今日も下山だシャドウが長い(滅)(女神山っぽい【真昼岳縦走~白糸の滝~湯本温泉コース】:岩手県)
‥なんと!夜通し胃腸の具合が悪く、まったく山の夜を楽しめませんでした。胃だけでなく腸も変だったので、何かにあたったのでしょうか。午前中は問題なかったので、可能性としては、登山口で飲んだ水か?それとも、バスの中でなにかもらったか?
理由はよく判りませんが、一晩(滅)でした。
さて、雲の多い朝ですが、昨日の鬱空に比べると、空気が澄んでいるように見えます。おそらく、光の乱反射がないだけだと思いますが。
そういえば、昨日付の日記には書きませんでしたが、ここからは和賀岳や秋田駒ヶ岳も見えます。和賀岳に至っては、角館から延々歩いた尾根がほぼ全部見えます。錫杖の森のデコっているところとかも。
すっかり遅くなってしまいましたが、6時半過ぎとなった今、出発です。
見えているのは鳥海山だけかと思ったら、月山もまた、見えていたのですね。‥でも、この写真ではよくわからないか。
女神山までの縦走路が見えます。縦走路というか、尾根だけだけど。一部噂によると、ヤヴがはびこっているとかいうのですが、どうなのでしょうね。ルートファインディングどころか道が消滅してウボァー(゚Д゚)だった袈裟丸山みたいなところじゃなきゃいいんだけど。
岩手県側の登山道には「~合目」の標があります。でも、よくよく考えたらいつの間にかなくなっていたような希ガス。
真昼岳の山頂の南に一つピークがあってから、いよいよ兎平方面への大下りが始まるのですが、この下り坂が猛烈な急坂です。右手は崖になっている場所もあるので、注意。
ヌオッ(゚皿゚;)
‥ハラが痛い(滅滅滅
そのへんでNGSするしかない。
もちろん、紙は持って帰ります。
とりあえず兎平へ向かいましょう。その先、ウボァー(゚Д゚)だったらコース変更するか、特攻するか、改めて決めましょう。
‥くもりの冬ハゲ景色。大阪の正月みたい(真顔歯ぎしりヴォー読み
黒い真昼岳。でもふうたろうは山に対しては悪食なのでこれでいいんです(棒読み
ここが兎平ということは、この5合目の基準は、この左方向のマイカー専用登山道にあわせているのでしょうな。
‥っていうか、女神山もたぶんマイカー専用だと思うが(真顔
冬ハゲ女神山。残り物には福があるというが、さすがに南日本の土休日指定低気圧に追い出されて、消去法的に選んできたここに福は‥(涙
ここ、ちょっと傾いているけど、テントくらいなら張れそう。きっと星空も綺麗だ。ま、真昼岳山頂の小屋で十二分だけど。
目で見た時はそうでもないのですが、写真で見ると、マジでザンネン。
兎平から女神山への縦走路、どうやら道もはっきりしているようで、ウボァー(゚Д゚)は杞憂だったようですね。
女神山の、秋田県側の展望所。鳥海山がより近く大きく見えます。
女神山山頂。三角点がなぜか2個あります。秋田県側から登ってきたというふたり組の男性たちがそばにいます。
山頂からの岩手県側の展望は、いかにも切り開きました感バリバリ。
さて、30分くらい楽しんだので、下山しますか。下山口からが勝負のようなものなので(じと目
花巻から来たというご夫婦に出会いました。誰もいないかと思っていたらしいですが、すでに3人います。あとふたりは少なくともこの後に確認しますので、すでに7人。冬ハゲにしては上出来じゃないですか(棒読み
はい、すみません、口悪いです。でも、愛しています(黒はあと
っていうか、ふうたろうの行き先だけいつも矢印がないのはなんでやねん。
下っていけば、どこかで紅葉の見頃の場所くらいあるかなと思っているのですが、無いようですね。
56歳というおっちゃんが一人、登ってきました。ふうたろうが六郷から真昼岳を回って歩いてきて、さらにこれから湯本温泉(フラグ)まで歩くことを述べると、「それが本当の旅ってもんだよ」と。ふうたろうもそう思います。そう思えなきゃ、こんなことやらないでしょうね。
女神山までの縦走路にヤヴがなかったので、気分的にも時間的にも余裕が出来ました。マッタリと下っていきましょう。倒木や落ち葉や腐ったきのこなどを愛でながら。
降る滝やブナ見平経由の登山道と合流しました。登って来る時は、この小さな指導標を見逃したら、知らぬ間に降る滝まで行ってそうです。
沢が美しいです。願わくば、光と緑がほしい。女神山山頂付近では一時的に晴れはしたけども。
以上、ネタということで、下山続行(真顔歯ぎしりヴォー読み
っていうか、胃がむかむかする(滅
今度は白糸の滝に降りる道があったので、ネタにならないことを祈ってザックをもう一度置きます。
そばまで近寄れます。飛沫が少しかかるけど、虎穴に入らずんば虎児を得ず、ってやつです。
滝は、シャッタースピードを変えて撮るといい。シャッタースピードを早めれば早めるほど躍動感のあるものになります。
シャッタースピードを遅くすると手ブレするので、三脚が要るようになります。ふうたろうの手ブレ限界は本気で頑張って20分の1秒程度、かな‥
解像度が高いので、このブログに上げる程度の画質なら、維持できる、というレベルですが。
遅くすればしたで、これもまた滝の流れている様子がわかるものになります。
何やら、白糸の滝の向こうにももう一本あるようなので行ってみますか。
ここでもシャッタースピードを変えて撮ってみますか。
こちらスピード速い方。
そして、遅い方。
それぞれに違う感じが出て、いい。人の目は、その2つを都合よく見て、楽しんでいるのです。素晴らしいですな。
というわけで、さっきの瓦礫の詰まった変な滝の汚名は返上できましたよね?
