日高アルプス(日高神威岳・中札内美術館:北海道十勝支庁)
一夜(?)明けた朝(夜)。あまり眠れませんでした。夜中、腹が減ったので、ぜんざいを食い、再び寝ました。
夜中はそこそこ晴れていたのに、4時前に起きたら曇っていました。
でも、太陽は出たり入ったり。雲がそのたびに赤色に染まる姿は、なかなかおもしろかったりします。
太陽は、北東から昇ってきます。この太陽の昇る位置が、日長に影響します。つまり、毎朝、3時台に起こされるのです。
雲の動きは速い。赤毛の雲を撮りたければ、常にシャッター準備しておかねばっ!
ふうたろう旅日記初のα米登場。エビピラフ。なかなか、美味かったッスよ。
風でテントが膨らむ。
いやあ、それにしても、太陽がまぶしいぜ。
ちょっと、ジャンクションピークまで散歩しにいこう。今日はゆっくり下山すればいいから、この辺りでマッタリしておけばいい。
エサオマントッタベツ岳へ続く縦走路。いつか歩きたいコースですね。きっと、秋に来るともの凄く紅葉がきれいだと思います。
見るもの見たし、下山しますか。最後、気を抜かないようにしましょう。
一昨日はろくに見えなかった、エサオマントッタベツ岳など。
完璧に冬山ですなあ。
去年、五竜岳から鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳を抜けようと考えたとき、恐れおののいていたのは、こういう風景でしたね(結局無理だった)。でも、今回、来てしまいましたよ。あとは荷物を持って歩けるかどうか、でしょうか。
邪悪に曇っていた一昨日とはうってかわって、梢に光る太陽が美しい。
猛スピードで下山できます。下りは早い早い。
山ガイドをしているというおっちゃんと、その奥さんと思われるおばちゃんに追いつきました。おっちゃんは山ガイドでいろいろな人と関わっているからか、人当たりってものをよく知ってらっしゃるが、おばちゃんの方は、余計なことを言う人だなあ、と思いながら話を聞いていました。おばちゃんがダンナの自慢をしてどうすんねん。
しかし、ダンナの話はとても為になりました。ピッケルの結わえ方とか、テントの紐の結び方とか、教えてくれました。どちらもすぐにマスターできる、素晴らしいものです。そして、ピッケルの持ち方も。まあ、こちらはアイゼンと同じで、高見を目指すなら、習わないとダメかもね。
登山口のところで、川の水を汲んでお約束の辛ラーメン。エキノコックスはゆで卵になっているので大丈夫。
ネコヤナギですな。
春を告げる 銀色の花だよ ネコヤナギ (笠木透)
一昨日の写真で、「この積雪量と水量を覚えておいてください」と書いておきました。
たった2日で、急激に雪解けが進み、このゲート付近は水浸しです。歩けば徒渉です。
地図に名前が載っているわけではありませんが、そのゲートのある場所が、「第6号砂防堰堤」です。北東尾根はこれよりもまだ奧、ということになります。
トッタベツ川の激流。
ふうたろうは、猛烈に暑くて、バテています。
荷物をバラして何をやっているかというと、ビッチョビチョにぬれた登山靴を脱いで、靴下も脱いで、普段の靴と靴下に履き替えようとしているのです。
びれい橋の袂(たもと)にて。
川面を眺めたりしながら、タクシー(先日乗ったのと同じタクシー屋さん)を待っています。
かくして、タクシーの運ちゃんに下界まで送ってもらったのですが、ただ中札内のバス停に戻るだけじゃ味気ないので、時間もあるし、寄り道します。
さて、ここは「中札内美術館バス停」。バス停にデカいザックとずぶぬれの登山靴を干して、六花亭の旅でもします。
びれい橋から9320円。
この枯れ枝はウソだと思うくらい、猛烈な暑さです。たぶん、木は枯れているんですよ。
六花亭の美術館なのですね。
ここは4年前、職場の研修の帰りに寄った覚えがあります。もっとも、タクシーの運ちゃんに言われるまで気が付かなかったので、偶然たどり着いた、というのが正確ですが。
ティッシュペーパーみたいに木の葉が散らかっていますが、風が強かったですからね。
人々がゴールデンウィークの夏を謳歌しています。
ふうたろうは、ただボケッとしています。美術館にはそれほど興味もないし、どこかでマッタリできればいいのですから。
でも、この暑さで、柏林という土産物屋(六花亭専門)で、3本もジュースを買ってしまいました。トータル4回も出入りして、店員さんにも顔を覚えられてしまったのでは?
こういう林の中に、美術館が点在しています。まあ、ふうたろうにはそういう芸術はてんで判らないのですが(-o -;)
六花亭という一企業が作った美術広場が、無料で入場できるのはそれでもありがたい。噂に聞いたことあるけど、ここは、いい企業ですよ。一度、この企業の沿革などを勉強してみたいものです。
花六花という、茅葺き屋根の施設ですが、団体しか受け付けられないそうで。まあ、芸術センス0のふうたろうにはもったいないか。
四つ葉のクローバのモニュメントですが、触るとマジで火傷します。
確か、4年前来たときはここに倚子みたいなのがあったと思う。経年劣化しちゃったから撤去されたのかな。
美術品ってのは、こうやって遊べるものでないと、ふうたろうみたいなのには判らないね。なんか、不思議な感じがするなあ。
かくして、マッタリし終わったふうたろうは、十勝バスにて、帯広まで戻るのでした。バスの中で、またふうたろうは両替マシーンになったりもしたのですが、とりあえず、無事着きました。
宿は2日の夜泊まったのと同じ、ホテルムサシ。夜ご飯は、近くのスーパーで買い出しましたが、エビチリがあまり美味くない上に量が多すぎてもたれるという罠。幌尻岳のご褒美としてはあまりおいしくないですなあ。
というわけで、めでたき#50日高幌尻岳、クリア。
天気:晴れ、夜は一時雨(北海道日高支庁新冠郡新冠町・十勝支庁帯広市・河西郡中札内村)