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まさか夕張(夕張岳ヒュッテ:北海道空知支庁)

2012年 7月 21日

 ハマナス号の車窓から見た札幌市。どうやら、天気はよいようです。雨とか霧とかだと、幸先が悪いですからね…。


 …これで3月から連続5ヶ月、北海道を訪れていることになります。予定では、9月を飛ばして10月にも紅葉の山を見に来るつもりでいます(黒藁


 事前の打ち合わせで、札幌駅前の広場あたりで、お迎えの方が来てくださる手はずが整っていました。6時過ぎに着いて、8時まで待ちます。2時間くらいの待ちはいつものことです(藁藁藁笑


 近くのコンビニでどん兵衛を食います。どこも店とか開いていませんので。ハラの調子がビミョー(たぶん寝台で冷えた)だったので、ビフィドバクテリウム入のミルミル(ヤクルト?)を飲んで、調子を整えたつもりになっておきます。懐かしい甘味料のパラチノースが入っていたので、スマホでググっておきます。


 今日は「産炭地域こども交流事業」として、夕張岳ヒュッテで交流会をやるのです。それに、なぜか東京もんのふうたろうが参加します。
 8時前、ユウパリコザクラの会のIさんが来てくださいました。どのくらいの年齢の方かと思っていたけど、車に紅葉マークが付いていたので、年配の方なのかと改めて知ります。


 懐かしい清水沢駅。ああここから歩いていったんだなあ(棒読み


 角の店で買い物をしてから再出発です。さあ、ここから何分でヒュッテまで行けるかな?現在9時半。


 …ものの10分で白銀橋を越えました。ああなんて速さなんだろう(棒読み


 そして、40分ほどでヒュッテ到着。動力のチカラってスゴいなあ(棒読み


 車をヒュッテ前からゲート前まで移動させねばなりません。まったく歩きもしないのはもったいなすぎるので、一緒にゲートまで下りて、歩くことにします。


 沢があります。思ったほど冷たくない。もちろん、飲むに適したものではありません。


 ところで、今回からRAWデータで写真を撮ってみようと試みました。この写真からです。現像は"Picasa3"に任せます。
 →Picasa
 確か、以前はふうたろうが扱っているカメラの、NEFファイル(NikonD7000)はPicasaでは開けなかった記憶があります。今はバージョンが上がって使えるようになったのでしょうね。


 と、写真を撮っている間に、Iさんたちは先に行ってしまいました。ダッシュで追いかけます。


 今日のふうたろう最初のミッションは
 …丸太ァ!?


 どうも、子どもたちの丸太切りに使うらしく、木の皮をひん剥いてほしいとのこと。ただ、アテが多く、ヤニも多いので、扱いにくいし手はベットベトだし(滅滅滅
 ま、木の皮むき機なんて初めて触れたので、これも何かの経験(藁


 誰かがサンショウウオの子供を見つけて見せてくれました。ウーパールーパーですか。


 ん?(・ε・*)
 これは原始的な火おこしの…


 無事火がついて…
 いるはずもなく、ライターで火を点けましたが。
 とりあえず、さっきの店でホッケの三枚おろしを買ったので、それを焼いて昼飯。


 しかし、この悲惨な焼ホッケ。ボロボロですがな(滅滅滅
 でも、バーベキューコンロとか準備してくれたFさん、ありがとう。


 そして、ふうたろうの昼飯中に開会式が。


 携帯トイレブースの使い方。結局、こちらのトイレ使った人、どのくらいいたんだろうね…。夕張岳ヒュッテにはちゃんとしたトイレがありますんで。


 ターザンごっこが始まります。


 いや、Yちゃん、いい表情してまんな!


 この子は、Rちゃん?


