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Archive for 2005年11月

ある健康油から発ガン物質?

2005年11月10日

 今朝、とても天気がよく、昨日張り替えた窓から、さんさんと日射しが。サボテンがすごくきれいで撮影しました。

 ところで、昨日知ったことですが、ある特定保健用食品認定の油に発ガン性の疑いがあるとかないとか。発ガン物質とされているのはジアシルグリセロールという中性脂肪です。これは消化吸収されにくい油で、「体に脂肪が付きにくい」そうです。

 第1回新開発食品・添加物専門調査会合同ワーキンググループ(食品安全委員会の中)というところに、この元となっているだろう論文がありました。中身もさっと読ませていただきました。4NOQという発ガン物質と一緒にジアシルグリセロールを、がんに罹りやすいねずみ(Tg)に食べさせましたら、がんの一種、扁平上皮がんが舌にできたということです。米印が付いていて、有意差ありとされています。普通のねずみや、Tgでも舌の扁平上皮がん以外の場合では、有意差がない(たまたまである…っていう説明は乱暴でしょうか)としています。

 有意じゃなかったデータにも、がんの出来具合(頻度)に何となく違いがあるように見えます。筆者も述べてますが、要はもっと詳しい研究が必要だということです。

 消費者団体などが、「予防原則」の立場からジアシルグリセロールの商品の販売停止を求めています。それに対して、企業側と厚生労働省は、特に差し止めはしない方針です。あくまでも、安全であるという主張です。

 僕個人としては、この商品を使い続けようとは思いません。説明があれば何をやってもいいってわけじゃありませんが、この研究と評価の経過を消費者にわかりやすく伝える必要はあるのかなと思いました。そして、売る側、認可する側は、これが結果的にクロだったときの責任をとる覚悟も必要だと思います。

 下のリンクは研究論文です。興味深いです。

天気:晴れ(東京23区西部)

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住宅改造

2005年11月9日

 我が家の窓枠が改造されました。今までの重厚な鋼鉄の窓から、軽くて機密性の良いアルミサッシに入れ替えです。今までの窓は、レールと窓の間に大きな隙間があったので、空気や音を通す以外に、風が吹くとひどく振動しました。台風や冬の強風時には非常にうるさいものでした。

 朝7時45分、起きて15分。15分の間にカーテン外し、ゴミ箱撤去、ちりとりなど。そしてゾロゾロと作業員。慌てて掃除する僕に、「どうせ汚れるよ。」ペンキで汚れきった服をまとって、部屋は瞬く間にブルーシート。

 お隣さんと同時進行で古いドアを外し、窓からは筑波山が一望できます。取り外された窓は、滑車の部分は特に真っ黒。築35年程のこの建物を支えてきた窓です。

 新しい窓枠は1階からロープで引き上げられ、取り付けられます。作業員は窓の数だけいます。手順や丁寧さなどみんな違います。窓枠の部品が窓を通らなくて、蹴りを入れている作業員には少しビックリ。結局通らなくて、塗ったペンキも削り取って、やり直し。これはダメですね。

 掃除まで全て終わったのは11時40分。4時間、朝飯も食えず、ずっと作業を見ていました。しかし、今日一日で13〜14件分工事があるそうです。作業員の方は昼休みあるのかしら。ある作業員の方は、埼玉県から通っているとのこと。朝は5時台に出勤。お体大事に。

 それにしても、前の窓枠の網戸が使えないそうです。僕は網戸なしで蚊にかまれまくっていましたが、網戸使っていた人は買い直し。その辺の負担は結構なものです(全部揃えたら2万円は超えるかな)。公団(今は独法化されてこうはいわないのか)ももう少し考えてくれたらいいんですけどね。

天気:快晴(茨城県取手市)

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黄砂が飛んでいるらしい?

