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本日の苦痛

2012年 8月 2日

 この旅館、各客室の冷房はアホほど強烈です(その割に勉強会場は蒸し風呂)。夜、スイッチをちゃんとオフにしなかったため、部屋が冷えて布団を被っていないと寒いほど。かといって、窓を開けたら虫の餌食という罠。更に、カーテンが閉まっていて、太陽で目が覚めなかったという罠。ふうたろう涙目。
 さて、朝飯。朝は普通に食べないと、やっぱり、ね(#^.^#)
 って、昨日の夜のあのすごさはどこに行ったんだろうかと。しかも、温泉タマゴ割れてるし…(滅滅滅


 朝飯食ったら散歩です。昨日の夜も、散歩の下見(何)していて、何となく良さそうなところを探っていましたが、今朝はカーテンが閉まっていて起きられなかったので、朝飯後の散歩。こういうところでマッタリするのが一番ですな。


 東北地方の山奥なのに蒸し暑いのが無性に気になるけど、まあ、九州とかでやっていると思えば何とか(黒藁


 ハイビスカス(藁藁
 じゃなくて、何ですかね、これ。アオイ科の植物?


 今日の午前中は、昨日のストップ51分科会の続きです。今日は「運動交流」が猛威を振るいました。各県の「経験」を交流するので、エネルギー使う使う。脳みそに乳酸がたまりそうなくらい(滅滅滅
 こういう運動交流は、やっている人同士の共感でやっても構わないけど、ふうたろうはつまらないと思います。終わりには「これからどうやって闘っていくか」という、本題とも言える話し合いになるかと思ったけど(司会もそういう方向で話を進めるつもりだったらしい)、結局グダグダでした。オチを付けない、話のベクトルを束ねない交流は、飲み会の席よりもタチが悪い。結局この分科会では何を話したんだろう。
 その昔、学生自治会の「自治会セミナー」での「交流」会では、ふうたろう、寝ていましたっけ。あの頃に比べて、大人になったなあ(棒読み


 昼前に全体会でまとめと閉会があり、そのあと、昼飯が配られたのですが…
 …これは、「カレー」です。肉が入っている時点で確かにふうたろう涙目ですが、食ったあとに唇が油脂膜でガビガビに覆われ、ダブル涙目となりました。
 …なんか、今回、第一次産業従事者の研究交流集会なのに、食べ物がスズキを除いてハズレているってのはどういうこと?あ、昨日書かなかったけど、長野県上伊那からのスイカと、愛知県からの山羊乳シフォンケーキも、数少ないアタリでしたか。
 こんなに食事を蔑ろにするって、看板は飾りか(゚Д゚メ)ゴルァと唸りたくもなりますな。


 ところで、さっきから妙に腰が痛い。腰を伸ばすと痛い。できればそのまま直帰したいほどですが、既にオプショナルを申し込んでしまったという件。参加者の一部で、津波被災地の見学に行きます。もっとも、この企画は今までの涙目罠だらけスペシャルより遙かにいいと思っていますけど。


 遠くに瓦礫が積み上がっています。瓦礫の処理が進まない理由を案内してくれている人が喋ってくれました。県が一企業に処理を丸投げし、仮焼却場を石巻市に纏めて作ってしまうような計画を立ててしまったため、運搬などの手間がかかっているらしいのです。
 →がれき処理見直しを 宮城県議会で横田議員迫る
 →宮城県 ゼネコン“丸投げ”がれき処理進まず 広すぎる地域・地元業者を軽視 「現場を知らない」と地元(こちらの方が判りやすい)
 たぶん、このリンクに上がっている中身に相当する話です。


 去年7月8日にも来た、石巻市門脇地区にある門脇小学校。1年以上経っているのに、状況はほとんど変わっていません。まあ、瓦礫は少し減った?
 理由(上記)を考えれば、進まないのも納得ですがね(怒


 草も生い茂っていて、もう見捨てられてしまったのかと思うほど。


 この広さ、ふうたろうはもちろん経験していないけど、原爆や空襲で焦土と化した各都市のようです。


 門脇小学校には児童と職員あわせて350人を超えて当時いたらしいのですが、そこに津波と燃えさかるタンカーとが押し寄せて火災が起き、被災しました。しかし、この裏手が海岸段丘で、そこへ逃げのび、全員無事だったそうです。


 プールはフェンスが波にさらわれてちぎれています。目を洗う蛇口は波の力がかかる方向に曲がっています。原爆の爆風のごとき威力です。ナガサキの原爆(プルトニウム)で、400m/sの爆風が吹いたと言いわれ、穴弘法寺の境内の岩が動きましたが、その局地的なエネルギーに比べて、ここはどうだったのでしょうか。


 家は失われたまま。依然、ゴミ、いや、当時の人々が使っていたものが、砂を被った状態で散らかっています。生き残ったグラジオラス(アヤメ科)か何かの庭の花だけが、まだ花を付けていないセイタカアワダチソウ(?)などの中に咲いていました。
 …あれだけ人が亡くなったと言われても、生き残った生き物はしっかりここに根を下ろしていますね。一部の利権共同体がゴタゴタしている間にも、生きることを諦めていない人または生き物は、根を下ろしていますね。


 遠くにきれいな建物が見えますが、あれは石巻市民病院跡です。2階まで水に浸かり、閉鎖されています。


 時間切れで、ふうたろうたちはここで離脱です。これからまた、所長運転するレンタカーで東京へ帰ります。


 …交通手段まで人任せだったので、実際何かを言える身分ではないはずですが、正直、腰痛まで発症させて、何をやっていたのか、という気分です。やらされ民主主義って、楽なように見えて、苦痛ですな。


天気:晴れ時々くもり(宮城県玉造郡鳴子町・石巻市、三陸道・東北道)

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