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今日も登山だシャドウが長い(何)(真昼岳【六郷~千畑~赤倉登山道コース】:秋田県)

2014年 11月 8日

 初めて利用した、江ノ電バスと羽後交通とのコラボ(?)のレイク&ポート号(夜行バス)が、秋田県仙北郡六郷町(現・美郷町)の高速バス乗り場に着きました。
 ヌオッ(゚皿゚;)
 何か、市場のおっちゃんふたりがこっち見てるし、何じゃここは!?
 とりあえず、秋田県内陸部の放射冷却はパネェので、屋根付きのバス停建物(避難小屋よりひどい)の中に避難して、昨晩浜松町駅のファミマで買っておいたおにぎりと惣菜パンを食い散らかします。おにぎりはいろんな大人の事情でしょうか、β化していませんでしたが、チョリソーが挟まった惣菜パンは、パン生地が若干βな上に、チョリソーが粗挽き脂肪塊ネチョネチョ状態で、ひたむきにマズいものになっていました。
 というわけで、元気のなくなる朝の始まり。


 さて、とりあえず靴を履きましょうか。まずは動き始めないと。


 六郷から、8時15分まで待てば千畑町中心(千畑小学校?)まで行く路線バスに乗ることができます。でも、1時間以上待つので、歩いたほうが早いのではないかと思い出発しました。


 ところで、六郷バス停付近が、ふうたろう手持ちの地図から切れています。ものの見事に場所が判りません。道がアヤシすぎます。
 ん?(・ε・*)


 何じゃこの見覚えのあるロゴは(笑
 →日南工業株式会社
 秋田県の地方醤油メーカーのようです。ホームページ(トップ)が「物産展」なのはかなり気になりますけど(アドレスで、kikkonan/index.htmlとなっている)。
 このページに行くと、商品の紹介があまりなくて、2~3回別のページに飛ばされた挙句、商品内容や原材料などもよく判らないというちょっとザンネンな結果になりました(滅
 いつぞやの、北陸ローヤルボトリングのページの凄さとは次元が違います。


 ま、いつまでも地方企業ページネタで引っ張ってもしょうがないので進みます。スマホの地図で、手持ちの地図の中に入るまでごまかします。


 今朝のふうたろうは、イライラしているようです。あの先週の赤旗まつりあたりからのイライラがたまっているようです。そのイライラ感が、今後要所要所で出てくることになります。


 まっ平らな道を歩き続けます。ひょっとしたら、バスを待ったほうが早かったのではないかと思い始めていますが、ここでバスに乗ったら今まで歩いた道が無駄になりますからね‥(何


 今日の山行は、南日本を襲っている土休日指定低気圧を避けて秋田県まで来て執り行うものですが、秋田県も雲多いですな。


 この後、この雲の状態がどうなるのかよくわかりませんが、幸先よろしくありません。


 水路のような小川を渡ります。地図で見ると、「丸子川」という川のようです。


 丸子川を渡ってすぐ、車がヴンヴン通るのにうんざりし、脇道にそれました。まあ、ここも道の細さの割にはそこそこ交通量の多い道路でしたけどね‥(じと目


 光と影の作品。でも、楽しみきれない。イライラする。


 雲がちぎれてきました。回復する?


 おや?皮肉にも、ふうたろうが取った道は、バス通りそのまんまのようですな。そして、このバス停の近くで休んでいたところを、バスが通過していきました。やっぱり待っていたほうが早かったか。


 この、鬱空の彼方に、実は鳥海山が見えています。


 おそらく、この小森というバス停が、真昼岳の公共交通限界地だと思われます。ここまでバスで来ているだけでも、30分~1時間の短縮にはなったかな。


 ところで、さっきからトイレに行きたくてしょうがなくなったので、そのバス停のそばにある、「坂本東嶽邸」でトイレを借りました。入場料を払わないとダメな場所だったので、いちおう断りを入れましたが、トイレだけなら構わないと言っていただけたので、お言葉に甘えます。


 トイレから出てきた後、管理人のおっちゃんと少し立ち話をして、再出発。
 イライラが発動しているので、心の底から楽しめないのが、これまたイライラする。人間の可能性を信じられないで、ふうたろうの旅や生き方に、意味なんてほとんど見いだせないのだから。


 進路を東に取り、一丈木公園(一丈木ため池)方面に向かいます。


 一丈木公園。時刻すでに9時44分。出発から3時間近く経っています。バスを待っていたら、これが9時過ぎくらいにここにいる計算になりますかね?