滝を楽しんだら、下山を急ごう。これからが長い戦いになりますからな‥
ここはシッカリ観光地ですな。季節外しているっぽいので、人出は少ないけど。
女神山や名瀑群の案内板。駐車場と白糸の滝のダイレクトコースは、見かけなかった気がするな‥
ふうたろうを手ぐすね引いて待っているように思えますが、嫌な予感しかしないので行きません。
この辺り、谷が深い。今は新緑も紅葉もない冬ハゲゾーンですが、新緑の時期の、天気の良い日に歩けたら、残雪とさわやかな風とのコラボで最高なんだろうな、なんて、ないものねだりしておきます。
道はダートです。マイカーで行けば速いし楽、と言いたいところですが、いざ運転してここに来てみれば、大変なのかもしれませんね。落石とかあったら立ち往生だろうし。
ここに、せめて雪か葉っぱのどちらか、いや、そんな贅沢は言わないので、陽の光があるだけでだいぶ違うんだろうけどなあ(じと目
空を覆っている雲が、朝方の絹層雲から厚めの高層雲になりました。雨が降り出すのは夜から、という予報ではありますが、今までの経験上、そういうのはアテになりませんしね‥
沢(下前川)がせき止められたような感じのところが出てきました。ここ、葉っぱがまだ残っていますね。まあ、葉っぱだけは(真顔
地図を見ても、実際地形を見ても、砂防というのはサルでも判るので、堰堤の上にでも座って休憩ということにしましょう。この奥にはもちろん入りません。
ここでチョコパイ一つとドライサラミ一本をガジガジします。そして、胸をムカつかせます(滅
盛岡~湯田の県道(1号)バス通りまで、まだまだあります。短く見積もって5km。
まっすぐ行ってもいいけど、ヤヴにまみれてオワるのがオチです。地図見てもお先真っ暗です。
日が当たれば、この川面も、枯れ葉の森も、もっと深みが出るんだけどなあ‥
道路が広くなりました。(岩手)県道12号線。ここで、女神山下山時に出会った、花巻から来たというご夫婦(東京都出身だとか)が通りかかって、「乗ってかない?」と。
‥ありがたいことです。でも、余裕があるときは歩く。これはふうたろうの山行の鉄則ですから。ここで頼って、お話をする、というのもまた、旅の醍醐味であり、ふうたろうらしい旅でもあるのですけども。
恐縮なくらい深々とお辞儀されて、お別れしました。どこかの山でお会いできるでしょうか。岩手県の山ならば?
で、すぐそこの標識に、「白糸の滝→6km」と書いてあります。やはり、県道12号の出合から6kmでしたな。さっきのご夫婦と女神山で出会った時に、林道6kmという話をしていたので、そんなに短いはずはない、と思っていたのです。
というわけで、ふうたろうの徒歩はまだまだ続く(真顔
中山間地の田んぼ。
今年の米価が平均8000円台くらい(生産費が16000円位だと聞く)であることを考えると、この風景はあと何年見られるか。
いや、風景どころか、地方経済が崩壊し、集落がなくなり、山を支えていた里や道が消えることにもなる。いや、それ以上に、米は食料だがどうする?
