三股山荘へ小旅行
一泊2900円の、経営を心配したくなるほど安いホテルに泊まってしまい、680円の朝食を食べています。メニュー的には至ってノーマルです。浦佐（新潟県）駅前のホテルOの朝食に比べたらずっとよかったというか、全然悪くない。
…まあ、何となくまだ新しいぬか床のようなホテルだなあとは思いますが。
さて、今日は癒やしの東大雪へ向かいます。ふうたろう御用達（何）の三股山荘に行くのです。別に山に登るわけではありません。天気は悪い予報だｓｈ…
ん？（・ε・；）
ヌオッ（ﾟ皿ﾟ；）
そ、空がっーー（口ぱくぱく
オホーツク海で渦を巻いている低気圧には、雲の切れ目があるみたいです。ちょうど、留萌から上川、空知あたりがその切れ目の通り道のようで、憎たらしいほど晴れまくっています。
ああニセイカウシュッペ山がきれいだなあ（ヴォー読み
層雲峡に着いたらそこそこ曇っていました。っていうか、三国峠付近は雪が降っていますが（じと目
1日1本の三国峠経由の都市間バスが、12時45分頃に十勝三股に到着。そのバス停の真ん前に三股山荘があります。ただ、山荘と言っても宿泊施設ではありません。カフェ、というカテゴリーに近い。そして、携帯の電波はまったくありません。秘境です。
特に行動してもいないくせにふうたろうはハラが減っています。とりあえず、ソーセージセットと…
バタートーストと…
ピザトーストを注文。イナヅマ食いします。
ふうたろうが来たときはちょうど昼時であることもあって、ほぼ満席状態でした。国道沿いで、競争相手がいない上に、誰を商売の対象にしているのか理解しているので（生協と違って）、来る客は来る。常連客も着いているし、ふうたろうみたいな寄生動物もいるし（何
ふうたろう、ここに来るのは3回目です。みんながいなくなった14時過ぎくらいから、落ち着いて話ができました。
ちょっと外に出て散歩です。なお、帰りは必ず15時57分の旭川行きに乗らなければなりません。往復1本。
唐突ですが、ふうたろうはなぜ今のスタイルの登山をしているのか。一昨日の夜、フモンナイ岳の山腹でテントを張りながら池内了さんの「科学の限界」を読んでいて思ったのです。
池内さんは、科学がどんどん専門的に、大がかりに、金がかかるように、なっている、ということ（ニュアンスです）を述べていました。それを「等身大の科学」にして、市民が参加できるようにしようと。機械がないとできない構造解析やら各種分析のようなものじゃなく、観察を通して、手足を動かせば誰でもできるものを、と。
もちろん、今までの科学を否定することもありませんが、自分のそばに常に科学がある、という意識は、そういうものでこそ多くの人に持ってもらえるかも知れません。
ふうたろうも、「世界7大陸無酸素単独登頂」とか、もっと身近では難しい技術を使っての岩や氷の壁を登るだとか、なぜかやりたいと思いません。しかし、山をやるにはどこかそういうものを目指さないと一流ではないような、「科学」の世界と何となく似たような雰囲気を感じています。常に成長し続けなければならないというか。それを池内さんは、ある場合には「マンモス化した科学」と述べていましたが。
ふうたろうは、体力さえあれば行けるところしか選んでいない、と、自分では思っています。ザイルを使って登下降し、パーティーを組んで雪洞を掘ったりテントを張ったりするような、自分一人ではどうにもならない（ソロでザイル担いで登る人もいるみたいだが）ものは、性に合いません。一人でできないことは、基本的にはできないのと同じだと思っている節があるのです。「世界7大陸無酸素単独登頂」を目指している栗城史多（のぶかず）という人も、企業や支持者からお金を集め、登山中もいろいろな人の支援を受けています。それはつまり、できない人の方が圧倒的多数というわけです。
ふうたろうの場合、できる人が多数である方がいい。ただ、やろうとする人は少数の方がいい（←こら
ふうたろうは、一般市民（労働の無法状態を解放することが前提だが）で、体力と登りたい気持ちがあればできる登山の範囲で、いちばんエキサイティングなものを選んでいるような気がします。
さあ、旭川に戻ろう…。
上川駅前で下りて、電車で帰ることにしました。長万部駅で3日間の全道フリーパスを買ってしまったので、それを使えば400円安くなる…が？！
とりあえずこの金魚の模型は気味が悪いので撤去することをおすすめします。
で、上川から電車に乗ったのですが、高校生だか中学生だかが大騒ぎ。まあ、それはいいのですが、問題はそのときに取ったふうたろうの態度で、苛立ちをぶつけちゃったなあ…。当然、逆効果です。自己嫌悪です（ため息
旭川に戻ってから、昨日は雨で外に出る気がしなかったため、今日まとめてコインランドリーで洗濯。本（『新しいウイルス入門』講談社ブルーバックス、武村政春著）を読んでいると、乾燥が終わるまで1時間半くらいがあっという間でした。が、心には重いものがヅドンと…
夜、今回の合宿初めて、胃ムカムカ症候群が出てきました。ストレス性なんですかね。自業自得といえばそうですが。
明日はアポイ岳に向かいましょう。少しでも山に登りたい。
天気：くもり時々晴れ、山間部では一時雪（北海道上川支庁旭川市・上川郡上川町・十勝支庁河東郡上士幌町）
覚え書き：ユウパリコザクラの会水尾さんに連絡