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「夢」の登山?

2012年 10月 30日

 そういえば、明日で「ふうたろう絵日記」の7年が終わるんだな。最初の頃はずっと政治的なネタで「変えてやるんだ」的な、変な使命感に燃えていたけど、今はもうそんなものはあまりなく、平日の日記はどちらかというと惰性で書いているようなものだ。そもそも、平日もこの頃は新聞も読めてないので政治ネタを書くこともない。かといって、「ふうたろう絵日記」を山日記にしたいかというと、それはない。山だけの日記ならごまんとあるしね。


 このところ、Facebookで、2回立て続けにとある若い登山家の話が持ち上がっていた。世界7大陸がどうのとかいう人。ふうたろうはいつまでたっても彼の名前の読み方が覚えられない。
 まあ、名前はいいのだけど、彼を好きになれないのだ。好きになれない理由が判るような判らないような。パフォーマンス的なところが嫌なのか。本当の感情が伝わってこないところが嫌なのか、それとも周りで騒いでいる人たちが嫌なだけなのか。彼の山登りのスタイルになんか興味はなくて、どんな登り方して、どんな宣言をしようと、勝手にすればいいと思っている。でも、ああいう人をこぞって褒め称える集団心理とか、そういう心理を掴んで自分の成功につなげていこうとする態度とか、どうも好きになれない。極端な言い方だけども、橋下徹(大阪市長)とその支持者、のような雰囲気があるというか。
 もう一つは、彼のやっている登山は「夢」ではないと思えるから興味が湧かない。月に一度でも、八ヶ岳なり高尾山なりに登って自分なりの満足感を得て帰ってきている多くの人の方がよほど尊敬できる存在だと思う。誰でもやろうと思えばすぐにできるが、やらないこと。これをやるのがふうたろうはいいと思う。なぜなら、それは自分の努力だけでできるから。何かに制約されることもあるけど、その制約は自分の気力と体力でカバーできるから。ふうたろうが山で車道を歩き、道のない尾根を進むのは、そういう理由かもしれない。
 彼の登山スタイルは、確かにふうたろうのものとは似ても似つかぬものだと思った。
 …ここであえて名前を出さなかったのは、中傷にしたくないから。判る人には判るのだろうけどね。

天気:くもりのち晴れ(東京都板橋区)

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