笈ヶ岳は2時間にしてならず(笈ヶ岳縦走(南下)コース:石川県)
朝起きても、雨がテントをバラバラと叩いていたので、これぞとばかりに寝続けました。しかし、7時半とかになってくるといいかげん寝るのもしんどくなるので、やっぱり起きます。
外は、徐々に天気が回復しているように見えます。この辺り一帯は暗いけど、南の方の空、というか、ふうたろうのいる山域以外は明るいように見えます(滅
とりあえず、天気が落ち着くまでFFⅢをやり続けていました。天気の回復は一進一退。天気図が手に入らないので、今の天気の状況が殆ど判らない。昨日の雷雨は低気圧の寒冷前線の通過なのか、寒気が入っていただけなのか、判らないですし…。
11時半頃、雨が落ち着いたので出発します。テントを片づけて。
やっと、ずっと見ているだけだった景色を移動することになります。
白山の方は晴れている…?いつも間の悪いふうたろうですがな…。
ところで、笈ヶ岳の手前に2個ほどピークがあります。実はこのピークは非常に厄介で、猛烈な急坂と猛烈なヤブであります。雪も崩れかかっていて、その上を歩くのは怖いので、迂回します。とてもしんどいゾーンです。
大笠山方面を見返しますと、ガスっている様子は全くなく、ばっちりの展望です。
しかし、ふうたろうが笈ヶ岳に近づいてくると、昨日の雷雨でさえまったくガスらなかった周りに、ガスがっ!!
しかも、ウルトラデラックスハイパーヤヴこぎゾーンとか、滅入りますから。
そして、笈ヶ岳の二つ手前のピークに到達。ガスってますね、若干。
小雨がぱらついているので、いや、霧雨が降っているので、柳津で買った粟羊羹でもかじりながら、しばし待ちます。
とりあえず、次のピークまでの雪斜面も大変登りにくい状況です。ウルトラヤヴこぎゾーンですから。
しかし、強い雨雲が接近してきて、それ以来再び連続した雨が(爆滅
というわけで、この手前のピークの木陰にテントを張りました。水がそろそろ少なくなってきたので、残雪を掘って水作り。でも、できた液体はトビムシか何かの抜け殻のようなものがマリンスノーのように上下していました。
飲み水として飲みたくはないので、基本的に調理向きです。雑炊を作りましょう。
雑炊の素だけでなく、お茶漬けの素も入れて、贅沢なつもりになりましょう。ま、それでなくても、キチン・キトサン入り高級水(トビムシ由来)で作っていますからね(何
という訳で、今日はたった2時間弱歩いて終了です。事実上停滞、ということですが、晴れれば笈ヶ岳に直行できます。案外良いところで止まったと思えなくもないかも知れません。
戦いは長いので、休息の良い機会だと思って、じっくり休みましょう。
夜は雨がやんで、星が見え始めました。明日こそ天気の回復を期待して。
天気:くもり時々雨で強風を伴い強く降る、夜は時々晴れ(富山県東砺波郡上平村・石川県石川郡吉野谷村)
大笠山から笈ヶ岳往復は、結構聞くので歩きやすいのかなと思っていましたが、そうでもなさそうですね。やはり、ジライ谷から往復にしようかな・・・。
笈ヶ岳から大笠山へ向かう最低の鞍部までがおそらく地獄を見ることになると思います。あそこは急坂の上に、雪が剥げていたりすると非常に苦労しますから。中宮温泉方面からの往復が無難です。