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黄砂が飛んでいるらしい?

2005年 11月 8日

 昨日の天気予報では、黄砂が関東地方でも飛ぶだろうといわれていました。ふつう、黄砂といえば、梅雨前くらいに中国から飛んでくる、ホンマに黄色い砂です。スギやヒノキの花粉かと最初思うくらい。

 なので、顕微鏡の観察に使うスライドガラスを職場の前にうっちゃらかしてある七輪の上に置いて数時間待ち。でも、空はこの前の袋田の滝のときよりも澄んでいました。どうも、黄砂は西日本止まりだったそうです。テレビで見た福岡かどこかの映像では画面が真っ黄色でした。

 今年は中国の方が異常少雨だそうです。黄砂は少雨で乾燥した表土が風に舞ってしまう現象らしいので、中国の表土は少しずつ失われているってことですね。

 ところで、中国からいろんな野菜を安く輸入している日本ですが、安心してられませんね。最近は中国産の野菜が残留農薬にまみれているというニュースはなくなりました。本当は外国の農産物が安全とか危険とかいう問題でないんですね。食料を外国に依存していることそのものに問題があるってことに、なんでみんな気が付かないんでしょうか。ちなみに、東京税関17年3月の報告では、東京港での生鮮・冷凍野菜の総輸入量に対する中国が占める割合は78.4%(155,002トン)、玉ねぎだけを見ると88.1%(56,555トン)だそうです。中国への野菜の依存度が高いことがわかります。なお、カロリーベースの日本の食糧自給率は40%です。輸入が異常気象や食糧不足で途絶えたら7000万人が飢えます。こわいッス。

 …と、昨日今日の黄砂はそんなことを考えさせました。日本は温暖湿潤で農業に向いてるんですから、わざわざ中国の国土から環境に負荷をかけて輸入せず、努力したいものですね。

天気:快晴(東京23区西部)

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