2005年11月8日

 昨日の天気予報では、黄砂が関東地方でも飛ぶだろうといわれていました。ふつう、黄砂といえば、梅雨前くらいに中国から飛んでくる、ホンマに黄色い砂です。スギやヒノキの花粉かと最初思うくらい。

 なので、顕微鏡の観察に使うスライドガラスを職場の前にうっちゃらかしてある七輪の上に置いて数時間待ち。でも、空はこの前の袋田の滝のときよりも澄んでいました。どうも、黄砂は西日本止まりだったそうです。テレビで見た福岡かどこかの映像では画面が真っ黄色でした。

 今年は中国の方が異常少雨だそうです。黄砂は少雨で乾燥した表土が風に舞ってしまう現象らしいので、中国の表土は少しずつ失われているってことですね。

 ところで、中国からいろんな野菜を安く輸入している日本ですが、安心してられませんね。最近は中国産の野菜が残留農薬にまみれているというニュースはなくなりました。本当は外国の農産物が安全とか危険とかいう問題でないんですね。食料を外国に依存していることそのものに問題があるってことに、なんでみんな気が付かないんでしょうか。ちなみに、東京税関17年3月の報告では、東京港での生鮮・冷凍野菜の総輸入量に対する中国が占める割合は78.4%(155,002トン)、玉ねぎだけを見ると88.1%(56,555トン)だそうです。中国への野菜の依存度が高いことがわかります。なお、カロリーベースの日本の食糧自給率は40%です。輸入が異常気象や食糧不足で途絶えたら7000万人が飢えます。こわいッス。

 …と、昨日今日の黄砂はそんなことを考えさせました。日本は温暖湿潤で農業に向いてるんですから、わざわざ中国の国土から環境に負荷をかけて輸入せず、努力したいものですね。

天気:快晴(東京23区西部)

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山手線大惨事

2005年11月7日

 今日の山手線、朝の通勤電車。日暮里駅から池袋駅に向かおうとしたら、内回りが完全にシャットダウン。東京駅で架線事故があったらしい…。後で調べるところによると、架線事故なんてレベルではなく、完全に断線していて、垂れ下がっていたようです。しかも、車両まで損傷したみたいで…。日暮里駅に9時半。復旧は12時…? 11番線の山手線の電気は消え、乗客がたたき出されていました。気の毒です。

 赤羽経由で埼京線。常磐線を上回る混雑に目的地に着く頃にはもうヘトヘト。予定より40分ほど遅れて目的地の職場に到着。結構あの事故は体にこたえました。ま、誰も死んだり怪我したりする事故でなくて良かったです。それでなくても人身事故多いですから。

 夜になると何事もなかったように走っていました。復旧作業員の方々お疲れさまでした。

天気:晴れ時々曇り(東京都23区)

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雨の都会

2005年11月6日

 懐かしい友に誘われ、東京のおさんぽです。もう3年7ヶ月くらい会ってない人でした。お互いその間に社会人。また学生とは違った雰囲気で再会でした。

 お散歩コースは新宿御苑と東京タワー。纏まりがありませんね。でも、東京って意外と楽しめるところだなと改めて考えさせる場所ではないですかね。確かに、灰色のビルと満員電車はマンネリ化した都会生活を象徴するんですけど、空や雨、木々や雑草、東京には意外に多いと思います。

 電車の中でも、席の譲り合いなんかを通してほのぼのとしたり、意外と捨てたもんじゃないなと。もちろん、いいことばっかじゃないですけどね。せめて、喫煙所以外でタバコ吸ってポイ捨てするような人はいなくなってほしいですね。

 さて、新宿御苑、紅葉はまだまだでしたね。この調子じゃ、12月上旬から中旬でしょうか。11月にセミ鳴いてちゃ紅葉もやる気なくしますよねぇ…。

 夕方から雨でしたけど、雨の東京タワー、なかなか味がありました。

 地上150mの展望台(820円)。東京タワーから見た東京の街…。霧がかかってたけど、なかなか幻想的。最上階の特別展望台(250m)までいったら(600円)、もっと曇ってましたね。でも、雲の中にいるのって、そんなに悪い気分じゃないね。なかなかのものです。

 一緒にさんぽしてくれたYちゃん、いろいろ話できて楽しゅうございました。励まされました。同じ社会人として、労働者として、これからもいろいろがんばりましょうね。

天気:曇りのち雨(東京都新宿区・港区)

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11月のセミ…?!

