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初・初日の出(雲取山:東京都)

2007年 1月 1日

※記録:1月2日

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 凍結した長い夜が明けるのを、ほぼ徹夜状態で待ちました。山頂でテントを張っていたので(そこしか張るところはなかった)、不幸中の幸い、初日の出を見るのにはいい場所だったと思います。そして、何と、2007年、生まれて初めて見る初日の出でした。2000mの山で見る初・初日の出。贅沢です。

  1. いよいよ夜明けです。太陽はもうすぐそこまで。
  2. 初日の出を見る登山客たちが、雲取山の頂上に結集!
  3. 朝焼けが色濃くなってきました。
  4. ついに初・初日の出!凍結の夜明け・年明けです!!

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 夜が明けきると登山客は四散。それぞれのルートに向かいます。

  1. 雪に朝の日射しがうっすら。
  2. 富士山にも朝の日射しがうっすら。
  3. 満員御礼の避難小屋にも朝の日射しがうっすら。
  4. 周りの山にも朝の日射しがうっすら。

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 僕も出発。飛龍山と三条小屋の分岐までのルートです。

  1. 避難小屋から南東斜面。いきなりの急坂に、寝不足の身体が付いていきません。キツい下り。一瞬で足ガクガク。
  2. 南方の景色抜群。
  3. 獣道のような、尾根を避ける雑木林の道。北斜面は雪で凍っているようです。
  4. 木漏れ日が美しい。

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 飛龍山へ向かうルートです。白く輝く凍結路。飛龍山への東からの道は、ルートファインディング(リボンを見てそれに従って登る)が必要で急登ですが、距離が短いので、意外と楽です。入口は獣道のようで、クマザサが両脇を覆っています。水道局の看板もあります。

  1. アイゼンを履きます。後ろに4つの爪。氷や凍土に刺さって滑るのを防いでくれるありがたい代物です。つま先で氷に体重をかけると一気に滑るので注意!
  2. 続く雪道。冬山に来とるんやで~!
  3. どこに道があるの?
  4. 笹がよけい寒く感じます。

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 飛龍山から前飛龍までのルートです。急降下、木の根っこに気をつけましょう。

  1. 岩場。雪が凍ってなくて良かったっす。
  2. 前飛龍の岩場からは南と東の風景が抜群。
  3. 何で枯れたか、白く無残な針葉樹。
  4. サオラ峠分岐。サオラ、サオウラ、サヲラ、サヲウラ、活用形がたくさんあるようです。

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 前飛龍から熊倉岳を経由し、サオラ峠に向かうルートです。雑木林メインの美しいルートですが、ルートファインディングが必要なところもあります。

  1. 雪のこけ。和風ですねぇ…。
  2. 雪のこけ。こういうの好きです。
  3. もう少し格調高くてもいいと思う。一応熊倉岳頂上です。記念撮影もかがんでやりました。
  4. ブナ林…なのでしょうか。とにかく落ち葉が凄いのですね。

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 サオラ峠から丹波(たば)バス停のある奥秋集落に向かうルートです。非常に道が細く、急峻なので、危険です。地図のコースタイムよりも遥かに時間がかかるので、要注意。

  1. サオラ峠手前の落ち葉に寝ころんでみました。気持ちいい~!!
  2. 『中川神社』と書いてあります。サオラ峠の目印。建って間近のもののようですが…。
  3. 最後の山道。しかし、油断禁物。とても危険なルートです。
  4. 崖のような道。落ち葉で道の境界が隠れているので、滑落の危険性大。

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 奥秋集落。小さな村の集落です。

  1. いい村だね、小さな村…。そう思って真っ先に見えたのは、耕作放棄された畑。雑草が枯れて何層にも重なる見捨てられた畑。
  2. 山の斜面を見れば、ゴミ捨て場と化した山林。洗剤のボトルやら何やら。これは“美しい国”日本の風景です。
  3. 落石や熊を防いでいるのでしょう。村人たちの工夫です。がんばれ!
  4. 斜面に広がる畑。農村の原風景。家族農業を守っていきたいですね。
  5. …お茶と南天?何だろう、この畑は。L字型に作られているようですが…。
  6. おや?これも何だろう。野菜などを洗う場所でしょうか。井戸水が絶えず流れているようです。こういうの、好きだな。

 寒い夜と激しいコースを抜け、ようやく帰路につきました。森に癒され、風景にうっとりし、出会いに心を通わせ、矛盾に悲しむ。いつもの旅です。さよなら、雲取山。また別のコースで会おう。

天気:晴れ時々くもり、取手市ではくもり(東京都西多摩郡奥多摩町・埼玉県秩父郡大滝村・山梨県北都留郡丹波山村・茨城県取手市)

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