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ほんとうに最後

2010年 5月 8日

 朝。5日付の日記を昨日の内に書いておこうと思ったけど、とても疲れた上に胃もたれが厳しかったので、今朝6時頃、パチパチと書いていました。7時から30分ほど食事し、8時過ぎまで宿で借りてきた新聞Aを読んでいたら、結局日記の書き終わりは9時を回りました。
 新聞には、徳之島の住民2万6千人の中で、25800筆の基地受け入れ反対の署名が集まったということが書いてあり、何気に感動を覚えました。昨日、Iさんと色んな話したので、活動に対する感性が少しだけ回復したのかも知れません。


 バスまで時間があるので、少し散歩がてら、歩いてみようと思います。伊那にもある“滑走路”を下って。
 それにしても、曇り空、悲しいな。


 空知川は濁流です。雪解け水で増水しているのでしょう。


 富良野から札幌までの高速バスに乗って、12時半頃、札幌に着きました。しかし、札幌の人混みと雑踏と言ったら…。
 あまりにも疲れて、さっさと苫小牧に行ってしまうことにしました。それでも、昼飯食ったりして2時間もよく潰したよ。都会キライ。


 で、苫小牧駅。ここで結局時間つぶしをすることになるのですが、札幌の180万人口に比べたら苫小牧のそれは10分の1くらいじゃなかったか。歩きやすいし人目も気にしなくていいし(何
 モンベルと本屋に寄って、物色と立ち読みをしていました。本屋では樹木図鑑を買いました。これから使う機会が増えることでしょう。


 苫小牧港。
 なんで、船ってこんなに寂しいんだろう。船旅は大好きだけど、海も大好きだけど、ふうたろうにとって、船ほどひとりぼっちの感覚が強い乗り物はないです。


 あれは名古屋行きの船。ふうたろうは、ラウンジの使える『さんふらわあふらの』がいいです。


 曇っていて、樽前山も夕日も見えないや。晴れていたら、樽前山の向こうに夕日が沈んで、それはそれでまたもの悲しさがあるんだけど、美しいのですよ。今日の曇り空、最後の別れもちゃんと言えないような、そんな寂しさです…


 コンテナ埠頭の苫小牧港。ふうたろうの実家がある南港も、そうなんですよね。まあ、家からコンテナ埠頭が見えるわけじゃないんだけど。色んな障壁があるから。


 反対側にはコンビナートが見えます。


 実は、苫小牧では、あまり天気に恵まれません。今年は苫小牧で天気に恵まれませんが。


 ふうたろうは船の上にいるんだよ。
 そういわないと、船に乗っていると実感できる写真がほとんどないから。そう思えるのがこの救命浮き輪ってのも何だけど。


 一人きりの船旅。しかも、旅の終わりだから、余計しんみりしちゃうなあ。


 タラップ。まだ北海道と繋がっているけど、あと30分もしたら、出航です。


 苫小牧駅方面が、小さく見えます。煙突も細いなあ。


 暗い海。白波も黒い。…さようなら、北海道。


 黒い空に黒い煙を吹く船。


 そして、出航して、ふうたろうはさっさと風呂に入りました。明日の朝、じっくりたまった日記を書くために。まずいカップラーメンを食べつつ。いや、この頃、本当にインスタント面が猛烈にまずく感じます。どうしよう、山の食事のレパートリーが減るじゃないか。


 最後の日、ちょっと最後にしては切ない日だったね。時間的に中途半端で、あまり活動らしい活動はできなかった。船で移動するというのはそういうことなのかも知れないけど。本当は、樽前山とか、札幌近郊の山とか、歩きたかったんだけどなあ。天気に恵まれないから、どうしようもないね。
 5月の北海道、もうやめようか。日本百名山をクリアしたら、夏や秋に各地の山々を自由に歩くこともできる。でも、今年中に90は達成できるだろうから(事故や天気の呪いがなければ)、来年は夏北海道を実現できるかも知れないね。
 でも、5月の北海道は、もう何年も続けてきたから、ふうたろうにとっては一種の年間行事みたいなものなのですよ。無くすのは、やっぱり寂しいなあ。


天気:くもり時々雨(北海道上川支庁富良野市・石狩支庁札幌市・胆振支庁苫小牧市、海上や移動中は含まない)

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