラッシュに焦りが出ているのか、それとも、自分の生き方に先が見えないことが辛いのか。
 どこに逃げればいいのかも解らないから、よけい息苦しいんだろうな。

天気:くもり時々晴れ(長野県松本市・埼玉県所沢市・東京都新宿区・豊島区)

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