これはなんだ?
今日は結局山に行けませんでした。何を見ても、山のことを思い出して、悔しい思いをするだけで、打ちひしがれていました。
今日みたいな中途半端な天気の日が一番イヤです。豪雨になるか、カラッと晴れてくれるか、どちらかが良い。
ま、それは置いといて、ちょっと、今日、夕方頃に有名カレーチェーン店に入った時のことです。
このカレー屋は、辛さが自由に選べるのです。1~10まで選べ、6以上は5を食べきった人に限られます。
僕は確か、3・4・5を食べたことがあります。3と4はそれほど味が変わらず、5からいきなり辛味と「うま味」が変わったという、もう5年以上も前の話。
今日、たまたまカレー屋のチラシを見たところ、その味の理由が、5年以上の歳月を経て明らかになりました。
カロリーを見てみましょう。僕が食べた、3・4は、41kcalと62kcalとで、1.5倍にしかなっていません。しかし、4から5になると、いきなり124kcalへと、2倍化します。
辛味が違っていたことは知っていた。でも、カロリーが2倍になるというのは知らなかった。糖分換算で4に比べると15g分、脂質換算だと9g分増加することになります(ブドウ糖1gは4kcal、脂質1gは9kcalになります)。いったい、この「とび辛」に含まれているものは何なのでしょうか。
僕が、4まででは満足できず、5を選ぶのは、辛さだけではなく、恐らく、このカロリーに相当する糖分や脂肪分の味であろうと思います。また、相対的に増えるであろう、別の調味料もあるかも知れません。
ココイチのメニュー – ココイチの品質情報(エネルギー)
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しかし、原産地表示はありますが、原材料名はありません。
原産地表示も、輸入食品の安全性問題を知らされた結果、なされ始めたことでした。何故そういえるかというと、表示の必要性が何らかの理由で存在しなければ、表示するという概念そのものが存在しえないからです。企業にとって、有益な(あるいは損害を避けられる)ものを選ばなければ、企業を維持あるいは拡大できないからです。
たとえこれが良心から生ずるものであったとしても、その良心もまた、外部からの経済的な意味があって「良いこと」と判断されるのです。安全性などの経済事情がなければ、表示をするということを思いつく人さえいないのです。
…しかし、原産地表示も、見れば見るほどスゴい。「世界中から食料を買いあさる」と言われている意味が、これ(リンク先)を見るだけで解る気がします。なんだこれは?
なお、牛肉がオーストラリア産であることも、ポイントです。アメリカ産牛肉がBSEで大変な騒ぎになっていることから考えても、今やアメリカ産牛肉を使えないという、強制力が働いていると考えてもいいと思います。安全性などの経済的条件が、企業の成長を抑止するからです。
それにしても、とび辛の中身は何だろうなぁ。店のカウンターに置いてあるふりかけみたいなやつとは、少し違うような気がするんですが。
なお、こういう外食形式の食品には、原材料表示義務はないそうです。
天気:くもり時々晴れ(埼玉県所沢市)