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前菜完食(石鎚山成就社コース:愛媛県)

2009年 12月 30日

 昨日の日記で、早速低気圧が接近していると書きました。その低気圧、既に居座り始めているようです。これは早く下山した方がいい。


 異常に気温が高く感じますが、足先は冷たい。何せ、食欲が無く、食べてませんから。記念撮影程度して、このまま下りましょう。


 昨日は全部が見えていた山々も、夜明を待たず、全部ガスの中に入ってしまいました。


 雪道とガスのセットは、あまり気分が良くありません。ま、一応あそこまで行けたんですから、及第点ではありますけども。


 今日の展望は、何度も言うけど、サッパリです。あまりシャッターが切れません。


 登ってきたときに付いていたトレースを忠実に辿りつつ下ります。


 登るとき思っていたんですが、この階段、凍っていて怖い。さすがに、アイゼン無しで下りたくありません。


 本当にガスに覆われて何も見えないのは上の方だけですが、やっぱり青空がないと、雪山は格がひとつ下がりますね。雰囲気はあるんですけども。


 時々、太陽が顔を出します。しかし空の大部分を覆う低い雲の上には、上層雲(絹雲など)があるようです。


 さて、下りましょう、長居は無用です。


 一時的に明るくはなりますが、騙されてはいけない。


 ここは夜明平付近。小雪がちらつき始めました。


 アイゼンで滑り止めを利かせているので、そこそこ速く下れ、あっという間に八丁坂の鞍部。夜明峠から1時間ほどです。


 しかし、その鞍部から成就社まで、行きで下った分、上らなければなりません。これがけっこう辛い。休憩所で一休みしつつ歩くと。
 何気に、石鎚山山頂が見えていますね。


 成就社の境内(集落)に着きました。昨日のあの抜けるような空は嘘のようです。


 朝飯を食っていないので、成就社の店で石鎚そばを注文しました。出てくるまで20分くらいかかりましたが、具だくさんでうまい。値段も700円と良心的。


 食い終わって外に出ると、大きな雲が石鎚山を取り囲んでいました。あの中はもう大荒れでしょうか。
 ふうたろうが石鎚そばを食っている最中に後に有名写真家と知った人が登っていきましたが、大丈夫でしょうか。これから1週間ほどとどまるらしいけど…??


 成就社でお賽銭代わりにおみくじをば。


 正しい行いをすれば大吉だそうです。


 風が強くなってきました。境内も薄曇り。


 成就社からはアイゼンを外して、ロープウェーまで歩きます。ゴールは近い。


 樹氷は跡形もなく消え去っています。そして、まだこの辺は、多少晴れ間もあるようです。


 見えてきましたロープウェー駅。はるか遠くに瓶ヶ森。昨日は全然見えませんでしたがね。


 石鎚山のピストンが終わりました。
 昨日出発前に少し話し込んでいたO西くんは、どうやらロープウェー下の方で係をやっているようです。


 登山靴をスリッパに履き替え、アウターウェア下を脱ぎ、ダウンインナーをしまい、すっかり下界姿になってロープウェーに乗り込みました。何せ、バスまで1時間半ほど時間がありましたもので。


 乗客はふうたろうともう一人居たか居なかったか・・・。
 下ではO西くんが係の仕事をやっていて、バスが来る12時まで、色々山の話をしていました。卒論も山に関することを研究するとか。


 12時のバスに間に合うように、二ノ鎖小屋前で立ち話をしていたおっちゃんが下りてきて、再び山話をしながらバスで伊予西条駅。これから東の方に戻るとか。
 ふうたろうは13時24分の電車までしばし待ちます。おっと、船の予約をせねば。


 何だこれは?


 磁石が埋め込まれていて、みかんがチューするようになっています。出たー!!ハイパーキノドクスーベニア!!


 さて、八幡浜の船は0時20分発。今からストレートに向かうと、19時過ぎには着いてしまうので、寄り道を繰り返さねば。18切符で行きましょう。


 今治(いまばり)に着きました。なんだか、すげー雨なんですが。何か買い物に出るにも、傘がないのですが。


 駅ビルに埋め込まれている食堂で天丼をば。それから、今治銘菓のポエム(母恵夢)と四国全体の銘菓一六タルトを土産にして郵送の手配をしておきました。


 雨の今治に用はないので、次なる地へ向かいましょう。とりあえず、オーソドックスなところで松山ですか。
 しかし、単線の予讃線、すれ違いが多くて、伊予北条駅では20分近い待ち時間。ビッグベンができてしまいました。


 松山駅には16時過ぎに着いたでしょうか。デカいザックを持って歩きたくなかったので、コインロッカーを使おうとするも、デカすぎて最大のロッカーにも入らない。案内所や「みどりの窓口」など、その旨を伝えて頼むも、ダメですね。阿波池田駅(徳島県)では預かってくれたんですけどね。
 結構な不親切にイラツキながら、コインロッカーにもう一度押し込んでみると、何とか入りました。


 さて、とりあえず道後温泉の方に行ってみましょう。


 ちょうど17時で、からくり時計が動くところです。…が、正直あまり興味がなかったり。観光客はワラワラと集まってはいるようですが。


 実はこの道後温泉(坊ちゃん温泉)、3度目。一度目は泥酔した、今は亡き親戚の叔父(厳密な意味での「叔父」ではない)と来ていて、2度目は2003年のお盆に家族と来ています。
 やっぱり、自分で来ないと、来た気がしませんねー。もっとも、着替えがないので入っていませんが。


 保守的な匂いがぷんぷんする商店街をウロウロしていたらなぜか熊本県の蜂蜜屋があり、山行中の飲料として蜂蜜ドリンクを買ってしまいました。自販機で変なもん買い続けるより、ずっとマシでしょう。まあ、6本(1本で2~3リットルは飲めるか)で5250円しましたが。


 そろそろ松山での時間つぶしも限界が来たので、20時頃、八幡浜に向かいます。…が、何で2時間後の時刻表が…??
 なんと!目的の電車はこのホームには止まらなかった!!


 鈍行列車に揺られて2時間強。八幡浜駅に着いたのですが、どうやって八幡浜港に行けばいいのか判らない上に、バスがない。タクシーに道案内兼送迎を願い出ました。なんか、距離が短かったせいか、イヤそうだったなあ。


 人気のない港の待合室で、1時間半待たねばなりません。天気が崩れなければもっと石鎚山で遊んでいても良かったのですね。


 雲の流れが速くなっています。マックラの八幡浜港の上空を、ちぎれ雲が南東方向へ。


 0時になって乗船開始。正直、せめて1時間早く乗船が始まれば楽だったものを、などと思うも、無い物ねだりというやつですか。乗船後、速攻、のび太寝しました。


 雪山相手だから仕方ないとはいうものの、ちょっとサバを読み過ぎか。半日くらい待ち時間があったような気がします。雪山も、夏とかに登っていればもう少し時間を合わせやすかったかも知れませんね。
 とりあえず、これから大分県の別府港に向かって航行します。そして、これからが本番です。大寒波はもう確実に来ますが、第2の標的、祖母山登山の運命や如何に。


天気:くもり時々晴れ、一時雨(愛媛県西条市・上浮穴郡面河村・今治市・松山市・八幡浜市)

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