凍える吹雪と暖炉の火

2015年 3月 22日

 今朝、久しく見なかった悪夢を見ました。周囲からいじめを受ける夢です。しかし、いつもと違うのは、庇ってくれる人がいたことです。
 もちろん、ろくでもない夢であることに変わりはないので、目覚めは最悪です。できれば寝直したいくらいです。


 それでも、山も集団行動も、強制スクロール。
 大事なことなのでもう一度言います。
 山も、強制スクロールです。


 そういえば、天気も強制スクロールですよね。こればかりはいつも苛立ってるけど(じと目


 昨日はあれほど良かった天気ですが、今日は低気圧が近づいているので雪が既に降り始めています。雨男純度が高いです。


 いや、正確には、雪男ですかね(白笑


 6時を少し回って、出発となりました。


 ふうたろう以外は6人スキー、1人スノーシューです。ふうたろうはワカンです。まあ、後で見れば判るけど。


 今日は夏道は通りません。雪の上を辿って行きます。いつものふうたろうのコースに近いですね。まあ、ノーマルふうたろうなら、金出して(略地図をガン見しながら、人気のないところで好きなように闇テンのすゝめし、足場のあるところを最短距離でゴリゴリと進んでいくのですが。


 でもそこは集団行動、自重しろ(笑


 それでも、ふうたろう、この会では比較的安心しているのか、単独に近い気楽さがあるようです。なかなか撮れませんよ、人と一緒にいるときに写真なんか。


 それにしても、みんな冬装備しているなあ(棒読み
 ふうたろうはまず、毛糸の帽子とか、してませんから。そして、オーバーパンツも穿いていません(`・ω・´)キリッ


 ふうたろうは雪の子吹雪の子(何


 リーダーのFさん、そして後ろにきれいに隊列をなす皆さん。


 ところどころ、雪まくりがあります。でも、雪崩っぽいのは起こっていません。


 スキー組、急坂になってきて、雪質も固めなので、いきなりきつそうです。ふうたろうはワカンで、ラクラクです。
 まあ、本当は楽ではないのですけどね。一人で歩いていたら、休まずにどんどん飛ばしてしまうので、もっとキツいのですけどね。


 谷筋は雪がフカフカでふうたろうのワカンでは不利なので‥


 尾根に離脱。遅れまくるよりはいいでしょ‥


 でも、スキー組もきつかったのでしょうか、尾根の固雪の上に移動開始しています。K辺さんがターンできなくて怖がってますけど、大丈夫ですか?


 雪の表面がバリっと割れて、板状に剥がれました。Fさんに尋ねると、どうやらこの割れて剥がれた部分が弱層ということらしいです。この上に雪が乗っかって、弱層から上が滑り落ちる雪崩が、表層雪崩です。食らったら死にますね、この板だけでもかなり痛そうですもの。


 ‥実に幻想的な風景ですね(棒


 このへん、ほとんど弱層です。この上に雪が降り積もって、重みが増せば危険です。


 皆さん、スキーで登るのがきつくなって、板を外して登っていたのですね‥


 しかし、出発時からずっと思っていたけど、この旗は何処で使うんだろう。


 こういう割れ方するってことは、下が空洞に近いってこと、だよね?


 地図とコンパスないと、こんなところは歩けません。まあ、コンパス見るのはちょっとサボり気味だけど。


 Fさんはこの辺の道はよく知っているのかな。


 昨日は日が照って本当に暖かかったけど、今日は吹雪ですから、気温の割にはずいぶん寒い。実際に気温の方も低いようですけどね。


 谷や尾根が大小入り組んでいる地形です。間違ったらキツいので、ルートには気を配りましょう。ここまで来て現在地判らないとか、自殺行為ですからね‥


 なんと、皆さんGPS装備ですか!ふうたろう的にはそれをチートと呼ぶのですが、電波が届いて電池が切れない限りは、絶対的な力を持ちますよね。


 ヌオッ(゚皿゚;)
 雪の板を踏み抜いて、30センチほど潜ります。はっきり言って、キツいです。


 そして、弱層。


 隊列をなして歩いているみんな。しかし、装備が違う以上、同じ所を歩くのは難しい。


 まあ、はぐれなければ、許容範囲かな、と。


 しかし、スキー組はこの急坂つらそうですな。


 直登するふうたろうと違って、ジグザグに、雪崩を恐れながらあの斜面を登ってきて‥
 ふうたろうは雪崩でどうなるか解ったものじゃないので、オープンゲレンデを何度も通りすぎるようなことは、とても出来やしません。


 ほい、望岳台の岩場が見えてきましたね。


 まあ、いつものようにヴォー岳台ですけどね(じと目


 みんな、望岳台の下で風をしのぎながら休んでいるようです。ま、この展望じゃヴォー岳台の上に登ってもしょうがないもんね(真顔


 この、岩などに風があたってできる雪のくぼみのことをウィンドスクープと言ったかな、そこでみんな休んでいます。言うまでもないことですが、Fさん(リーダー)は、ここで引き返すと言いました。言うまでもないことですが、ふうたろうもこの上に登る気はまったくありません(ヴォー読み


 あの晴天が懐かしい(じと目歯ぎしりヴォー読み


 さて、置いてけぼりタイムが始まります。スキー組のラッシュ!