 場所は移って、原始的火おこし…。Mちゃん、けっこう早く習得しましたな!お喋り好きな女の子だけど、マイペース、意外と冷静です。ふうたろう惚れそうです(違


 暫くしてやってきた、また違うMちゃん。習得の速さはふうたろうが見てきた4人の中で最もスゴい。
 ところで、今日来ている子どもたちは女の子が5~6人、男の子はひとりなんだね。


 MちゃんともうひとりのMちゃんのふたりが、一つしかない火おこし器を使うことになったので、待たせるのはちょっとかわいそうだなと、もうひとつ作ってみようということで行動開始。
 …しかし、ふうたろうも丸太切りからノミなどでの穴開けなど、木の加工に不慣れな部分も多く、殆ど役に立っていないという罠(滅滅 ユウパリコザクラの会代表のFさんとか、アポイ(山の名前)ファンクラブのAさんとかの力添えがなかったら、箸にも棒にもかからない状態でした(滅滅滅 重ね重ね、御礼申し上げます。


 ノミで錘になる丸太の中心部に穴を開けてくれています。Aさん、たすかりマンモス。


 ほとんど他力で完成した火おこし器。使えるかどうか…


 おっ!Mちゃん、使ってくれてありがとー(ふうたろうは役に立ってなかったけどー(黒藁
 Yちゃん、小さい方使ってみっか?


 …と、その前に、16時半からアポイ岳の花について、講義があります。山の中で講義って、なかなか粋な計らいですな。
 アポイ岳や夕張岳は超塩基性岩と呼ばれる部類の岩石から出来上がっているらしい。夕張岳の蛇紋岩はそれに当たる。アポイ岳はふうたろう未踏の山だけど、そこにもカンラン石という、鉄やマグネシウムとケイ素と酸素の鉱物で、また"超塩基性岩"らしい。
 化学辞典と鉱物図鑑が職場や積み上がった段ボールの中にあるので(滅滅滅)Wikipediaを参考にするしかないのが情けないけど、ケイ酸(SiO2が重量で45%以下の鉱物のことを指すらしい。それがなぜ多くの植物が苦手とするのかは判らないけど…。このスライドには「ニッケル」とも書いてあって、これが有害なのか…?夕張岳にもニッケルがあるのか?
 とにかく、夕張岳固有のユウパリコザクラ、ユウバリソウ、などは、その鉱物を含む土壌の中でも生きられるために、固有種として生き残っているようです。アポイ岳にもヒダカソウ(キンポウゲ科)という固有種がいるようです。当然これらに関わる生き物もいるので、これらの植物がいなくなれば、上位の動物もいなくなります。一蓮托生ということです。
 ふうたろうはいつも思うけど、一つの種が失われることは、それはもう重大なことだと思っています。その辺に生えている雑草でも、いくらでもあると思っている野菜の種でも、遺伝子が途絶えたら、二度と取り戻せません。少なくとも、人が生きているタイムスケールでは、ね。高山に生えている関係ない植物ガー、なんて言わないでほしい。その地の環境を維持しているのはそういう固有種ではないのか、そういう固有種の存在には文化的・学問的価値はないのか、想像の幅を広げてほしい。
 盗掘はもちろん許せない行為ですが、それより、地球温暖化(気候変動)で積雪量が減ったために、鹿が大繁殖しているそうです(雪があると移動できなかった)。温暖化を否定する勢力、温暖化の原因が二酸化炭素であることを否定する勢力、温暖化の原因が人間の経済活動であることを否定する勢力、いろいろいて、面倒なことになっていますが、ね…。


 山に登っていると、山に関わると、かのシューパロ湖にしても、スキー場にしても、本当に政治経済の闇に直面して暗くなりますが、暗くなっても何も変わらんのですな。言い訳せずに勉強せなね…。
 とりあえず、講義が終わったら夜飯です。カレーでした。…が、普通のカレールウのカレーでした。肉もさることながら、カレールウがあまり得意でないので、カレーはそこそこ、夕張メロンやトウモロコシを食べていました。夕張の大地で育ったもので今日明日は生きるんです(キリッ


 メシ食ったあと、まだ外は少し明るかったので、ターザンごっこの続き、それが終わったら、また火おこし器。Kくん、コツ、掴んだか?


 明日は朝イチで夕張岳登山です。ふうたろうは山頂まで行くグループに組み込まれていますが、一番多いのは湿原のところまで行くグループ。子連れだもんねえ…。ふうたろう、5歳~8歳くらいなら、ふたりくらい担いで登れるかな(ぇ
 なお、山頂グループに子供はいません。
 ところで、ガスってきて、霧雨が降っているのが気になりますが、どうしたもんですかね。


天気:くもり時々晴れ(北海道石狩支庁札幌市・空知支庁夕張市)

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