円安で輸入品が高騰する。諸外国が経済成長し、穀物輸入国になって値段が高騰する。それらの情勢も合わせると、かなり危険な気がします。米余り、なんて言っている場合かと。食糧危機になったら、山どころじゃない。
でも、ふうたろうの本音を言えば、どういう道を歩むのかを決めるのは、結局国民ですから。もし、食糧危機、経済危機がこのまま進行すれば、それは国民の選んだこと、としか言えないのかもしれません。「俺は選んでいない、俺は悪くない」は、通用しない‥
だから、効果なんて期待できなくても、発言くらいはしとかないと、ね?結果はあとからついてくるかもしれないし。
‥疲れました。ムカムカします。ちょっと田んぼのそばの道路の端で休みます。
でも、この空の色はやばいですね。降雨は時間の問題かと。ただ、雨レーダーを確認すると、なんとか雨雲域を避けてはいる模様。
もうすぐ14時。やはり、徒歩と公共交通のみで真昼山地攻略は、厳しい。
今、県道1号に至る前の、河岸段丘を越えようとしているところです。ちょっと上り坂なんですよね‥
ここ、しばらく休耕していた感じの田んぼっぽい。デカい木の切り株みたいなのが転がっていましたから。
段丘の少しのアップダウンも、できればしたくない。それでもあと少しと思えばこそ‥
とにかく、どこの景色を見ても、今日の天気がひたむきにザンネンだとしか言いようがありませんね。
そして、待望の県道1号出合。こういう出合にはバス停があるというのが定番です。
いつ雨が降ってくるかも判らず、ただ棒が立っているだけのバス停なんかで2時間待てるか。
というわけで、湯本温泉目指して歩を進める事になりました。
あるいは、反対側(貝沢方面)に戻れば温泉とかあったりしないかと、こちらは数分しないうちにバスが来たので、岩手県交通のバスの運ちゃんに聞いたら、ないことが判明してあぼ~んしました。
そして、ちょうど此処から先、湯本温泉方面は手持ちの地図から外れています。あの青い看板とか頼りにするしかない、遭難フラグです。
これ、トンネルかと思ったらスノーシェッドでした。ちゃんと歩道と車道が分離されている親切設計。
スノーシェッドのところには突然老人ホームの入口が現れました。辺鄙なところに建っているのをちょくちょく見かけます。養護学校とか老人ホームとか、公害施設のような扱いですよね。建設されようとすると、反対運動が起こるそうだから。養護学校はともかく、特別養護老人ホームのようなところには、誰もが入る可能性を持っているはずなのに、ね‥
屋久島を舞台にした映画、「学校Ⅱ」だったかな、家出をした少年が出会った、小便を寝ている間に漏らしてしまった爺ちゃんが、自分の寝小便に恥を感じながら、少年に「漏らしてしまった」と語っているシーンがあった。特養ホームに入る人たちのレベルをふうたろうは理解していないが、多かれ少なかれ、プライドだってあるだろうに、最初から公害物質扱いとは恐れ入りますわ。
もっとも、そういう差別意識は、ふうたろうの中にも、あるだろうと思います。それが今は表に出てこないだけの話であって。覚えがありますからね‥
とりあえず、もっと光をくれ。
‥傾いている写真が多いですね。それに気が付かないほど、疲れているんでしょうね。あるいは、落ち着いて写真を撮れていないのでしょう。
この10年ほどの間に、岩手県の小沢一郎は、いくつ党を移動したんだろう、と思わせるポスターですね。自自公連立政権時代には与党にいたこともありましたが、あれはもっと古いか。
どこまで歩けばいいんだろう。2時間待たなくても良いバス便(ほっとゆだ駅行き)があればいいんだけど。
あんなところに、岩手県交通のバスターミナルがあるぞ!あそこに行けばバス便がいっぱいあるはず(フラグ
でも、湯本「温泉」という割には温泉がないという件について。
あのアーチを潜ったらいきなりパチンコ屋が現れた件について。
ここは閉まっています(滅
我慢ならずに住人らしきおっちゃんに聞いてみたら‥
休憩室に置かれてあった木製の看板。外に出して見せればいいのに、と思ったけど、製作者の希望で風雨にさらさないでほしいとのことです。
よく出来ているのに、もったいない。せめて、屋内にスペースを作って飾ってほしい。
公衆浴場・丑の湯は、件のパチンコ屋の裏でした。300円で入れる素晴らしい温泉なのに、パチンコ屋の裏とかどんな罰ゲームだと。
帰り、新幹線で帰ることにしました。妙に体がほてって、熱っぽい。嫌な予感しかしない。でも、夜には治まった、か?
長い戦いでした。車道27~28kmの戦いでした。せめて、晴天の下歩ければ、ねえ?
それよりも、今回の苦難は山頂の小屋での具合悪化でしたね。煩悩もそれなりにきつかったし。コースを変えて、この近所の山に、青天と新緑と残雪とを楽しみに来たいものです。
天気:くもりのち一時雨、朝のうち時々晴れ(秋田県仙北郡千畑町・岩手県和賀郡沢内村・和賀郡湯田町、JR北上線など)