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ムリヤリ北海道

2010年 6月 25日

 ここはどこだ。
 ふうたろうは北海道に向かっています。スーパー白鳥19号の窓から津軽の田んぼが見えています。今回の標的、75個目の百名山は羊蹄山です。あの、一発KOでやられた、後方羊蹄山(しりべしやま)。
 しかし、今回も幸先はよくない。ふうたろうが今朝、病院に行っている頃から職場からひっきりなしにメールが入って、細かいことを色々言われ、猛烈にイライラしていたのです。しかも、病院も病院で予約しているのにトータル2時間待ちとか、アホというのももったいない話で。
 こんな精神・社会状態での船出になったのでした。嗚呼、先が思いやられる…。


 函館駅で一旦駅の外に出て買い出しをしようと思ったけど、函館駅は駅前広場やロータリーが大きく、スーパーなどの店が物理的に存在しません。駅ビル内のKIOSKには土産物の類しかないし。
 で、結局ホームで売っていた駅弁を食べることに。そして、明日の朝の食い物は未だ手に入らず。


 開けてみるとこれ。なかなか豪勢だと思いきや、ふうたろうの好き嫌いは別として、溶けたイクラなんか食えないし、野菜類は入っていないし、ひどい。イカめしは美味かったけど奥歯に筋繊維が挟まって、八雲くらいまで爪楊枝で苦労していたような気さえするほど。


 スーパー北斗が長万部を通って、ふうたろうはそこで下車。本当は比羅夫まで行きたいのだけど、19時46分が終電でふうたろう長万部到着は20時53分。ここで行き止まりです。


 今日は駅寝を覚悟して、明るすぎる待合室よりも、ホームの端っこの暗いところまで行って銀マットを敷いて、カエルの合唱と貨物列車の騒音と終電後の操車音とにまみれながら寝ていました。
 しかし、カエルの合唱と操車音に紛れて人の足音がしたと思ったら懐中電灯が!
 「こんな所で寝たらだめだわ。通報されるよ。待合室に行ってよ。」
 車両の保守点検技師だった!…たぶん。
 …通報されるよって、一般人はこんな所入ってこねーよ、なんて心の奥底でツッコミしながら、シブシブ待合室へ移動。大きな毒(だと思う)毛虫がウロウロし、乗客もたまにウロウロし、わざわざ隣でざわざわする男ふたりがコンビニ弁当を貪っている(2時半)待合室。ホームへの連絡通路まで、結局移動して寝ていました。あー寝苦しい。
 というわけで、大変先の思いやられる北海道初の6月旅が始まるのでした。


天気:晴れ(北海道渡島支庁山越郡長万部町、移動中を含む)

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