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Don’t get shy!体当たりせよ!

2008年 7月 6日

※アップロード:7月7日

 昨日、日記を2時過ぎに書き終わり、寝ようと思ったら、僕の寝床がなかった…!
 というわけで、座布団を10枚以上集めて、タオルケットにくるまって寝ました。
 風邪を引き始めているようで、のどが至極痛かったのですが、この座布団平での野宿で、少し悪化したのではないか、と。


 宿舎の朝、すがすがしいのは確かなのですが、寝足りない。第一、のどが痛いのが気がかり。


 これが、明るいときの、「ぱる」という宿泊施設。ちょっとはしゃいで、川の自然堤防まで上がってみました。


 今日は一日中大通公園で、我が職場のアピール、というか、展示でした。人工オレンジジュース、コンビニおにぎりの油、安かろう悪かろうの格安米。
 しかし、特別サミットに向けてのイベントとして組まれていたところでやったわけでもなかったので、人はまばらでした。時折大通りをけたたましい音を立てて、左右変な集団がうろうろしているくらいです。


 ある右翼の集団のデモ行進では、警官の数に参加者の数が負けていて、如何に道理のないことをやっているのか、露呈していました。
 警察に向かって、
 「共産ナンタラを射殺せよ」
 って、アホか。
 本当に、そんな阿呆はどうでもいいので、無視して、ネタ程度に写真を撮ってからは、やることをやるだけでした。


 通りすがりの外国人。バングラデシュから来たそうです。
 通訳の人を通して、実験開始です。
 僕は喉が痛くて、気力も体力も半減していましたが、ここでやらねばバケキチも廃る。
 人工オレンジジュースなら、バングラデシュ人でも解ると思うので、それだけをやったと思います。
 当たり前ですが、通訳の人が専門用語(化学物質名)などを知っているはずもないので、補えるのは、僕だけです。痛い喉をからして、citric acid(クエン酸)
 人工オレンジジュースの感想は、「もっと大々的にやるべきだ」でした。
 そして、「Don’t get shy!」でした。


 どこかで聞いたことのあるトランペット。松平さんのトランペットでした。
 かっこよかったですね。堂々としている、というか、前を向いているというか。


 終わり近い頃、また外国人の見学者です。
 お次は、Come from France。
 I didn’t get shy?
 今度は、通訳の人の力も借りて、オレンジジュースとコンビニおにぎりの話をやりました。オレンジジュースは好評でした。おにぎりは意外だといわれました。
 実はこの直前に、通訳の人たちを実験台にして、果汁20%のジュースから、4%のオレンジジュースを作る実験もやっていました。これでも、オレンジジュースになるのです。僕もさすがにこれは無理だろうと思っていたので、意外でした。


 あとは、展示物の説明、通りすがりの子連れ家族へのオレンジジュース披露、後かたづけ…。
 楽しかった、といえば楽しかった。人と話ができることのすばらしさはよく解ったし、言語圏の違う人と話をするというのもまた、スリリングでした。
 でも、なんだか、引っかかるものがある。


 「ぱる」に帰ってから、夕食です。僕が選んだものはもっと少なめだったので貧相でした。揚げ物がとにかく多い、多忙食、脂肪食。


 通訳の人が言っておりました。
 「体当たりですよ。」
 …僕も、結局そういうことだと思いました。英語が話せないとか、タイ語がわからないとか、そういう問題ではない。積極的に関わろうとするかどうか、です。
 よく考えてもみれば、日本人にだって話しかけられないのなら、英語圏の人でもスペイン語圏の人でも中国語圏の人でも同じ。バングラデシュ人にしてもフランス人にしても、喉をいがらっぽくさせながらでも話ができたのは、話そうという気概を持っていたからであることを半ば証明しました。
 通訳の人たち、とにかくよう喋る。あの体力と気力、それが国際交流の源泉なのだろうと思う。僕に足りないのは、英語力でも化学の知識でもなく、その体力と「気力」なのだろうと思う。

 夕食の時、ふと色恋話になりました。
 あ、なるほど、これも「体当たり」なのですね。

天気:晴れ(北海道石狩支庁札幌市・空知支庁空知郡北村)

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