夏冬混合の山(月山石跳沢コース:山形県)
目覚ましが鳴る前に目が覚め、朝飯も食わず出発。ただ、饅頭ひとつ食べてしまったため、殆どハラが減らないまま山形駅に着きました。
まるでデジャブのような風景ですが、4月24日と違うのは、真冬から真夏になっているということです。たまたまここで一緒に居合わせた40代くらいの女性と話をしていたら、1ヶ月前は猛吹雪だったそうです。今はもう30度近いというのに…。
うつらうつらしながら、町営バスは月山荘前バス停に到着。山手に入ったので多少涼しいのかと思いきや、猛烈な暑さです。このまま、厳冬もどきの装備を担いで登るのかと思うとゾッとします。
カキドオシ(シソ科)でしょうか。都会の原っぱでも見かけることがあるような気がするなあと思いつつ。
タニウツギ(スイカズラ科)でしょうか。似たような花があるみたいですが…。
リュウキンカ(キンポウゲ科)だろうとおもいます。獣道っぽいのに迷い込んだらおりました。
さて、地図にはバス停から直に登山道に入れるとの図示ですが、見つからなかったので車道を少し遡ります。
ネイチャーセンター前。この猛烈な暑さの中、残雪が早くも出てきました。
月山も新緑の季節。いや、気温的には真夏ですが、若葉がきれいなので。
ふうたろうが歩いているのは石跳川(いしはねがわ)。石跳って何のことかと思えば、まさかこの敷石!?
残雪が登山道に出てきました。しかし、アイゼンを履くような雪ではありません。猛烈に暑いですからね…。
ムラのある残雪。薄くなっているところを歩くとヅボッといきます。
残雪の下に水場。山菜採りなどで辺りをウロウロしているっぽいおっちゃんが水を飲んでいたので見つけることができました。ふうたろうもグビグビやります。
この案内の標、雪で埋まって傾いて、あさっての方向向いています。しかし、なんて雪の多さだ。
スノーブリッジになっていて、ヅボッといったら川にドボンです。
モクレンの花が。季節は所沢より2ヶ月半遅れていますね。暑いけど。
ノウゴウイチゴ(バラ科)です。花びらが8枚というのは珍しくない?
これはオオバキスミレ(スミレ科)ですかね。この頃のレギュラーメンバー。
この沢最大の難所。スノーブリッジが崩壊し、登山道にいやらしく不安定な雪が残り、沢は雪解け水で増水。どうやって渡れと。
何とか通過。こないだ買った新しい靴でなかったら、既にここで靴の中はビチョ濡れだったかと。
雪が少なくなりました。鞍部に到達した模様です。湯殿山を横から見ます。
施薬避難小屋。しかし、何だか肥溜めのようなニオイが辺りにたちこめています。長居はしたくない。なお、水場があると地図には書いてあるけど、飲み水はありません。この時期は、という話なのかもしれないけど。
ようやく第2の急坂が終了。稜線に出ました。次は金姥まで稜線沿い(稜線の上ではない)の道。
軽く書いてきたけど、この金姥まで来るのにものすごく苦労しました。雪渓のトラバース(稜線沿いの道だから)は神経も体力も使います。
金姥から柴灯森(さいとうもり)方面は穏やかな稜線のようです。久しぶりにまともな登山道を歩ける。
いいにおいをさせるひとがいるなあと思ったらこのヤマザクラさんでした。この側でブヨにかまれながら休憩。
姥ヶ岳方面。この前のリタイア時は凄い雪だったね。もちろんここまで来てないけど。
これはハクサンイチゲ(キンポウゲ科)ですか。ものすごく大量に咲いています。
嗚呼太陽が眩しいなあ(棒読み)。
上からスキーを履いた兄ちゃんが下りてきて、苦労話をしていったあと、サクッとリフトの方まで下りていく。
ちょっとずつ姥ヶ岳の方が遠くなっているように見えるのに、近づいてこない、ゴールが。
高度が上がっているような気がするのになかなか近づいてこない、ゴールが。
鍛冶小屋跡でしょうか。25000分の1の地図には「鍛冶小屋」と書いてあります。
どうやら月山の稜線に着きました。遠かった…。神社と小屋が見えます。
東の風景、何だか、凄いガスです。この前の笠ヶ岳に続いて、2匹目のドジョウを掬おうと思ってきたのですが…
何だかよく判らないけど、この辺が山頂ですかね。神社の中に最高峰はあるような感じですが。
レトルトカレーもヘタしたらこのまま食べても問題ないかと思いましたが、どうせならもっと温めようということで思いとどまりました。
夕刻に近づくにつれ影が長くなっていきます。いや、もう夕方なのか、既に。
夕日の写真でも撮りに行こう。笠ヶ岳につづくドジョウすくいだけど。
急に寒くなってきました。たぶん、15℃くらい下がったんじゃないかなと思うくらい。これが山の気候なんだろうけど。
何とか今日中に山頂に着けました。あとは下山完了次第、#74クリアですが…。明日はどうなることやら。
天気:快晴(山形県西村山郡西川町・東田川郡朝日村・羽黒町・最上郡立川町、移動中は含まない)