Home > ふうたろう旅日記 > 山へ返ったふうたろう(秩父御岳山:埼玉県)

山へ返ったふうたろう(秩父御岳山:埼玉県)

2009年 2月 1日

 さて、予告通り、今日こそ、山に返ってきました。でも、一度下がってしまったレベルを上げ直すのは簡単ではないのです。山に対する気力を、一から鍛え直すつもりで、行きますよっ!


 落合というところから登りますが、この山、岩山っぽいですね。


 登山口の前に、神社。木曽の御嶽山と起原を同じくするとかしないとか。


 山道の入口。冬場はキケンなので何タラとかいう看板がありましたが、今更何を。凍結を見越してアイゼンも持ってきたし、食料も2食分持ってきましたぜ。(犬死にしたけど)


 さっそく砂防ダムがおはようさん。久しぶりに山の土道を踏みしめる喜びを。


 砂防ダムがあるということは、沢があるということでもあります。しばらく、水とのお付き合い。雨量が多かったので、けっこう水量も多いようです。


 暗ーい道ですが、沢の音がなぜか癒しの曲に聞こえます。


 しばらく、沢水と遊んでいましょうか。


 前から。


 横から。


 きめ細かい沢の波。久しぶりに生きているような感覚がする…。


 うなだれたふうたろうの影。
 ってのは嘘で、写真を撮っていると、こういうシルエットになってしまうのです。


 本当は、もう少し凍っててもよかったんですよね。
 でも、ま、いいか。


 沢が途切れてくると、道が徐々に癖の悪いものになってきます。ドカ雪のあと、こんな所歩きたくない。


 ここ辺で、沢は終わり、ですね。


 何じゃ、この人工物?


 地図にはない、GPSにももちろん入っていない、新しい道路らしい。ふうたろうが後で山頂で出会う人は、逆コースを歩いてきたのですが、この辺りでメチャクチャ迷ったらしいです。


 本来の地図ルートとは全然違うところを歩いています。GPSがあるからこそ判る、そのワケ。


 山頂近し。これでも、1000mを超えている山なのですな。もう、周りの風景も枝の間から見えてきています。


 さて、頂上到着。落合バス停から1時間40分、12時16分。荷物の重さはおそらく5~10kgくらいだろうから、そんなもんでしょうね。
 見えている山は…?どこの山でしょう。あそこだけ雪被ってます。


 一昨年10月28日、登ったね。所沢に引っ越したら真っ先に登ってやると決めた、両神山が。紅葉、きれいだったなぁ。


 おもしろい看板ですね。戦争が自然と人命を破壊する存在だということをちゃんと知っている人が作ったのでしょうね。珍しい。希有だ。


 実は、この山頂で、今日唯一の登山者との出会いがあったのです。3年前から登山を始めたって。落合の方に降りていきました。


 この鐘の下で、辛ラーメンと餅入りぜんざいをシバきました。2食分とは、この2つのことです。勢いで食ったら、食い過ぎで動くのがしんどくなりました。


 三峰口駅や猪狩山(いかりさん)方面に向かいます。どうも、そちらから来るのが正門みたいですね。ふうたろうは、やっぱり裏口入門。
 …いつものことだけど。


 頂上で1時間も、強風に晒されながら飯食ったりしてたので、メチャクチャ身体が冷えました。
 再び、25000分の1の地図にはない道を歩いています。でも、正規のルート。


 何気に、痩せた尾根を歩くんです。木がなかったら、ものスゴく危険なルートですけどね。強風に煽られるし、寒いし。


 落葉広葉樹林の、冬の林床は明るい。


 でも、輸入木材が多いくせに針葉樹林も多いこの国。


 うををををを…!
 暗い。


 まったく木に邪魔されずに展望が開けたところがなかったので、ちょっと蔓性植物の間から三峰口駅周辺の町並みを撮ってみたり…。


 がんばって蔓性植物をかき分けて撮ったり!


 でも、その直後に、見晴らしの良い岩場発見。さっき、バラの棘に刺さってまで苦労したのは何だったのか解らないけど、荒川と武甲山が見えていますね。


 見えているのは、熊倉山?
 本当に、三峰口駅からすぐの登山道、こういうポイントがあるのです。


 石灰岩の採掘が進んでいる武甲山。自然保護は経済発展に優先しないのですか。


 そういえば、あの武甲山の頂上で、屋久島に行く「はいびすかす号」で出会った兄ちゃんと再会したんだっけ…。去年の6月1日に。


 山の岩石が崩壊してゆく過程です。


 実は、この辺りでビッグベンがヤバかったのです。下山完了。


 下山したところにあった、お助けトイレ。けっこうきれいに使われていました。広いし。


 三峰口駅まで少し歩かねばなりませんが、途中の橋から荒川の渓谷を見てみました。何だか、だまし絵みたいな…。


 三峰口駅。頂上で出会ったあのおっちゃんと再びここで会いました。下り道で迷ったらしい。だって、地図と全然違うルート歩いてるんですもの。
 あと、待ち時間を潰してたら、耳の遠い爺ちゃんが話しかけてきました。十文字小屋(甲武信岳らしい)の小屋番をやっていたというのですが…。
 何とも言いにくいのですが、持っている鞄の中に、公明党のポスターかビラがびっしり入っていたような…。突然声かけられてびっくりしたんですよね…実は(ポスターの束を見る前に)。


 駅員のおっちゃんが、これまた、ヤマキチでした。三峰口駅のホームに飾ってある写真は、そのおっちゃんの行った山の写真で、マニアックなところもあるとか。本人曰く、「屋根屋」だそうで。マイナールートのギザギザコースを歩き回っているそうで。
 まぁ、この辺りの山、そういうの多いですもんね。ふうたろうも、遠出が辛くなったら、近場の屋根山、登ろう。
 帰りはとてもがらんとした電車に乗り、西武秩父駅からはやたらと酒臭い連中が乗ってきてかなり迷惑でした。酒臭いだけじゃなくて、声デカいし。


 というわけで、事故もなく、再起動としては中々良い山行でした。MPは4分の1くらい回復したかな?


天気:晴れ(埼玉県秩父郡大滝村・両神村・荒川村、移動中は含まない)
覚え書き:ねずみに米袋のバンド?み切られる

Comments are closed.