12月のガチ雨登山(下蒜山中蒜山犬挟峠縦走コース:岡山県)
「お疲れさまでした。岡山駅到着です。」
バスのアナウンスが聞こえたので目を覚ましました。
「おや、もう8時か。」
時計の針を見ると、6と7の間に短い針も長い針もあります。
というわけで、時間がありまくりだったので、7時からオープンしたメシ屋でメシ。来たくはなかったけど、全国チェーンのやよい軒。
ところで、ふうたろう、困ったことに昨日の夜新宿駅の地下階段で左足首をくじきました。くじいた瞬間、悶絶するほどの痛みが襲いましたが、すぐにそれは引いたので安心してましたが、今朝起きてみたら、歩くのが不安になるほど痛いではありませんか。
登山靴は足首もガードしてくれるので若干痛みを緩和してくれます。登山口は3時間以上後ですが、履いておきましょう。
中鉄バスに2時間、岡山県真庭市のコミュニティバスまにわくん(ハートマーク)に1時間揺られて、悩んだあげく、結局下蒜山の登山口に向かう場所へ降り立ちました。バス停は、花園バス停が一番近いかな。
しかし、霧雨がパラパラと、何となく気持ちも萎えそうなところで、橋の欄干に座って昨日の夜買っていたおにぎりを3個食べました。
人家が無くなってきました。そろそろ、下蒜山(しもひるぜん)登山口となる、犬挟峠(いぬばさりとうげ)です。
とは言っても、ふうたろうが歩いていくわけなので、そんなに速くはありませんけどね。
さっきの登山口のところにあずまやがあって、そこでしばらく雨宿りを兼ねながら休んでいました。霧雨~小雨がバラバラ降っていますからね…
そして、いざ登山開始となると、このように暗い樹林帯。雪でも積もっていればいいんだけど、この世はそんなに甘くない。
いきなり急登のご挨拶があったところで、「下蒜山まで1時間40分」の看板あり。これで尾根に出ます。
が、急登の挨拶も、慇懃無礼(いんぎんぶれい)を重ねています(滅
しかし、天気図を見ても、この天気の流れを見ても、晴れるという予想はできませんので。
下蒜山山頂到着、…しても喜びがまったくないという罠。通過儀式ですな…。
霧の向こうに樹林なんかが薄く見えていれば、これはこれで幻想的だけど、雨降ってるからねえ…(ため息
しかし、周りは一気に暗くなってきましたね…
この後、雨がザンザン降りになって、ふうたろうはカメラを100リットルザックの中にしまいました。
フングリ乢(たわ)という鞍部からの中蒜山への急登は雨でずるむけです。最悪の極みです。
やっと中蒜山避難小屋に着くも、もちろん外は雨が降っているので、小屋の全景を撮ろうなんて思えず。
言うまでもないことですが、人なんていませんから。
小屋の中に暖炉があったので、残っていた木で火をおこしてみました。
…が、着火剤なるものが、床下に落ちていたペットボトルくらいしかなかった上に、湿気で不完全燃焼っぽくなり、小屋の中が煙いの何の。しかも、木の量も少ないので、暖まる前に火が消えるという罠。換気しただけで部屋は最初よりも温度が下がったんじゃないのかと(滅
小屋からの展望はとてもいい。雨さえ降っておらず、ガスもかかっていなければ南面の展望は最高のはず。今はちょうど雨が止んで、展望が利いているけど…。
しかし、雨レーダーを見ると、次々と寒気による雨雲が山を舐め回しに来ているので、小便に出るのさえ大変。ビッグベンは、トイレがないのでできるだけ我慢ですな…
夜飯は、初めてのクリームタイプパスタ。2~3人分のレトルトなので、多いんですけど。
というわけで、雨の出発となりました。雨だということは予報では判っていたのですが、本当に霙にすらならず、ガチの雨だとは…(滅
明日も、天気予報が悪転してくもりや雨っぽいのだと。こりゃ、今回の山は亡くなったかもしれない。
でも、思い返せば、くじいた足はそんなに痛まなかったな…。
天気:くもり時々雨、強風を伴い強く降る(岡山県岡山市・真庭郡八束村・鳥取県東伯郡関金町、バスの移動中を含まない)