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流れを忠実に辿るべし

2012年 2月 14日

 今日は、何だか忘れられている仕事があったので、その後始末をしていました。こういうことがないように、チェックをしとかねば。
 今日は一日、何となく気怠い感じのする体調です。天気のせいなのか、それともデフォルトなのか。あるいは、生化学の教科書が順序よくアミノ酸の合成を記述していないからなのか。
 夜はMSの社会主義革命論の学習会。社会主義や共産主義がそもそも何かを理解している人は、この日本には1%いないと思います。私有財産を否定する、なんて思っていたら、それは0点。全員が同じ価値観を持たなければならない、も論外。基本的な定義は、「生産手段の社会化」だそうです。ただ、最近、ふうたろうの中でもこの意味がよく判らなくなっています。どういう状態のことなんだろうね。


 さて、今日の生化学講座。今日は含硫アミノ酸の合成と分解。含硫アミノ酸というのは、硫黄元素を含むアミノ酸のこと。
 植物では最初に、セリンのヒドロキシル基(OH)をチオール基(SH)に置換してシステインが作られます。オキサロ酢酸由来でアスパラギン酸を経て作られるホモセリンとシステインから、メチオニンが作られます。動物の場合は、メチオニンとセリンからシステインを補います。植物と逆方向です。
 分解は、システインの場合は最終的に脱硫してピルビン酸になりクエン酸回路へ。メチオニンの場合はα-ケト酪酸(プロピオニルCoA)へ。その後は…まだ知らない。この分解は、システインを作るのと同じ、なのかな?
 ところで、アミノ酸の合成はザックリと20種類ありますな。でも、よりにもよって、他のアミノ酸を借りて合成を行うこの含硫アミノ酸を、何故最初に持ってきたのかと。3-ホスホグリセリン酸(ブドウ糖の解糖中間産物)からすんなりできてくるセリンの合成を先に書けと。順序がちぐはぐなのは、今使っている教科書の難点ですな。
 それから、アミノ酸にも「進化」はあるでしょうか。原始生命体が生まれた頃から、この基本的な20種類のアミノ酸はあったでしょうか。システインとセリンは、硫黄と酸素が入れ替わっただけなので、ひょっとしたら、どちらかがどちらかに化学的、あるいは生物学的に、変化したのかも、などと思ってみたり。
 アミノ酸20種の合成を全部見てみたら、また新たな発見があるかも知れませんね。
 今学んでいるアミノ酸は、グルタミン酸、アルギニン、システイン、メチオニン、セリン。あと15個。先は長い。


天気:くもり一時雨(東京都板橋区)
覚え書き:銭湯・板橋駅前の生協

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