脱・やりがい主義
2012年 8月 29日
しかし、日常不勉強を極めていると、日記に書くことがない。しかも今日は仕事が忙しくて、「日本の科学者」とか生化学の教科書とか、読んでいる間もなかったし。
ところで、労働にやりがいを求めることは、いいことだとは思うけど、労働はやっぱり生活の手段だと思う。というか、そういう人がほとんどだと思う。ジャーナリストとかマニアックな自然食品製造業者とか山岳カメラマンとか、そういうかなり特殊な職業でない限りは。ほとんどの人が必要とする、日常的に頻繁に消費する「衣食住」の物を作るのに、「やりがい」とか言っていられないから。作らなければならないものだから。それがどんなに単純作業だろうと、毎日同じ事をやっていようと、やらないと「ジャーナリスト」や「山岳カメラマン」さえも生きていけないから。
物を作ることが労働。米だろうとシュークリームだろうとパンツだろうと手鏡だろうと、日頃誰もが当たり前でありがたみすら忘れているような物を作っていても、それは労働ですから。レジのネーチャンも、朝から電柱の上に登って保守管理しているニーチャンも、れっきとした労働者ですから。いなけりゃ困る人たちですから。
労働にやりがいを求めなくても、趣味にやりがいがあればそれでいい。「仕事やりがい主義」を脱却しよう。
天気:晴れ(東京都板橋区・東京都豊島区)
覚え書き:おおかわで食事・P費