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歯痛

2006年5月26日

 今日は昨日より1時間早く、7時半に家を出ました。正直気が重く、ついでに抗生物質のために痛めた胃も重く。
 今日は、『ビアカンペシーナ国際フォーラム』を豊島区民センターでやっていました。『食糧主権』を各国に持たせるための運動の一環です。農民連職員は当然パシリ役です。僕は受付をやっていましたが、他の人は舞台の設置やらマイク回しやら。
 ところで、今の東・東南アジアの農民情勢は、悲惨な状況だそうです。タイで人件費15分の1(日本比)、中国で30分の1とか。その数値にばらつきはあるにせよ、とにかく、このあたりの商品を扱えば、半分の値段で二倍儲かるというそうです。そして、現地の農民は自分たちで作物を作っているにもかかわらず、飢餓に苦しんでいます。受付のホールにもスピーカが設置されているのですが、フィリピンの方が報告していたのか、怒りに叫んでいました。そりゃそうだろう。現地の人が暮らせない価格でものを買って、「これは安い、お買い得」だなんて、あんまりだ。僕が不思議に思うのは、なぜそんな低価格で、しかも現地農民(労働者)が暮らせないようなレベルなのに、ダンピングがまかり通っているのかということです。それで、現地農民や食品加工労働者による日系企業でのストライキ等が起こってはいるようです。
 それにしても、これは、僕らが外国産の農林水産物を使わなければ解決する問題なのでしょうか。どうしたらインドネシアやフィリピンなどの人たちの(食糧)主権を取り戻すことができるのでしょうか。僕がインドネシアのエビを食べなければだいじょうぶ?あるいは、みんなに食べないように呼びかければだいじょうぶ?そもそも、食べ物だけにしても、食料自給率40%の日本で、どうやって国産のものだけを選んで食べろというのでしょうか。格差が広がっている日本で、余裕のなくなってきている日本人が、少しでもゆとりのある生活のために安いものを選ぶのはすごく自然であり、責めることはできません。いつか、「日本の食料自給率が下がったのは、日本人が米を食べなくなったからだ。」とか言っている政治家がいました。ならば、米の代わりに小麦の生産量を増やす努力をどれだけしたか、大豆は?トウモロコシは?オレンジは?魚は?今、むしろ、小麦などの補助金を一定規模以下の農家で廃止する動きもあります。土地を荒廃させ、現地農民に苦しい思いをさせて作った農産物を安く買いたたかせておいて、何が「米を食べなくなった」だ!
 農民たちに農産物価格を保障し、同時に、消費者側(一般労働者)の生活の質を上げることが最低限必要なのかと思います。悔しいけど、農民の所得を上げるために価格を上げるだけでは、消費者と農民の溝は埋まらない。手を取り合うには、両方を苦しめているものを見ていかなければなりません。

 さて、本日の体調は、午後から不健康。特に、夕方。ケフレックスという抗生物質とリチームという抗炎症薬を飲んでいてどうも悪いようです。というわけで18時で上がりました。
 そういえば、朝は重かった「気」の方は、いつの間にか軽くなっていました。どうやら、こういう問題を考えたり、雑用したりすること自体に、苦痛を感じているのではないようですね。
 今日の花は、何でしょう。これはまったく解りません。もっと高度な図鑑を買わないとダメか。

天気:曇り(茨城県取手市・東京都豊島区・文京区)

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