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食材探しの旅

2005年12月17日

 今日は仲間で鍋会の日でした。キムチチゲです。すぐそこにあるスーパーマスダに行けば、全てが揃い、あとは家で寝てても問題ありません。しかし、ただ鍋会をすればいいというものでないのが、われらの仲間らしいところで、あくまでも、「取手市産」「茨城県産」「近郊の県産」「国産」にこだわります。仲間の一人が、自宅の裏の農家から分けてもらった白菜ネギ大根を持ってきました。トータル450円。地産地消の頂点です。僕は、それ以外に必要な野菜や魚、鶏肉などを回収。集めた野菜は、春菊・水菜・エノキタケ・セリ・ニラ。あと家に残っていたシメジを。タンパク質は、豆腐・鶏肉・ハタハタ・鱈(スケソウダラ)・アンコウ。炭水化物は、うるち米の餅・葛きり(乾)。春菊だけは出所がわかりませんでしたが、水菜、セリ、シメジ、豆腐(大豆)は茨城県産(一部秋田県産)。エノキタケが長野県産。ニラが栃木県産。鶏肉は宮崎県産。ハタハタは秋田県産。アンコウは福岡県産。うるち米の餅は千葉県産。スケソウダラと葛きり(バレイショデンプン)は北海道産。キムチは取手市産。こうして日本人として誇り高い鍋が出来上がったのです。

 本当は茨城県で揃えたいですが、実は、国産だけで集めるのさえもたいへんでした。例えば、豆腐を売っていただいた、染野屋さん(取手市)の従業員の方もおっしゃっていましたが、「流通する大豆の殆どはアメリカや中国です。」それでもこの頃、大豆奨励金(という名前だったかどうか)のお陰で、大豆の国内での作付けは少し増えたと聞きましたが、それもまた小泉構造改革で廃止されようとしています。最後にその染野屋さん、「でも、味は絶対この方がいいですよ。」その笑顔には自信があふれていました。

 こうして、戸頭の方から井野団地の方まで、ぐるっと回って、これらの食材を集めました。疲れました。
 ところで、ハタハタという生き物を生まれて初めて料理しました。子持ちで、大きな卵巣に大きな卵がいっぱい。卵を食べると、分厚い皮が口の中で抵抗します。

 鍋の終わりはお約束の雑炊。茨城県南の米を使いました。
 合計16種類の具(米除く)が入った鍋。贅沢でしたが、一人あたり1000円かからないという破格。スローフード万歳!!何よりも、仲間とともに食べることのすばらしさよ。

天気:快晴(茨城県取手市)

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