 ふうたろうがこんなところを滑ったら、簡単にタヒんでしまいます。


 下りはほぼバラけて行動です。
 ふうたろうは読図もできるのでもう迷わないわ(黒はあと


 ガスの下に出ました。展望がやや良いですな。


 上りの堅雪で苦戦していたK辺さんが軽やかに滑っています。
 わ、わかんでゆっくり景色見ながらのほうが楽しいんだからねっ(震え声


 で、ふうたろうはついに一人になった(真顔


 実は、他のみんなは後ろの方で遅れているみたいです。いや、遅れているのではなく、遊んでいるのかもしれないけど。


 で、集団登山、どうでしたかね?
 ふうたろう、一発目はやはり単独行を譲れない。でも、そのあとは人とともに行くのでいいと思います。
 自由時間を、もう少し単独行から集団行動に割り振っていいかと思います。問題は、その集団行動の時に躁状態になることがあること、ですけどね‥余計なことを喋ってしまうのです。


 帰りは分かれて。ふうたろうとKMさんふたりがヒュッテで待機。1時間40分ほどですか。ユウパリコザクラの会の成り立ちやその当時の話を聞きました。
 夕張岳に夕張市と国土計画(西武観光)、だったかな、スキー場を作ろうとしていたのです。今日登ってきたところに。市議会も動かない(全会派)ので、政府や道などの機関にまで出向いて止めたそうです。


 それが25~26年前。バブルの時代ですから、政治の変化を待っていても、止まることはなかったでしょう。残念ながら、KMさんの言っていた、「(共産党が)日本を変えることはできない」との思いは、理解せざるを得ない。気の長い闘いをしている暇もなかったわけですから。挨拶より円札、です。結果を見せろということです。


 日本共産党が本当にこういう諸団体にも受け入れられるようになるには、政権(民主連合政府)を取れるくらいの力量を持たないと、話にならないということでしょう。少なくとも、付き合いで赤旗を取ってもらって喜んでいる間は、ダメかなと思います。


 だからといって、共産党の存在が無意味とは思いません。この党に磨きをかけるのは、数十年、数百年レベルの作業でしょうから。未来永劫、腹黒い政治屋に日本や世界を任せる(人任せ民主主義)わけにはいきませんから。


 今夜も金曜日の夜に引き続き、会の事務所に泊めてもらうことにしました。そこに向かう途中、KMさんに「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地だった場所に寄ってもらいました。
 ‥こうして、人から話を聞けるのは、実は宝なのだなと、毎回思いますが、すぐにその思いは萎れます。この思いを維持するには、継続的な水やりが必要なのですね。


 このロケ地、入場料を取るシステムのようですが、その入場口のゲートが閉まってやがります。だから、そこまでいつもどおりのふうたろう形式じゃなくていいと言ってるだろうとどれだけ‥( ゚д゚ )クワッ!!


 事務所に荷物を置いたら、メシに出かけるのと、明日の朝の食材を買うのと、ひとつ取りこぼしているIngressのPortalを取りに行くのと、やっていきます。
 夕張市はPortalが少ない。石炭産業がアメリカとの関係における国策で衰退させられた(石油に変わってしまったためだと聞く)こと、スキー場に見られるようなリゾート開発に踊らされたこと、などのために、破綻して以降、人口が減っているそうです。この都市がいち地方都市として復活してほしいという思いと一緒に、石炭産業を一部の大企業に任せたような、大型公共事業に頼るような、人任せ民主主義から抜けだした形で復活してほしい、という願いがあります。
 だから、ふうたろうなら、住んでいる板橋区のことをもっと学ばないといけませんね。


 こうして、ふうたろうがやっていること、やっていないこと、考えていること、いないこと、色んなものが混沌としながら、一日が終わります。
 それにしても、こんなにじっくり自分を思い返す作業、しばらくやっていなかったなあと思います。心に考える体力が残っていないと、いくら時間があっても、無理なのですね。


 ふうたろうにとっては、本来なら毎日が猛省の日々です。それをほったらかしていた結果、今のこのザマです。胃腸の具合を悪くして、心を荒ませて。人や社会・自然とのつながりは、どれを断っても生きられないのですよ。そのつながりを断たない生き方を、選ばなければなりません。
 UC:0
 FD:1時々2


天気:くもり時々雪、昼過ぎから晴れ(北海道夕張市)

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