 せっかくなので、溜池の方も見ていきますか。


 何か、水量が減っていてアングルがビミョーですな。


 この辺り、紅葉はほぼ終わりかけだけど、まだ見られる、ような気がする。


 真正面のあれ、真昼岳でしょうか。


 先に進みます。ほとんどが田んぼの千畑町ですが、大根畑もちょくちょく見られます。


 ‥まだ、オール電化の宣伝なんかしてるのか?電力足りないとかそれでどの口が‥(落胆


 ふうたろう、イライラの行軍が続きます。登山口はまだ先です。がんばらねば‥


 千畑町のはずれまで来ました。もっとも、千畑町も今は「美郷町」という名前になっていますがね。小泉合併の成果です(落胆


 車道がダートになりました。街から外れ、いよいよ山にさしかかります。


 千畑町は、確か、大学院時代の後輩の出身地だったと記憶しています。だから、その人のことを思い出しながら歩こうかと思っていたのですが、まったくそれどころじゃありませんね。情けない。


 この砂利道の先にX字状の交差点があるはず。


 真っすぐ行っても右に曲がっても真昼岳の登山口になりますが、真っすぐ行けば峠道からの縦走路、右から行けば、下から登るオーソドックスな登山道。ふうたろうは車道歩きにはうんざりしているので、右回りします。


 砂利道の先に登山道が続いているのでしょうか。


 もう、登頂した気分ですけど(疲


 真木真昼県立自然公園の看板。そして、鳥居が。


 鳥居潜ってもまだ車道が続くのね‥


 (゚Q゚;)ぐはぁ
 登山口にすらまだ至らないふうたろう。


 やっと、出発点に立ったふうたろう。下山した気分ですね(ヴォー読み


 秋田県の分県登山ガイドにもあるように、基本的にはマイカーで来るべきところなのでしょうね、秋田県の山は。でも、ふうたろうは、マイカーで来たことなんて一度もないのですよ。まあ、和賀岳攻略の時は、角館駅から白岩岳特攻時に、道消滅で、山菜採りしているおっちゃんに棺桶ごと登山口近くまで運んでいただいたことはあるけど。


 登山口に水場。飲めるよね?これグビグビ(^ε^)


 やっと登山道に入りました。景色が、ふつうの山になりました。


 登山道、最初は沢沿い、というか、沢の上を登ってゆく感じです。渡渉とか沢登りとか、そういう感じのものではありません。


 この辺り、ガレの下を伏流しているようですが、別の水脈もあるようですね。この穴の奥はどうなっているんだろう。


 水の流れがなくなると、斜面を登るようになります。


 冬ハゲの樹林帯。もうすぐこの辺りも雪に塗れることでしょうから。


 ところで、地図の破線と実際の道がまるっきり違います。ふうたろうはその程度のカモフラージュじゃだまくらかされることはないけどね。


 こういう景色を見ていると、まるで西上州(群馬県西部)の冬山にでも来たような気分になります。


 真昼岳山頂まで2km、だそうです。ふうん(棒


 前から一人おっちゃん(?)が来ます。青森県からここまで登りに来たそうで、すこしばかり話をしました。マイカーでの登山の限界を感じているそうですので、それは、ふうたろうのような鬼畜登山を是非(黒笑


 これが紅葉か新緑なら見事としか言いようがないのでしょうけど、そういう時の週末は必ず雨が降るんですよね(足蹴


 立派なブナ林(棒読み


 樹の幹に名前を彫っているものが。今どき、こんなダサすぎることする人はもういないでしょう(黒笑


 代わり映えしない景色ばっかり続きます。退屈ですね‥


 ところで、下界より少しは気分落ち着きましたかね?まだ、それとも煩悩の湧く余地がありますか。


 初の眺望。でも、鬱空に下界のモヤときた。


 左手に見えているそのピークの左側(南側)を巻いて歩いてきました。そこもすでに地図とは道が違います。


 この、樹林下のちょっとした広場はテン場にもなりそうですな。


 同じような風景ばっかで、もし見ている人がいたらすみません。


 ここから枝尾根にそって、真昼山地主稜線まで一気に進みます。


 右の丸い山が真昼岳です。ま、登山口に着いたら、怪我にさえ気をつければ、なんてことないんですよ(真顔


 崩落地からの風景。いや、冬ハゲで殺風景ですな、正直‥。秋田県なら、燃えるような紅葉か、眩い新緑か、輝く雪景色くらい見せてほしいな、と思うのは間違ってますかね?


