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不安20kgの筑波山

2008年 9月 6日

 今朝、かなり寝坊して、起きたら8時半。9時5分の電車に乗るはずだっただろう?
 …昨日の日記も書かなければならなかったので、速攻で書いて、ジタバタ準備して、特急を使って着いた先は、常磐線羽鳥駅。
 ところが、常磐線に乗ってしばらくして気が付いたことには、携帯がない。今日持ち歩かない方の鞄に入れてしまった。
 …ふうたろう、不安20kgを背負ったまま痛恨の一撃。


 羽鳥駅では首尾よく、今日の『わくわく講座』の運営委員、Mさんと待ち合わせられました。…携帯を忘れたので、会えなければそのまま20kgお持ち帰りです。
 そして、『国民宿舎つくばね』に着きました。


 この歌をよく詠もう。不安を抱えて筑波嶺(つくばね)にいる、まさに僕のことです。


 今日のカテゴリーが『ふうたろう旅日記』でないことに気が付いてくれた人は居たでしょうか。
 わくわく講座は学習会。イヤ、交流会です。
 久しぶりに茨城の仲間たちに会えるのですが、なにぶん僕は心を腐らせたままでした。不安20kgというのは、何も大袈裟な話ではありません。


 着いてすぐの学習会は、アメリカの医療制度をドキュメンタリーにした映画を見ながら、保険の学習。アメリカ型の保険制度は、むしろ日本人にとっては当たり前にさえ見えますが、フランス、イギリス、キューバ、カナダなどの事例を見れば、その常識は天地崩壊のごとく覆されます。
 まぁ、それについてはそれ以上述べまい。
 夜は、バーベキュー交流会です。


 湿った新聞紙や小枝を駆使して、何とか木炭に火をつけて、バーベキューができましたが、バーベキューは疲れるのです。実をいうと、僕はあまり得意でなかったりします。
 ところが、このあと右の写真のように…。


 暗がりの中で大の大人が何をやっているのか。
 そう、スイカ割りでした。
 さすがに成人男性の力を持ってすれば、一発で仕留められます。


 女性陣も挑戦。
 しかし、力が足りない。


 …ちょっと敗残兵みたいになってしまいました。


 ん?
 なんか、小さいのが何人かいない?
 わくわく講座に子どもはいなかったはずでは?


 む。
 間違いなく、子どもですよ。
 そして、後ろにも控えている…。
 子どもなので、女性陣よりも力は足りない。


 新たに集まってきた、元気な少年軍団。
 こうなりゃ、オレも最後まで闘うぞ!
 レンズという武器で子どもを追いかけます。


 Y:「スイカ割りやりたい人~!」
 「は~いっ!はいっ!やりたいっ!!!」
 …というのが、この写真の様子です。
 ふうたろうは、既に涙が止まりませんでした。


 …なんでスイカ割りで目隠ししてんのにカメラ目線?
 それにしても、スイカ、割れないね。
 でも、割れないからこそ、みんなが楽しいんだよね?
 弁証法的ですなぁ…。


 すっかり子ども会風になってしまった、スイカ割り。
 当たり前のように、我らとともに、スイカを食べる。
 みんな、美味かったよな!


 スイカ割りが終わったら花火。
 もう、スイカまで来たら後はどうなるか、解るよね?
 この子たちは、僕らが連れてきた子どもたちではありません。


 見よ!この笑顔を!!
 みんな、楽しそうにやってるけど、オレはそれ以上に楽しいぞ!


 Yさん、子どもが好きなんだそうです。
 いや、言われなくても、仕草のひとつひとつがそれを表出していますとも。
 この聖なる1時間に、何を捧げても足りないくらいの思いを抱きます。


 線香花火が落ちないように見つめるのは、男の子も女の子もみんな同じ。
 僕は花火には一本も触れることはありませんでしたが、花火なんかわらしべ長者のわらしべにもならないくらいです。ここでこれ以上欲しいものはない。


 夜中は、4時まで2次会。これは翌日の日記に書くべきか?
 みんな、日頃感じている思いを洗いざらい吐き出してしまいましょう。初対面とかどうでもいい。ヒトの本来あるべき団結力は、こういうところで表現されるのだ。
 職場での苛立ち、悔しさ、敗れた恋、生活苦、病気…
 腹を割って話をするとは、相手を受け入れること。みんな、酒では吐かなかったけど、思いの丈は吐き出せたよな!
 …そうして、夜は明けてゆく。


天気1:くもり(埼玉県所沢市)
天気2:くもり時々晴れ(茨城県東茨城郡美野里町)
天気3:くもり(茨城県新治郡八郷町)

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