不安20kgの筑波山
今朝、かなり寝坊して、起きたら8時半。9時5分の電車に乗るはずだっただろう?
…昨日の日記も書かなければならなかったので、速攻で書いて、ジタバタ準備して、特急を使って着いた先は、常磐線羽鳥駅。
ところが、常磐線に乗ってしばらくして気が付いたことには、携帯がない。今日持ち歩かない方の鞄に入れてしまった。
…ふうたろう、不安20kgを背負ったまま痛恨の一撃。
羽鳥駅では首尾よく、今日の『わくわく講座』の運営委員、Mさんと待ち合わせられました。…携帯を忘れたので、会えなければそのまま20kgお持ち帰りです。
そして、『国民宿舎つくばね』に着きました。
この歌をよく詠もう。不安を抱えて筑波嶺(つくばね)にいる、まさに僕のことです。
今日のカテゴリーが『ふうたろう旅日記』でないことに気が付いてくれた人は居たでしょうか。
わくわく講座は学習会。イヤ、交流会です。
久しぶりに茨城の仲間たちに会えるのですが、なにぶん僕は心を腐らせたままでした。不安20kgというのは、何も大袈裟な話ではありません。
着いてすぐの学習会は、アメリカの医療制度をドキュメンタリーにした映画を見ながら、保険の学習。アメリカ型の保険制度は、むしろ日本人にとっては当たり前にさえ見えますが、フランス、イギリス、キューバ、カナダなどの事例を見れば、その常識は天地崩壊のごとく覆されます。
まぁ、それについてはそれ以上述べまい。
夜は、バーベキュー交流会です。
湿った新聞紙や小枝を駆使して、何とか木炭に火をつけて、バーベキューができましたが、バーベキューは疲れるのです。実をいうと、僕はあまり得意でなかったりします。
ところが、このあと右の写真のように…。
暗がりの中で大の大人が何をやっているのか。
そう、スイカ割りでした。
さすがに成人男性の力を持ってすれば、一発で仕留められます。
ん?
なんか、小さいのが何人かいない?
わくわく講座に子どもはいなかったはずでは?
む。
間違いなく、子どもですよ。
そして、後ろにも控えている…。
子どもなので、女性陣よりも力は足りない。
新たに集まってきた、元気な少年軍団。
こうなりゃ、オレも最後まで闘うぞ!
レンズという武器で子どもを追いかけます。
Y:「スイカ割りやりたい人~!」
「は~いっ!はいっ!やりたいっ!!!」
…というのが、この写真の様子です。
ふうたろうは、既に涙が止まりませんでした。
…なんでスイカ割りで目隠ししてんのにカメラ目線?
それにしても、スイカ、割れないね。
でも、割れないからこそ、みんなが楽しいんだよね?
弁証法的ですなぁ…。
すっかり子ども会風になってしまった、スイカ割り。
当たり前のように、我らとともに、スイカを食べる。
みんな、美味かったよな!
スイカ割りが終わったら花火。
もう、スイカまで来たら後はどうなるか、解るよね?
この子たちは、僕らが連れてきた子どもたちではありません。
見よ!この笑顔を!!
みんな、楽しそうにやってるけど、オレはそれ以上に楽しいぞ!
Yさん、子どもが好きなんだそうです。
いや、言われなくても、仕草のひとつひとつがそれを表出していますとも。
この聖なる1時間に、何を捧げても足りないくらいの思いを抱きます。
線香花火が落ちないように見つめるのは、男の子も女の子もみんな同じ。
僕は花火には一本も触れることはありませんでしたが、花火なんかわらしべ長者のわらしべにもならないくらいです。ここでこれ以上欲しいものはない。
夜中は、4時まで2次会。これは翌日の日記に書くべきか?
みんな、日頃感じている思いを洗いざらい吐き出してしまいましょう。初対面とかどうでもいい。ヒトの本来あるべき団結力は、こういうところで表現されるのだ。
職場での苛立ち、悔しさ、敗れた恋、生活苦、病気…
腹を割って話をするとは、相手を受け入れること。みんな、酒では吐かなかったけど、思いの丈は吐き出せたよな!
…そうして、夜は明けてゆく。
天気1:くもり(埼玉県所沢市)
天気2:くもり時々晴れ(茨城県東茨城郡美野里町)
天気3:くもり(茨城県新治郡八郷町)