隣人力
朝、また副都心線開通に伴う列車のダイヤの乱れが起こっていました。何をやっているんだろう。便利になったんじゃないんですか?
夜、NHKのクローズアップ現代を見ていました。何やら、スゴいことをやっていました。
フランス・パリ発の、「隣人祭り」。
ご近所と話してますか?
例えば、僕が住んでいる北秋津地区で、例えば、この前折檻していた隣の母親たちをも含めて、集まって交流をするということです。
…とんでもない。そんな勇気、とてもじゃないけど、ありません。でも、NHKのこの番組、成功例を日本や世界を挙げて報道しています。つまり、実現可能であるということ。
考えてもみれば、M青での班会、こないだの合宿、そんなのもみんなそれに類する「隣人力」だったのでは?みんな、最初から気が合う人同士が集まっていたわけではない。根は同じだったんじゃないか、と思うのです。
確かに、当番組でも、「新宿をきれいにしたい」とか、「孤独になっている人に来てほしい」という、要求で、この「隣人祭り」は成功していました。
もう一度自分に立ち返ってみれば、取手にいた頃、我が家でちょくちょくやっていた鍋会、年末の餅つき大会、あれは隣人祭りに類するものではなかったか。隣のTさんと時々お裾分けをし合ったのではなかったか。何より、僕の旅先で100%起こっている出会いは、控えめに見ても、現象的に一致しています。
恐らく、今の日本、どれだけダメ出しされても、繋がりを求めるポテンシャルはあるのでしょうね。ただ、それが、分断されているだけの話であって。
分断の主語は…認めたくはないけど、一部は自分だとも思う。条件的に確かに隣人との付き合いは取りにくい。でも、取りたいと思ったことはあるか。…と問えば、肯んずることが出来ない。
とは言っても、僕もそんなに強い生き物ではないから、出来る条件のある限りでやろう。というかそれ以外で出来るとは思えないのだけど。
ところで、帰りに寄った生協。
さいたまコープは(も?)レジ袋削減なるものを掲げています。でも、隣には、小袋が自由に取り放題。僕の2m左でその小袋をしこたま取りまくる老人男性がいました。何日か前もそういう老人女性を見かけました。
これで54%レジ袋削減といっても、あまり有効だとは言い難い。元々立派に削減しづらいパッケージで商品を販売しているのに、レジ袋だけってのはちょっと浅はかです。でも、これが日本の生協スタンダード。組合員で作られている生協なのに、組合員同士の繋がりもなければ、そうもなるか。
天気:くもり(東京都板橋区・埼玉県所沢市)