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山の幸、下界の不幸(滅

2012年 6月 4日

 今日の職場は静かでした。のんびりした感じで、冷蔵庫に5kgはあっただろう梅を、砂糖漬けにして梅シロップ作り。浸透圧で梅の実からは水分が放出されます。左の状態が砂糖(グラニュー糖)に梅の実を埋めたばかりの状態ですが、それの3日ほど経ったのが右です。それでも、右の状態のものは梅の周りと瓶の底の方では濃度勾配があるので、よくかき混ぜないと(振らないと)だめです。早く飲みたいですねえ。


 ふうたろうが昨日、高下川林道沿いで拾ってきたワラビもあく抜き処理しておきました。重曹がなかったのであの戸棚から…(黒笑
 ワラビは灰汁を抜くと黄色というか、黒というか、そういう色の灰汁が出て来ます。これがプタキロサイドの色なのか、もっと別の物質なのか…プタキロサイドの色なら、むしろ怖すぎて食う気しなくなるけどね。
 プタキロサイドは膀胱や腸などに腫瘍を作る(ウシ・ラット・マウス)毒だそうですが、酸やアルカリに不安定(ということは分解するのか?)で(出典:「薬科学大辞典」)、だからこそ重曹(アルカリ性)を使って灰汁抜きをするのですね。
 他にも、買ってきた山菜(しどけとうるい)、ワラビと一緒に採ってきた「山のアスパラ」であるシオデ(ユリ科)も食べました。季節のものを食べるのって、楽しいですね。


 ところで、チョコパイ(またか)を食おうとしたら、なんだか有機溶剤系(アルコールとか直鎖炭化水素とか)のニホヒがしました。ケーキなどにアルコールを含ませて保存性を上げることはよくやっているので、最初は気にしませんでしたが、どうやらアルコールではない炭化水素系のニホヒのようです。
 イヤちょっと待て。
 …部屋一帯が妙にガソリン臭い…(滅 まさか…
 ヌオッ(゚Д゚;)
 ガソリンコンロの蓋が緩んでやがる(爆滅
 つまり、気化したガソリンがチョコパイに袋の上から降りかかって、気体のまま中に浸透したという罠ですね。チョコパイはチョコレートやクリームの塊だから、ガソリンが溶解してしまったという、嬉しくない化学という罠。
 一口呑み込んでしまっただけなのに、しばらくゲップがガソリン臭い(滅滅滅


天気:晴れ(東京都豊島区・板橋区)

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