2005年11月5日

 今日は久しぶりに土曜の晴天。秋を探しに散歩に出ました。取手市、守谷市、伊奈町、谷和原村…

 出発早々、国道294号線近くの農村地帯。カタバミやハキダメソウ、イヌタデなどが綺麗に咲いていたのでカメラを向けていたら、足下から変な臭いが。この花たちが咲いていた場所、堆肥(牛糞など)が撒かれていたようです。

 ハキダメソウとはよく言ったものです。ゴミの中に咲いていたことから名付けられた花。堆肥の中に咲いていた花。それはそれは、お花畑から出てきたら、靴からズボンから、すごい臭いでした。

 13時頃、谷和原村。今日はとても暖かい。むしろ暑いくらい。雑木林のそばの道でセミの声が!ニィニィゼミです。11月。周りは落ち葉やワラのたき火の匂いがし、常総地域では紅葉も始まっているのに…。温暖化を肌で感じました。

 明日から天気は下り坂。小春日和(小夏日和?)は二つ玉低気圧の通過と共に終わりそうです。

天気:快晴(茨城県取手市・守谷市・筑波郡伊奈町・谷和原村・北相馬郡藤代町)

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科学(化学)は人殺しの道具じゃない

2005年11月4日

 つい何日か前、高校1年生の人が、化学物質・酢酸タリウムを母親に盛っていたというニュースが流れました。まず、科学を道具に人の役に立つ仕事をしようとしている人にとっては、とても残念です。その子は与えた化学物質が毒であることを知っていましたから、その行為自体、社会的には絶対許されません。

 でも、ニュースを聞いていても、行動の異常さや残忍さなどだけがクローズアップされているようで腑に落ちません。化学が得意だとか、イギリスだかどっかの殺人鬼を尊敬しているとか、そんなのばっかりです。(11月2日までのニュース)
 大事なのは、高校生の化学好きかどうか、ではなく、その子が持っている不安や深い悩み、孤独感、閉塞感、そして、それを作ったのは何(誰)か、です。…これからその高校1年生はどうなるんだろう。再び社会に出てくるときは、その化学好きを誰かのために使えるようになってほしい。

 僕も化学や生物は好きで、小さい頃から顕微鏡を触ったり、図鑑を解りもしないのに眺めていたりしました。今も、その関係の職業に就いています。とても恵まれていますね。今日も、職場の大先輩に、ガスクロマトグラフという分析機器の使い方を教えていただいて、化学物質(毒も含めて)や科学計測機器たちに遊ばれていました。データの紙が、気付かないうちにだーーーっと出てきていたり…。技術も知識も一朝一夕には付きません。(写真はキャピラリーカラムとマイクロシリンジという器具です)
 誰もが知識や経験を積みかさねて成長でき、社会の一員として生きられるような社会は、理想ですかね。「理想だよ」と思ってたら、いつまでもそんな社会にはならんけどね…。

天気:快晴(東京23区西部)

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ふくろだのたきはふくろだたき(袋田の滝:茨城県)

2005年11月3日

 朝、晴れていたので始発で奥久慈に行きました。さすがに交通費がかかります。

 水戸駅で蕎麦をすすって、車内はひたすらぐうぐう寝て、9時前に袋田駅。舗装道路に嘆きながら、袋田の滝へ。

 袋田の滝ではさらに嘆きました。あのトンネルは何ですかーー!?コンクリートで押し固められたトンネルが、滝の正面に突き出して、そこから人がカメラを向けているではありませんか。電車の中で誰かが喋ってましたね。「昔は滝の下まで行けたんですけどね。今はトンネルができてつまらなくなっちゃいましたね。」

