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ふうたろうの一票の行方

2013年7月23日

 東京の選挙区で当選した、日本共産党の吉良よし子氏。一度だけ会ったことがある。東京都議選に出た時だから4年ほど前で、おとなしめの感じの人だった。
 ふうたろうはこの人が当選したこと(もちろん投票もしたのだが)はよかったと思っている。彼女は本人のホームページの中にも、就職氷河期を経験したことを語っているし、その解決のために政府に対する要請行動も起こしている、と書いてある。就職氷河期などでつらい思いしている人は吉良よし子氏だけでなく、また彼女よりももっとつらい思いしている人も、たくさんいるはずだけど、行動を起こすのはそんなにたやすいことじゃないと思っている。彼女が幸運だったのは、仲間がいたことだったと思う。入党は大学1年の時の平和問題(→キラキラ日誌 2月22日 入党の思いを語る☆☆☆)で、就職氷河期を味わった時は、既にこの党の仲間が周りにいたことになる。
 産炭地域こども交流事業の帰りにも3人と話していて思ったけど(当然彼らは党員ではない)、情報や知識は当たり前のようには存在しないことを感じた。彼女には、情報や知識ももちろん、それを教えてくれたり、一緒に行動してくれたりする仲間がいた。そして、実際問題として、関心を平和から他の多岐に亘る分野にまで広げた。今回の選挙では、その苦労の中心である雇用の話で支持を広げた。
 …こういう体験は誰にでもできることではないし、そういう体験をした人だからこそ、その条件を活かして、国会で戦って欲しい。奇しくも今回、自民党の比例候補から、ブラック企業代表(何)のワタミ社長が当選している。まさにおあつらえ向きということだね。
 もっとも、彼女の場合、30歳のうら若き女性。別の意味で投票した人もたくさんいるだろう(黒笑
 この記事は2013年7月23日付『しんぶん赤旗』3面。


天気:晴れのちくもり、夕方から時々雨で雷を伴う(東京都板橋区)

雑談