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受動と能動

2006年 6月 7日

 今日の職場も大変忙しかったのですが、少し麻痺してきました。それに、仕事が忙しいことはそれほど苦ではありません。
 今日は、能力主義について考えてみようと思います。

 最近、一緒に何かをする仲間が増えて前よりもずっと幸福度の高い生活をしています。しかし、その一方で、とてつもなく生きづらいと思うことが多い。仕事をやっていてそう感じることが多いのも特徴です。
 この辛さの根源は、僕自身の中にある「能力主義」なのかなと考え始めるようになりました。よくよく考えると、僕は事あるごとに、「~であるべき」「~するべき」と思考が寄ったり、発言したりしているのではないかと思います。「2年も働いているのだからもう自分で課題を見つけてアクションすべき。」とか、「自然科学を学ぶのはいいが、その社会的意義を見いだしてやれなければ、自然科学者としてダメだ。」とか。正論に聞こえるかもしれないけど、人間そんなにうまくはいかない。スーパーマンではない。
 細かい点で言えば、僕にはそういうところが本当にたくさんある気がします。あれを学ばなきゃダメ。この人のように外を向いた活動をしなければダメ。何でも自分一人でできなければダメ。打ち込める物がないとダメ
 これでは、いつまで経っても自分を肯定できません。疲れます。そして、さらにそうして落ち込む自分を責める。悪魔のサイクルとはまさにこのこと。これは自分が自分に対して要求する「能力主義」。
 たぶん、そういう自分に対する要求は、他人にも向いていると思います。どこかで人を傷つけているのではないか。そんな気もします。そういう「能力主義」を排除しないと、今後も辛い思いをして生きるハメになりそうです。ダメではなく、その方が豊かに暮らせるのでは?という無言の問いかけを自分や、周りの人にしてあげられるようになれたら、より楽に豊かに幸せに生きられるのでは?と思いました。

 健やかで幸せなる生活のために、訓練でしょうか。
 もちろん、自分で克服する努力と同時に、能力主義を蔓延させている社会を戒める必要もあります。それは自分の能力主義を戒めることでもあるのかもしれません。

天気:晴れ時々くもり、一時雨だったらしい(茨城県取手市・東京都板橋区)

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