 まあ、ふうたろうにとって、山とは歩くところであって、無条件に愛すべき場所なので、いいんですけどね‥


 樹林が笹原主体に変わってくると、横手盆地を一望できるようになります。


 ま、そういうことは、せめて主稜線にまで至ってから言えってね‥(じと目


 というわけで、主稜線。六郷~登山口まではともかく、コースそのものはよちよちコースでしたな。110リットルザックはそれでもきついけど。


 真昼岳の上空はちょっと厚めの雲がかかることもあり、暗くなることが多いです。


 でも、東京含めて、南日本が土休日指定低気圧によって全滅していることを思えば、全然マシですよね(じと目歯ぎしりヴォー読み


 日が差せば一面の笹原も淡く光るのです。これ以上望むものがあろうかっ!


 真昼岳までの坂は、それそのものが展望台です。東京タワーのエレベータ登ってんのとはワケが違うんですよ、ワケが。


 そろそろ登り切る頃ですかね。


 このような絹雲や絹層雲などの薄雲が現れた時は、独特の光学現象を見ることがあるのですが、今回はないですね。いわゆる太陽の暈でさえも。


 山頂には小屋がある。
 さっきの青森県のおっちゃんが教えてくれました。風も強いので、今夜はここでお世話になろうかなと。
 ところで、女神山への縦走路の指導標が見当たらないんですけど(真顔


 とりあえず、兎平までの指導標はあった。兎平より先、女神山までの道は、あくまでも未知ってことね(棒読み
 っていうか、善知鳥(うとう)ってどこのことだよ‥(じと目


 登山口から3時間7分、六郷から7時間37分、真昼岳登頂(真顔


 ひとまず、お世話になります、新しい神様!


 あの、引っかき傷のような笹原の中の道が、兎平より先、どこまで続いているか、ですね‥この期に及んでウボァー(゚Д゚)は嫌ですね‥


 真昼岳山頂からの風景はとにかく条件的には素晴らしいのですが、この鬱空がねぇ‥(ため息


 ところで、この真昼岳の避難小屋ですが、二重扉の内側の戸が、半自動ドアになっています。開けても勝手に閉まります。閉まると部屋はウスグラいじゃ済みません。なので、小屋内にあった、なにかエキタイが入っていて重みのある一斗缶を置きます。


 ん?(・ε・*)
 何?
 ピレスロイド様?!
 何だ、このネーミングは‥


 成分を見ると、エトフェンプロックス、IPTE、シプロコナゾール、と書いてあります。おそらく、ピレスロイドとは、エトフェンプロックスのことを言っているのかな?通常の合成ピレスロイドと違って、シクロプロパン環がない物質のようです。フェンバレレートに近い物質、かな?だから、「ピレスロイドなのかと。
 って、どうでもいいですね(滅
 っていうか、ここに放置して、缶が錆びて小屋の中に撒き散らされる、ということがないように気をつけたほうがいいですな。


 下界から見えていた鳥海山ですが、ここから見えないはずが無いですよねー。ただ鬱空スペシャルで(Θ_Θ)どよーんしているだけなんですよねー(じと目


 どうでもいいけど、供え物入れの中に生モノ突っ込んでいくのやめなさい。あとついでに、途中にある地蔵とかに、回収の見込みの無い重金属製の硬貨を置いていくのもやめてほしい。ニッケルやら銅やらで汚染するでしょうが。


 夕焼けは期待薄いですな。思ったよりも薄雲が厚い。


 小屋の中でうだうだしていたら、外が赤くなったように見えたので飛び出してみたら、この程度でした。
 まあ、水晶小屋(北アルプス)で見たような100兆ドルの夕焼けは、そんな簡単には見られませんねえ‥


 残存体力的にはまだまだ進めそうでしたが、今日は早々と終了にして、明日頑張ろうと思います。数少ない安眠の場ですものね‥(涙目
 明日は女神山まで縦走、白糸の滝を通って岩手県の県道1号のバス通まで出て帰ります。雨が何時から降り始めるかが勝負どころですが、7月13日の乗鞍岳みたいに急襲されたら、今回は逃げ場がないので詰みますねぇ‥


天気:晴れ時々くもり(秋田県仙北郡六郷町・千畑町・岩手県和賀郡沢内村)

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