夕張のゲストハウス?
そんなに遅く寝た覚えはないのに、目覚めは居候しているユウパリコザクラの会の事務所にお迎えの人が来た時でした。ふうたろう、ショックな寝坊!
慌てて飯を食って、片付けて、準備して、出発です。何とか、出発までには間に合いました。
今日は夕張岳ヒュッテまで行きます。
大事なことなのでもう一度言います。
夕張岳ヒュッテまで行きます。
念のため、遊びに行くわけではありません。「遊ぶ」という定義がよくわからないけども、完全に自分のためだけに行くのではありません。
去年も同時期にやった、春山パトロールです。最近は殆ど無いそうですが、スノーモービルで高山植物帯まで立ち入るようなことが過去にあったそうです。それを確認しに行くわけです。他にも、雪山の状況を調べたりもするようです。
真新しい看板が何か立っていますが、コレは何だろう‥?
‥と思ったら、小屋建設などのために入山した人が、大変な目にあった場所だそうです。
ふうたろうは、この会に関わって、初めて縁の下の力持ちが山の世界にいることを、ほんの少しですが、体感したわけです。
しかし、ふうたろう、その縁の下の力持ちにどの程度なれるのか、ビミョーですね。
会の活動は小屋の建設だけではありません。対外的な交渉(政治的交渉など)もしなければならない時もあるのですが、ふうたろうの今の状況からして、そんな裏表ありまくりの世界に入り込んだら、下血どころか腸が千切れます。
ふうたろうほど、腹黒い政治屋の世界と相容れない存在はないんじゃないかな。正直な返事をしてくれる自然の方が、ずっといい。しかし、その自然を守るために、腹黒い政治屋の世界に飛び込む人たちが、目の前にいるわけです。ふうたろうは、その腹黒い世界の縁に立って、右往左往しているのです。
森の向こうに、ほんの少し、前岳が見えます。
みんな、スキーを履いたり何だったりで、ふうたろうよりずっと先に進んでいます。もちろん、ふうたろうはそんなことは微塵も苦痛ではないので、いいのですが。
ちょっと斜面の雪を踏み抜きながら登って行くと、前岳の稜線が見渡せました。今日、登りたかったですね‥
しかし、ふうたろうは仕事を休んで何をしているんだと、誰かに怒鳴られているような気がしてなりません。
一方、潰瘍性大腸炎は思えば下血が止まっているわけですから、劇的に改善したと思います。機能性胃腸症は長期的視野で見ないと判りませんが、プリンペランの服用が10日止まっています。
休んで旅をしているみたいですが、これが東京の家でゴロゴロしていればそれ以上の回復を見せるかといえば、それはないと断言できます。ふうたろうの体調が、旅先、登山中において基本的にいいのは、実証済みです。
ただ、一生旅と登山だけやるわけにはいかないので、この休みの間に、東京にいる間の精神的苦痛を軽減したり、東京から離脱したりする方法を考えるわけです。
まずは、ふうたろう自身、何がストレスの原因になっているか、見つけ出すことですかね?
はい、到着です。ヒュッテまではスノーモービルを使えます。許可を取らないと、もちろんできませんけどね。
山も人も一期一会のふうたろうが、この夕張岳に来るのはこれで何度目でしょうか。そろそろカウントが難しくなってきました。
しかし、夕張岳でこれほど天気の良い所を見るのは実に久しぶりというか、初めてです(滅
しかし、今日は夕張岳ヒュッテまで行きます。
ふうたろう、人の集まりの中の軋轢に強い不安を覚えている割に、なぜこの会の集まりには居るのでしょうか。
たぶん、ここではうまくやっているのでしょう。何がそうさせているのか、判りません。何がうまくやれているのかもよく判りません。深入りしていないからかもしれません。
たしかに、ここで中心的に活動している人たちを見ていると、生きがいというか、楽しんでやっているように見えます。苦しいことを含めて、それ以上の何かを得ているように見えます。
いつか、ふうたろうはここで言われたことがあります。
「誰かに言われるのではなく、自分から動くのがいい」
‥まるで、職場とは真逆の事言われますよね?
そして、夜、機能性胃腸症にプチ苦しみながら聞いていた話では、
「これ、仕事じゃできないよね」
‥でした。
ふうたろうは、山はもちろん仕事じゃない。農薬の分析は仕事。じゃあ、山でコシアブラを採ってきて放射能分析して赤旗まつりとかで公開することは‥
もう、気が狂いそうですよね。考えすぎるだけ胃腸に悪そうですね。
でも、そのあたりに今回の療養の意味は隠れていそうな気がします。
ふうたろうのストレスの要因は3つ考えられます。
①仕事
②体調
③生活環境
①は、今の職場で問題ないはず。②はループしているので難しい。③が曲者で、あの東京という場所はいかんともしがたいきつさがあります。
あとひとつ付け加えるとしたら、
④人間関係
家に帰ったら、ずっと一人。一週間の殆どを職場以外の人と話することもなく、ましてや違う種類の人と話すこともない。旅先と日常で違うとすれば、③と④。
‥まあ、こんなことをわざわざこんな日に書くことはないのかもしれませんが、気がつく時というのは、こういう比較するものがあるときでないと、なかなか、ね。
ふうたろうは、旅に出ているだけでは、確かに元気にはなりません。そこで出会いや対話がある時こそ本当に、元気になって帰ってくるのです。
UC:2
FD:2一時3
天気:晴れ(北海道夕張市)