三度目の正直
2008年 7月 29日
トリイ・ヘイデンの本を読んで、電車から降りて、人の波にもまれながら所沢駅構内の階段を上がった時のことです。後ろの窓から何かの呼ぶ声がする。
これから、たった11分間ですが、周りには目もくれず、ひたすら空を撮り続けました。
原爆のキノコ雲のように、空高く、鉄床雲(かなとこぐも)が広がっています。
鉄床とは、冶金をするあのたたき台みたいなやつです。
右側にはこの鉄床雲の本体、積乱雲があって、かなりの雨を降らせているようです。
鉄床雲の端っこ。
空のフライパンに流したホットケーキ生地みたいです。
所沢駅東口のミラービル(という名前ではないと思うが)に、モザイク画。
いつもの所沢市は、雪が降った時のように、その様子を変えてしまいました。
町全体が、赤みがかった黄色です。
建物を覆い尽くすように広がる鉄床雲。
階段とセットで撮りたかったんですよね、なぜか。
昨日も一昨日も、18時半~19時の、夕焼けタイムを悉く逃してきました。悔しくてたまらなかったのですが、今日のこれを見られて、満足です。三度目の正直。
たった11分のことだったけど、今日すべてを物語る11分でした。
天気:晴れ時々くもり、夜は雷(埼玉県所沢市・東京都板橋区)