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冬の秋景色(常陸男体山:茨城県)

2007年 11月 18日

※記録11月19日

 さて、毎日彷徨の生活が続いています。
 今日もまた、茨城県の北部、大子町にある常陸男体山に登りに行きました。仲間は、カップルNさん&Sくん。
 待ち合わせていた荒川沖駅では、完璧に半年遅れのアオイの花が咲いています。今日も暑くなりそうです。


 荒川沖駅を9時に出発してから、男体山の登山口につくまで、4時間を要しました。この時期、展望台付きの袋田の滝を目指して、観光客が押し寄せるのです。745日前のことを思い出せばいい。
 登山口からは既に山頂も見えていて、あっという間だろう?


 常陸男体山は、最初の30分は樹林帯。しかも、針葉樹で面白くも何ともない。でも…?


 樹林の中には、リンドウの花。リンドウって、この季節だっけか。


 樹林帯は本当に短時間。30分あれば抜けてしまいます。鎖場の連続が、これから続きます。代わって、岩場からの展望が良くなります。
 正直、袋田の滝よりも、こちらの方が紅葉はきれいだと、僕には思えます。


 この真正面が常陸男体山の頂上です。岩場をほぼ直登することになります。夏緑樹林に囲まれてあまり判りにくいのですが、登攀技術を要します。


 頂上には、1時間少しあれば着いてしまいます。それくらい小さな男体山。しかし、その頂上で、大きな施設を建設中。NHKのアンテナのようですが、ここで工事してくれるおかげで、展望が悪くなっています。どうもありがとう。


 今日は、暑くなりそうと出発前に感じ、実際暑かったのですが、気圧配置は西高東低の冬型の気圧配置。あぶれた時雨雲がこの大子町にも流れてきます。


 太陽はあぶれた時雨雲に翻弄されながらも、隙間をこじ開けて地上を照らそうと躍起になっています。ガスがかかっていて、チンダル現象。


 この位置の写真は、745日前も撮りました。今年の方が紅葉はきれいかもしれません。断崖絶壁の山の裾野に広がる夏緑樹林帯。


 さっきは登山口から頂上を見上げていましたが、今度は山頂から登山口を見下ろしています。この間1時間半程度。急登は技術と体力を要しますがショートカットでもあります。考え方によっては楽なコースです。


 太陽の白色光に際だつ時雨雲の黒。陰影礼賛。


 頂上は冬の景色。葉っぱが丸禿の木の上に、時雨雲がなびいています。正月頃の大阪はこんな感じだったかな。


 男体山の頂上にある神社。そして、僕の真後ろで堂々とNHKが工事をしています。


 Sくんの存在を証明するものだそうです。神社をバックに、三角点近くにおります。


 さて、下山。さっき上ってきた道は健脚ルートでした。今度は一般コース。だらだら坂で、面白くも何ともないコースです。ただ、頂上付近の景色は、やはり良い。


 その一般コースの稜線から、袋田の滝あたりからずっと続いている絶壁の延長が見渡せます。プチ谷川岳。


 この時期、日の落ちるのが早い、秋の夕暮れ(冬だけど)。


 ひよこ雲がまた影を作っています。もうすぐ日が落ちる…。


 森の中にひっそり佇むあずまや。もう少し暖かければ、茶でも点ててみてはどうでしょう?


 冬のような秋の夕暮れ。山は赤く燃えています。今日の日はさようなら。そして、男体山にも、さようなら。また会う日まで。


 カップル2人とともに出かけた今日の山行。2人は楽しめたようで良かった。僕は二度目なので、初めてのような感覚はなかったけれども、懐かしい思いと、気持ち程度2年前とは少し違った表情の男体山を見られてそれはそれで良い山行でした。渋滞がなければもっとよかったのですがねぇ…。
 帰りは、荒川沖駅から、取手駅を通過して帰りました。
 さよなら、茨城県。(…何度目?)

天気:晴れ時々くもり、一時小雨ぱらつく(茨城県久慈郡大子町・水府村・土浦市)

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