北の大地で茨城を思い出す
グダグダ明けの旭川の朝。ここ1週間以上、朝早い起床になれてしまったので、夜たとえ3時とかまで寝付けなくても、目が覚めてしまうのですよ。
…まあ、おかげで5月4日付の日記をアップロードできたのですが。
そして、7時に朝食。食事の中身的には、まあまあでした。
8時39分美瑛行きの富良野線、駆け込み乗車かましてしまいました。これから、友人に会いに、美瑛まで行きます。
美瑛駅前。懐かしい友人Iさんに迎えに来てもらい、そのままドライブです。
えっと、ここ、なんだっけ。美瑛の有名な写真家の写真館でした。モチーフは北海道のものだけに限ってはいませんが、四季折々の風景写真が美しいです。ふうたろう好み。
そばの休憩所のおばちゃんたちが気さくで楽しかった。
次に行ったところは、十勝連峰の麓にある、水の名所。でも、北海道の生水は心配だなあ。飲んだけど。
少しだけ支援のお金が欲しいとのことですが、ボックスもないので右手に握った100円玉は財布に戻りました。
あまり落ち着かない雰囲気ですが、すぐに次の場所に向かってしまいました。
それがこの…なんだっけ。青い池です。古木が立っている幻想的な風景。
え?ここの水飲んだって?Uさんに飲まされた!?さすが塩と草を愛する方です(何
しかし、そういうすべての思いを打ち砕くものがありました。この広い伐採地、何。
オンネトーよりきれいだと言っていたIさん、「前よりもここ、広くなってる」と。伐採が進んでいるということですか。土産物でも建っていくのかな。2人そろってがっかりです。
さっきの古木の沈んだところをまた通って戻ります。見方が変わったよね…
そして、もっと戻ると、池の反対側から声がしています。なんか、ミズバショウとか生えている辺りから2人ほど、こちら側にいる人たちを呼んでいます。…なんでそんなところに…。
その2人がいたところに行ってみると、ちゃんと通じる道があって、溝が掘られ、水が誘導されていました。いったい、何なの、ここ!
まさか、この枯れた木々は、作られたもの、なのか?!全部だとは、もちろんないと思いたいけど。…ほんと、残念だね。
十勝連峰をじっくり外から見るのは、実は初めてです。登ったことしかないです。Iさんはありえないという面もちで笑っていましたが。
旭川市も見える?…Iさん、何かそういうことを言っていたような気がする。
さて、次はどこに行くか。Iさんは温泉が好きです。一応予定ではどこかの温泉に行くことにしていました。ゆっくり入れるということで、大雪~十勝縦走後、ふうたろうも入った凌雲閣(十勝岳温泉)に行きました。あのときと同じく、おとなしく大きな垂れ耳の犬が、寝転がりながら歓迎。そして、まずは腹が減ったので腹ごしらえ。食堂では更にアカミミガメたちもが歓迎。
そば、ですが、まあ、こんなもんですかな、味は。本当はもっとちゃんとしたもん食いたかったけど。
このあと、2時間も露天風呂に浸かって、マッタリ話をしていました。いや、マッタリではないか。仕事のこととか、活動のこととか、身の上話が多かったな。取手にいた頃、よく会議の帰りとか話していたときのことを思い出しますわ…。
さて、もう15時過ぎた。Iさんは明日は仕事だって。でも、もう少し付き合ってくれるようです。次に来たのは、六花亭カンパーナとかいうところ。
六花亭って、市民に開かれた施設を作りますよね。前も書いたけど、この六花亭の理念はなかなか興味深いです。従業員、少なくともHPを見る限りではとても大事にしています。もちろんそれだけがこう思う理由ではありませんが、持続可能な経営をしているなと感じます。従業員が満足できる労働環境を与えて、長く健康的に努めてもらうことこそ、その企業はうまくいくのだと。「お客様本意」だけでは、本当は片手どころか、結局両手が使えない。それは、雪印が、トヨタが、JRが、証明しているのかなと思う。
Iさんとは、そういうことも含めて、話ができますね。何年ぶりですか…。
ふうたろうの宿はこの期に及んでまだ決まっていませんでしたが、とりあえず富良野市の西側にあるスキー場近くの、『望峰(もね)』というところで何とか泊まれることになりました。朝食付きで4500円。
しかし、16時チェックインしても時間がありすぎるので、チェックインは少し後ということにして、さっきまで六花亭にいたのです。そして、再び六花亭から帰ってきても、18時過ぎくらいまで語っていたかな…。あの取手市の井野団地の前で、真夜中にやっていたように。懐かしいなあ。
…あのころに帰りたい、そう思っても帰れないので、北海道とかで農業やりたいなあ…とかね。
チェックインして、夜飯に出かけます。平日金曜日の夜。富良野の夜。そして北海道滞在最後の夜。人っ子ひとりいやしない。なんて静かなんだろう。
ここ、長野県の伊那谷を思い出します。東西を山に挟まれて、真ん中に川が流れていて。でも、天竜川は谷沿いだけど、空知川は旭川の方に流れているわけではありません。
…伊那、か。
部屋はテーブル一個の寂しいものです。テーブルが一個だから寂しいというより、ふうたろうの気持の問題ですね。そう、もう明日で北海道の旅が終わるんですもの。この、ロマンチックだった旅が。
茨城の友人と北海道で、何食わぬ顔して語り合うというのは、何とも不思議な感じがします。十勝岳温泉で語り合っているときは、なんだか、北海道にいるのがウソみたいな感じさえしました。いや、ウソというより、空気みたいな感じか。…本当に、北海道を空気のように感じたいな。
天気:くもり時々雨(北海道後上川支庁上川郡美瑛町・富良野市)