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ようやくまともに

2006年2月13日

 今日は寒いながらも何とか起きて、ピザみたいな白飯を食って、出勤でした。体調は万全。ちゃんと寝ました。
 しかし、職場では失敗。正当化も自虐もなし。次の教訓にしよう。
 帰りは予定より遅めの19時過ぎ。写真は19時48分頃の日暮里駅の雑踏です。『男はプライドの生きものだから』を読みふけっていて、人が周りにいること自体はあまり気にならなくなりました。ただ、涙が出るほどなので、顔が人目に付かないようにコソコソと。どっかで「常磐線で泣きながら本読んでる変なやつがおるぞ?」なんて噂されてたらどうしよう。

 帰る前に買い物。今日は最寄りのスーパー・マ○ダのクーポン券が使える日です。地元のスーパーとして応援はしたいのですが、もっと地元産にこだわってほしい面があります。あと、値段の付け方が…。がんばれ。


 帰ってきたら、朝に浸水させておいた五分づき米を炊飯。広島県の棚田で取れた、うまい米です。スーパーの刺身や揚げ物と一緒に食べました。
 圧力鍋で炊飯しています。温度が上がるとおもりが回ります。
 しゅしゅしゅっ!!
 いったい中はどのくらいの圧力で、何℃なんだろう…?

 この前計算しました。合ってるかな…?おもりを上に引っ張って取ると、直径3ミリほどの穴があります。3ミリとして、半径1.5ミリ(0.0015メートル)。穴の面積7.06×10-6平方メートル。おもりの重さ、測ったら78g(0.078kg)。穴の上にかかる圧力は

0.078(kg)×9.8(km・s-2)÷{7.06×10-6(m2)}=1.08×106(Pa)

※下付きの6や8は有効数字外の意味。9.8(km・s-2)は重力加速度。

 おもりには、『80kPa』と書いてあります。僕の計算値をkPa単位に直すと110kPa。ちょっと計算値は大きいです。間違ってるのかなぁ。穴にかかる圧力は、おもりと大気圧の合計値のはずですし…。それとも、おもりが錆びて重くなった??…そんなアホな。でも、おもりが回る前にしゅーしゅーいって圧が抜けてるみたいだから、実際は80kPaなのかもしれません。
 ちなみに、110kPaの時沸騰して(おもりが回って)いるとしたら、130℃を超えているよう1.です。130℃でご飯を炊いているのか…?本当か??物理に疎い僕の計算は全く信用できません。80kPaの時でも120℃以上あるみたい。ちなみに、もう一個のおっきい圧力鍋は『100kPa』と書いてありました。計算したら、確か104か107kPaくらいだった気がします。それなら納得…。

 ついでに、見ている人を疲れさせる話題もう一つ。でも、僕は大好きな化学。NHKの教育テレビで、高校生用の化学の講座番組が。よりにもよって、わざわざビデオを撮ってまで見てしまいました。たまたま、フェノールの性質についてだったので、面白そうだと思って。フェノールは奥が深いからなぁ。
 フェノール自体は馴染みのない化学物質ですが、チョコやワインのポリフェノールだとか、緑茶のカテキンだとか、病院の消毒液(クレゾール)だとか、みんなフェノールの仲間。その反応は面白いから、大学院の時もハマりました。
 ちなみに、テレビでは最後に、サリチル酸メチル(カルボキシル基にメチル基。湿布薬のニオイ)を作っていました(アセチルサリチル酸は水酸基にアセチル(CH3CO)基)。何気にフェノール性水酸基が関わっていない反応でした。でも、サリチル酸メチルのとけた液体を筆につけて、真っ白な紙に『かがく』と書いて、塩化鉄(+3)の溶液をかけると字を出す場面がありました。あれはあぶり出しみたいで、おもしろい。

 あ?あ、もっと化学勉強したいなぁ。ゆっくりと。

 何気ない一日。でも、やっとまともに出勤できました。ふぅ。

    参考文献

  1. 東京化学同人 『アトキンス物理化学 上』 P.W.ATKINS著 千葉秀明・中村亘夫訳

天気:晴れ(茨城県取手市・東京23区)

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