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急変(チセヌプリ【ニセコ連山縦走コース】:北海道後志支庁)

2017年 5月 1日

 夜中、一旦空は晴れていたように思います。しかし、朝になってこのとおり、ダダ曇り(`皿´)


 昨日の威圧感のある雲とは違いますが、絶望的なくらい曇り続けそうな雲です。


 じっとしていても埒が明かないので出発することにしました。幸い風は治まっているのですが、事もあろうに雨が降ってきやがりました(じと目歯ぎしりヴォー読み


 さらに、コンパスの動きがトロくて信用出来ず、進む方向をガチで間違えました(幌別岳に登ろうとしていた)。コンパスはちゃんとしたものを買いましょう、という教訓ですな(白目


 さて、目国内岳もだいぶ登ってきたところですが、ここで雨が雪に変わりました。気温下がってきましたかね?寒気入ってきましたかね?やっぱり今日は(も)\(^O^)/オワタなんですかね(じと目


 下界なら300m弱はそれほど遠くないのですが、荷物がデカい上に雪道ガスヤヴゾーンでは遥か彼方です(何


 ‥だそうです。ガスってるけど(じと目


 とりあえず、キャプります。


 CFも張ります。


 ここで1600も出るというのが驚きです。その辺の田舎町よりよほど高いMU密度ですよ、たぶん。


 目国内岳。チョーガスってるけど。


 このあたりで動いているのはふうたろうくらいっぽいです。天気悪いもんね‥(じと目


 吹雪いています。そんな中沖縄県銘菓のちんすこうとか食べたり。ギャップは楽しむためにあると。


 ところで、なんか空が青いというか、明るい。


 そして、景色もなんか見える気がする。


 これはまさか来るか!?


 おっ!(*゚∀゚)


 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


 来ましたよ!量より質への転化が!!