 こうして、名瀑袋田の滝は、リゾート開発によって袋叩きにあったのでした。

 トンネルから離れて、ハイキングコースに入ると、上から袋田の滝が見えました。これはありのままで良かったです。青い空も青い滝も、赤い紅葉も、その色のまま子どもらに残したいですね。…なんてね(「青い空は」のパクりですが)。

 一方、月居山(つきおれやま)や男体山の方は立派な樹林が広がっています。紅葉も、枯れて赤茶けた袋田の滝よりは綺麗でした。休憩できそうな広場が無くて、空腹にあえぎながらでしたけど。男体山直下のあずまやで肉のうるさいレトルトキーマカレーを食べ、崖を転がるように下りました。

 男体山の登山道抜けたら、遭難しました。地元の人が「スーパー林道」と言っていたその舗装道路に、迷い込んでしまったのです。最近できた林道で、地図にありません。お陰で、駅一つ分余計に歩きました。JR水郡線西金(さいがね)駅近くに商品の搬入をしていたおっちゃん、「いい運動だよ。」うーん…

 でも、日中は晴れて良かった。また一つ、旅日記(未編集:11月3日現在)

天気:曇り時々晴れ(茨城県久慈郡大子町(くじぐんだいごまち))夜は一時雨(水戸市〜取手市)

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明日の休みこそ晴れる?

2005年11月2日

 今朝までの天気予報では、11月3日まで晴れるといっておりました。けれども、夕方の天気予報で大どんでん返し!何やら、雲が多く、一時雨も降る可能性すらあるとのこと。

 このところ休みの日、特に土曜日は4週連続雨でした。日光もとにかく雨にやられて大変でした。

 明日はやっと晴れるからと、袋田の滝にハイキングにでも行こうと、地図まで買って準備してたのに…。まあ、滝も山も逃げないので、いつか晴れる日に行こう。

 気象庁のデータによると、10月の関東地方は、降水量が平年の100〜170%くらいで、日照時間は60〜100%くらいだそうです。実際に雨が多く、晴れの日が少なかったのです。一方で、日照時間が少なかった割に、平均気温は1℃以上高かったようです。この高温(?)傾向は、全国的で、観測史上で、2〜3位くらいの高さだったそうです。

 「異常気象レポート2005」では、異常高温の日の数は大幅に増え、大雨の日の数(1日100または200ミリ以上)は増える傾向にあるそうです。

 小さい頃、10月ってこんなに雨降ってたっけ?…何にしても、ホントに雨多くて、洗濯物すらまともに干せないっス。

 これ書いてる間に、天気予報。明日の天気は薄雲がかかる程度。がんばって行くとしますか。

天気:晴れ(東京都23区西部)

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ふうたろう絵日記の始まりは子猫物語

2005年11月1日


朝8時半。ずらっと並んだ自転車。取手駅前の無料駐輪場。中には見捨てられたものもあるのでしょうか。でも、その中でも割ときれいな自転車のかごの中で、生後50日くらいの子猫が2匹、これぞといわんばかりにじゃれていました。あ、50日というのは、13年前に家で飼い始めた猫がちょうどこのくらいの大きさだったのです。去年の4月に腎機能不全で死にましたが…。
 …お陰で危うく朝の電車に乗り遅れるところでした。
 夜8時半。やっぱりずらっと並んだ自転車。また(まだ?)同じところで同じ2匹がじゃれ合っていました。逞しく育てよー!
 さて、帰って夜ご飯にするか。おおっと!?猫に見とれてふたつも付いてる自転車の鍵かけるの忘れてた!俺ってかなり猫バカ?でも、自転車盗られてなくてよかった…。

天気:晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区)

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