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健康のありがたみ

2006年2月14日

 昨日はある仕事の依頼を受けて、少し寝るのが遅くなってしまいました。そのせいか、その思いこみか、今朝、地下鉄で具合が悪くなり、途中駅で一度外の空気を吸いに出ました。アルプラゾラムを池袋駅で20分ほど前に服用しており、30分ほど歩いていると治りました。


 朝、常磐線(まだこのときは体調は大丈夫だった)で、新聞を読んでいると、国民健康保険料を滞納している世帯が470万人、1年以上の滞納で保険証を取り上げられた人が初めて30万人を超えたという記事がありました。保険証を取り上げられた人は、『資格証明書』というものが発行されるそうです。何のことはありません。とりあえず、医療費を全額負担しろということです。
 とりあえず窓口で10割負担。高いよ?いつか、大腸の検査受けたとき、2万円近くかかったことあります。割る0.3で、7万円近く。僕の給料の3分の1。払えるかー!!まだ僕は独り身。マシなもんです。これで子どもがいたら、パートナーがいたら…?終わりです。僕は国保じゃなく、社保ですが。
 そういえば、一昨日の新聞で、秋田県の医師会長さんがおっしゃっていました。

秋田県医師会長 寺田俊夫さん

(中略)郵政民営化で簡易保険を官業から追い出し、民間と同じ土俵に乗せた。残った官業保険は健康保険だ。この分野を民間に開放してもうけさせてくれ、というのがアメリカの企業の要求です。そのため米政府は、公的保険の診療と、公的保険のきかない自由診療の併用を認める「混合診療」の解禁を求めているんです。(中略)

―とある新聞一面 『医師会長は語る』より

 この前、僕も民間の保険に入ろうとして、母親に勧められたパンフレット。
『手術(内視鏡検査も含む)を受けた人は加入できません。』との文言。あれはどの保険会社だっけなぁ。でも、民間は大同小異。簡易保険でさえ怪しい(郵便局員さんのお話を聞きました)。とにかく、特約縛り。かかりつけだったお医者さんも「ひでぇよな!」
 構図は郵政民営化と同じ。便利だから少なくない人が郵貯を使う。僕からいわせれば、銀行は高い手数料やユニバーサルサービスの無さなど、フットワークの重さに辟易していて、できれば使いたくありません。…何で便利な郵便局をわざわざ民営化するんでしょうか。保険も、なぜ僕には正当に使う権利すらない民間保険のために国民健康保険(誰でも入れるもの)が犠牲になるのか…。理不尽です、本当に理不尽です。立て続けて自立支援法に特定疾患医療の「改革」。偽善的な名前に加え、負担増。余計に怒り心頭。

 体調の安定しない僕は、医療の不安まで抱えます。医療費が上がれば生活はそれだけしんどくなる。これは悩んでも仕方ないことか?

天気:晴れ時々曇り(茨城県取手市・東京23区西部)

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