 まさに、今までが嘘か夢のような天気です。これでこの先戦える‥(感涙


 あの、一番奥に見えているのがニセコアンヌプリでしょうか。


 嘘みたいな晴天にしばし感動。


 さて、この、前目国内岳をどうするか‥Portalも特にないし、ヤヴで行きづらそうだし、回避してもいいですけど。


 でもまあ、雪原辿れば登ることくらいできるでしょう。


 ‥と思ったら笹のウルトラデラックスハイパーヤヴこぎゾーンをつゆだくで味わうことになりました(滅滅滅


 どうしようもないので、無理やり雪原回避。


 ‥しようと思ったけど、何か山頂行けそうです。


 行けました(棒読み


 ‥さて行くか(そっ閉じ


 次は新見峠に下って白樺山へ登り返しです。


 ふうたろう、こういうところ歩いていると幸福感を強く覚えます。


 もちろん、安全が確保されていればこそ、ですね。


 新見峠を通る道路が見えてきました。まあ、アレは下界と言えば下界ですね。


 ちょうどよい下りの雪道。サクサク歩けます。


 新見峠のトイレ‥ですが、冬季閉鎖中のようです。ま、世間ではこういうのを冬季というのですね(すっとぼけ


 除雪はされています、開通まで準備段階というところでしょうか。


 北の共和町側からはどうやら既にアクセスできるようです。


 南の蘭越町側からはまだ無理っぽいです。


 峠からは再び白樺山へ登り返し。けっこう頑張らないと。


 急坂を登りきって樹林帯を抜けましたが、けっこうきつかったです。


 また怪しげな雲が出てきましたが、今朝や昨日のような精神的に重い天気にはならなそうな雰囲気です。


 そしてもうすぐ白樺山。ここはウェイポイントです。


 白樺山にレンジイン。


 低い雲がかかっています。


 さっきの新見峠から再び雲が多くなってきまして。


 無事、キャプチャ。一山ごとにIngress用のアカウントで報告。まあ、無事である報告みたいなものですかね。


 シャクナゲ岳が南東に見えます。細かいピークやら谷やら、どう攻略しますかね。


 バカ正直に、見える道通りに歩くのが何も考えなくていいのですが、多少楽をしたいというこすい心が、ね。


 で、結局その心が余計な仕事を増やしてめんどくさくなるという件について。


 とりあえず尾根伝いに。一面の雪景色。残雪とは言ってもいいものです。


 目国内岳や岩内岳方面を振り返って。意外とこの縦走コース、長いです。


 尾根伝いに正規登山道を無視して雪道を歩いていると、この時期はヤヴに突っ込まされることが多いです。そういうときは容赦なくぶーたれておきましょう(歯ぎしり


 でも、ヤヴの壁は薄かった。


 次はいよいよあのシャクナゲ岳の御本尊。一旦下らなければいけませんがね。


 先に登っている人が何人かいるようです。この斜面、捕まるものがないので、けっこう下り怖いだろうな。


 岩内岳と同じようにここも分岐になるところに荷物を置いて、ピークアタックします。こう見ると、けっこうハードさのハッタリ感が伝わってきます。


 坂は猛烈にきついので、荷物がなくてもそこそこかかります。でも、あと少し。


 うふふ。東も西も素晴らしいですぜ。


 ひとまずキャプチャ。UPCは稼げるし、ソジャーナも切らさなくていい。素晴らしい縦走コースです。


 シャクナゲ岳の山頂標がへし折られています。


 目国内岳方面はガスっています。またちょっと天気悪くなりつつある?


 ふうたろうの周りにいる登山者たちは、スキーやスノーシュー、ワカンなどでそれぞれ歩いてきています。どうやら、近くの宿から来ているらしいです。3時間ほどでここまで来たとか。


 では、シャクナゲ岳攻略ということで、荷物を回収して次。


 この次が非常にキツいのです。それはチセヌプリ。今回の山場のひとつと言ってもいいです。まあ、中ボスです。


 この数百メートルの距離は罠です。傾斜40度くらいはあるのではないかと思われる猛烈な雪の坂を直登します。高度にして250mくらいは上昇します。


 そして、気になるのは雪崩。木がなくなっている場所は雪崩がそれなりに頻繁に起こっている可能性があるので、できるだけ避けます。まあ、デブリがあるかどうかで判るんですけど‥でも、いちおう、ね。


 チセヌプリ山頂まで直線距離で160m程度。でも、その距離にどの程度意味があるのかは、この急坂の前ではわからない。


 そしてようやくチセヌプリの頂上近くまで来て、平らになりました。でも、風がかなり強くて、寒い。


 んでもって、このハイマツのウルトラデラックスハイパーヤヴこぎゾーンをどうしろと(じと目歯ぎしりヴォー読み


 さて、どないかして何とか山頂Portalにたどり着きましたが、初めての緑です。実は、Google+で若干交流のある人のオーナーです。まあ、まさか、こんな山の山頂とかガーぽ(Guardian Portal)なんてありえないでしょう。ふうたろうが思いもしないような、車がないと行けないような大変なところにあるに違いないですよ。


 いや、ヤヴの中をさまよっていたけど、実はそれは無駄でした。北側の雪原を回り込めば簡単な話でしてね(じと目


 山頂到着。強風が恐ろしく寒いです。


 うん、きっとGuardianじゃない(震え声


 目国内岳から吹き出すような雲。かっこよかったのでカメラを取り出してしまいましたが、太陽が邪魔でした。本当はもう少し右に振りたかったかな。


 チセヌプリまで来て、ようやく最後が見えてきました。ニトヌプリ、イワオヌプリ、そしてラスボスのニセコアンヌプリ。今日はどこまで進むか、というところですが、チセを下ってニトヌプリに再び登り返すのはちょっと厳しいかな‥


 チセヌプリはきっと、単独で登ってもいい山だと思います。スキー場に蝕まれているニセコアンヌプリよりもこちらのほうが日本300名山としてはふさわしいのではないかと思うのですが、あちらが300の理由は別にあるのでしょうね。


 この雪の急坂は非常に下るのが怖かった。途中に割れ目があったし、ヅドンするし‥
 今日はこの急坂を下りきって、少し平らになったところで終わりですね。


 さて、何とかチセヌプリを越えてテントが張れそうな雪面を見つけたのですが、テント設営の最中から猛烈な吐き気がしてきました。何が‥起こった?あまりにも辛くてテントで悶えるしかありませんでした。さっきまであれだけ空腹だったのに、夜飯を食べる気にもならず、しばらくしてそのまま寝ることに。その後、中途覚醒もなく気がついたら2時。山でこんなことはめったにない。幸い、吐き気だけは治まったので、まあ、それだけ寝られたのですがね‥
 でも、考えたら、水を飲むとゴクゴク入っていきます。これはかなり脱水気味なのではなかろうか。一時的に軽い尿毒症とかになってはいないか。‥実際のところ、よくわかりませんけどね。実を言うと、昨日、停滞を決めたときのテント設営でも同じような具合の悪さはありました。何でしょうね。
 ともかく、明日で縦走のフィニッシュを決めます。最後、もうひと踏ん張り。
 UC:2
 FD:1のち3


天気:晴れ時々くもり、朝のうち一時雨か雪(北海道岩内郡岩内町・共和町・磯谷郡蘭越町)

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