Home > 未分類 > 1%が37%に

1%が37%に

2008年 4月 25日

 ドラクエとオパーリンのことしか頭にない毎日。明日から北国に旅立つというのに、心の準備はまったく整っていません。本当に船などの移動日4日を含めた10日間のミッションをクリアできるのでしょうか。…不安。


 今日は、職場で、ある一つの話題で楽しんでいました。
 それは、オパーリンの話から決して遠くない話で結局、なのですが、確率論。
 1%の確率でアタリが出るくじがあるとしたら、それを100回やって一度も当たらない確率は何%でしょうか。

0.99100≒0.366


 つまり、37%くらいです。
 逆に言えば、63%の確率で少なくとも1回は当たるということです。
 この論理を使って、例えば、「あなたはこの先、~の事故に遭うでしょう」などという「占い」をすれば、長い人生の中でその事故に遭う確率は、かなり高いということになります。
 それでは、1回だけ当たる確率はどうでしょうか。
 「1%?」
 違います。答えは

0.9999×0.011×100C1≒0.370


 つまり、37%です。
 ずいぶん騙された気分になりますが、100回もくじを引いて1回のアタリを出すというのは、実はそれほど低い確率でもないのですね。これが2回になれば18%、3回になれば6%と、下がっていきます。
 なお、同じくじを1000回やって一度も当たらない確率は0.01%以下です。このアタリが悪いことであれば「ツイてない」となり、良いことであれば「ツイてる」という判断が下されますが、それは違うということがよく解ります。確率が低いことでも、その試行回数が多くなれば、当たらない確率の方が次第に低くなってくるのです。良い意味でツイている人ってのは、やはり努力をしているということの表れなのかもしれませんね。
 他の利用方法でいえば、とある食品添加物の発ガン性は、100万人に1人の確率(以下)と低いという考え方について。
 日本人口1億2000万人にとって、1人もその添加物によってはがんが起こらない確率が、0.000000000000000000000000000000000000000000000000000077%
―7.7×10-53―ということになります。つまり、1人もかからない確率は、ゼロに等しいということです。4人以下ですむ確率もまだ、7×10-46で、天文学的に低い数値です。この確率が1%くらいにまで落ち着くのは一体何人のがん患者が出てくる計算になるのか。それこそ天文学的な計算になり、ダルいのでやめます。エクセルは既に120000000C45以上の計算はしてくれません。
 さて、寝るか。

天気:くもり(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

Comments are closed.