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テントウムシがハッピーバースデーと

2006年 5月 16日

 今日の体調はとてもよろしい。気分が悪いと、23時40分まで殆ど感じずに過ごせました。何ヶ月ぶりでしょうか。それよりも、なぜ良いのかが知りたい。まさか、水分の摂取??

 …が、代わりに職場の人がダウン。結構激しい症状のようです。彼の分までがんばりましょう。体調良いんやし。
 そして、今日は職場にテレビ局の方が。突然のご依頼でジタバタジタとしました。作業する姿がカニのようだとか言われながら、依頼品の処理。さらに、そこに来られるはずだった所長まで、予約の歯医者が急患でずれ込み、ただでさえたまりまくっていた依頼品がこれまた凄まじく処理しにくいものでした。
 それにしても、テレビの大きなカメラは威厳がありますね。

 そういえば、今まで職場の仕事について書いたことありませんでした。残留農薬を分析しています(この日記を見る人もそんなにたくさんいないから暴露しちゃおう)。残留農薬の分析ですから、野菜や果物、お米など原体そのものだけとは限りません。お菓子やおかず、ジュース類、パンなど、加工品もいっぱいあります。しかし、今度のポジティブリスト制(今はネガティブリスト)が導入されるまでは加工品にはもともと農薬の残留基準が設定されていないので、「加工した者勝ち」的なのです。例えば、小麦にフェニトロチオンやマラチオン、クロルピリホスメチルなどの有機リン系殺虫剤が検出されても(基準を超えても)、加工品なら設定がないので素通り。おかしい限りです。ついでに言うと、今度、農薬のポジティブリスト制で、(輸入が殆どを占める)小麦のクロルピリホスメチルは10ppmが基準です(小麦は2ppm)。農薬というものでこの二桁の数値を超えて検出することは殆どありません。1kgの小麦の中に10mgのクロルピリホスメチル(白い粉です)とは、凄い量です。うがった見方をすれば、この基準値を超えないように法を制定したというよりは、使われる量が法に抵触しないように基準値を高くしているも考えられます。
 一方、場合によっては、農薬のポジティブリスト制はものすごく厳しい基準値を提示します。その最小値は0.01ppm。ちょっとでも出たらアウトといってもいいのかもしれません。そういうわけで、これくらいの農薬なら、その辺からフワッと飛んできただけで超えてしまう可能性もあると言われています。実際、0.01ppmで検出基準を切られると、かなりヤバいなと感じます。

 で、今日はその農薬抽出だったのですが、糖分が多い加工品でした。おかげで、抽出が難航。主任と二人がかりでやったのに、恐ろしく時間がかかりました。なんと昼飯が16時!すべて終わったのが19時半!いやぁ、有意義な一日でした。

 帰りは上野経由。座って帰りました。いつもなら1分でも早く、と急ぐのですが、今日はゆっくり読み残した新聞でも読んで帰ろうかと。
 帰ってくると、嬉しい葉書が。”Happy Birth Day”と。もう1ヶ月以上も前だけど、良いものですね。今年は本当に一番たくさん祝ってもらえた年です。テントウムシがカタバミの周りで微笑んでいる絵はがき。

 …と一日の出来事を喜べるのも、健康があってこそです。やっぱり、「勝つは体力」ですね。といいながら、夜ご飯は食べられませんでした。昼が16時じゃね…。

天気:曇り一時雨(茨城県取手市・東京都板橋区)

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