ふうたろうの慟哭(滅)@サド
今日は(が)佐渡島最終日(になってよかったね)。
小佐渡にはハイキングくらいできそうな山はないかと探していたけど、これまた、なさそうなのですが、とりあえず心の準備だけはしておきます。
空は鬱空ですが、昨日の曇りたおしスペシャルではありません。むしろ、カテゴリー的には快晴。
朝飯です。やっぱり焼き魚が若干クリスピーです。でも、イナヅマ食いしました。
宿の女将さんは話好きな人でしたが、もう一人いた自転車乗りの兄ちゃんは、時間を切って出発。ふうたろうもボチボチ出発の準備です。
ネコたちがのんびりしている空間。ふうたろうものんびりすればいいのにね。
でもふうたろうは、泳ぎ続けないと死ぬマグロ(本当かどうか知らないけど)みたいに強制スクロールですからね。
昨日は真っ暗闇だったので想像も付かなかったけど、田んぼの中だったんだ。
…一昨日から昨日の朝にかけての感想と同じですね。
昨日、確認していたスーパーです。朝8時半から開店しています。朝早いのはありがたい。夜遅いよりも、ありがたい。漁師や農家は早起きですしね。
なんだこれは。図書館を削ろうとしているのか?人口6万人ほど(タクシーの運転手談)の佐渡市ですが、どうなんでしょうね。
この国は色んな意味で倒錯しているから、こんなのは削るに値しないほど大した問題ではないはずですよ。
ふうたろうはとりあえず赤泊方面を目指しています。そこに、小さなピーク、ヒルメ山というのがあるようで、それを目標にしてみます。海を見ながら、ね。
今日は上空には雲がありません。風が吹けばそこそこ涼しいですが、直射日光はそれでも攻撃力があります。
近寄ると雨に降られているような気分を味わえます。もちろん、そんなことしなくても、いつでも味わえるものですけどね(じと目
滝の水しぶきで虹ができています。最後の日なんだし、あんまり無理しなくてもいいじゃないかと、思ったり思わなかったり、後になってする。
そして、赤泊港です。赤泊港で船便の時刻などを確認したら、16時発のようでした。また、運賃も2880円。それなら、小木港まで戻らずともここから乗っていけばいいではないかと。
とりあえず、ヒルメ山はまだ5km以上先のようなので、ママチャリもどきを転がします。今日はさすがにスピードが出ません。
ところで、このヒルメ山が本当に登れる山なのかどうかは定かではありません。でも、一応25000分の1の地図にはルートが書いてあります。
ヒガンバナもきれいだし、道もはっきりしている。
が、行き着いた先はただの民家だった(滅滅滅
もちろん、まっすぐ奥に進めば、和賀岳(秋田県)を目指したときの最初みたいに詰んでしまいました(滅滅滅
とりあえず、無理やり抜けて一つ上を走っている車道に上がってみました。
(Θ_Θ)
ただの墓場だった(滅滅滅
もちろん行き止まりです(滅滅滅
地図を見ると、放棄された果樹園の奥に道が続いているように思えます。でも、そこに道らしきものは見当たらない…
果樹園(廃)に突入すると、ヤヴの猛烈な攻撃に遭ってしまい、ふうたろうは蹴落とされてしまいました(滅滅滅
ああヒルメ山は強かったなあ(ヴォー読み
でも、今年の夏で施設は閉鎖されたようです。みんな、遊びに来なくなったということか。国内の子どももずいぶん減ったし、なおさら遊ぶ人の絶対数が減ったのでしょうな。こういう物は見るに付け、重い気分になりますな。
ほこらがあります。
ふうたろうはここで復活したのでしょうか。
さ、赤泊港に行きましょうか。今度はトンネルを通らず、旧道を走りましょう。
旧道からの景色はいいですね。遠くに角田山や弥彦山などが見えます。新潟県の本土ですね。
…しかし、見捨てられた宿泊施設のようです。いったい、いつからここにたたずんでいるのでしょうか。
使われていたときがあって、使うのをやめた瞬間があっただろうに、最初からずっと廃墟だったような気にさえなってしまいます。
集落はそれでも、まだ放棄された家は少ないと思います。
ふうたろうも中途半端に現状を教えられただけに、単純に田舎の景色がいいと言うことができませんね。
ここはさっきの廃墟施設の崖の下にある遊歩道。老朽化していて立入禁止措置が執られています。
でも、海は人の営みなんていつもお構いなしですから。あるようにしかない。なるようにしかならない。
きれいな海辺の景色ですが、よく見るとゴミが漂着していますね。
さっきの集落を抜けて、腰細の犬とかいう場所にやってきました。公園みたいになっていますが、あまり人はいませんね。あれだけ宿から放逐されるほどだったのに、みんないったいどこにいるんですか?
石の上に干涸らびたベラが転がっています。ああ自然は無情だなあ(棒読み
海はのんびりするにはまあまあいいところですが、…何かやろうと思うと、ふうたろうには何もやることがない場所ですね…
この岸壁からは海辺の宿が見渡せます。ということは、あの宿からは海の景色が見渡せるということですね。
しかし、そこには波消しブロックが所狭しと並べられていました。日立のマークが入ったクレーンがありましたね。
川からの砂の供給が断たれ、砂浜が失われているという話を聞きます。川は砂防ダムなどを造って土砂の流出が滞っています。そして川底に堆砂としてたまり、逆に川の増水を増長させていると。
いったい何がしたいんだろう。
…赤泊港に戻ってメシ屋を探しましたが、港の隣にあるビルの2階に一つあっただけでした。そこでエビフライ定食を注文しましたが、考えたら茶碗蒸しとか漬け物とか要らんので、エビフライ単品550円とご飯250円を注文すれば、950円の定食よりは安く付いたし、残飯も減らせたという話でした。しかも、食後には具合悪くなるし(滅滅滅
船着き場の切符売り場で正式にきっぷを変更して、赤泊~寺泊航路を使う手続きをしました。ただ、寺泊港からJR寺泊駅までは若干距離があるようです。そこのところは念頭に置いておかねば。
ひとまず、16時まで1時間半ほど時間がありますので、散歩しましょうか。チャリで。
神社の階段からはこうして集落を見渡せるのですね。何かあったらぼーっとできる場所、そんな場所のような気がします。今のふうたろうには、家の近くにそんな場所はありません。
15時半を回ると、どこからともなく大勢の人が港に集まってきました(※写真は人が写らないよう考慮して撮っています)。さっき、港もその周りの集落もどこもかしこも、まったく観光客なんていなかったじゃないか!
でもよく考えたら、宿といっても、あの海水遊泳場と同じ。宿を営む人がいなくなれば、宿がなくなるのも当たり前。ユースホステルも以前はもっとあったそうですが、いくつか廃業したと言っていましたしね。
10年後、個人経営の宿はどれだけ生き残っているでしょう。
赤泊~寺泊航路には、カーフェリーは航行していません。ジェットフォイルというか、高速艇のみです。チャリは輪行袋に入れてしか運べません。そして、はめ殺しの窓の中に新幹線や飛行機の座席のようなものが敷き詰められているのです。
出港します。エンジン音がうるさい。汽笛も聞こえない。もう答えは最初から決まっているんだけど、こんな船は乗りたくない。
でも、今日は波がややあります。船が左右に揺れています。大きな船ならあまり気にならない程度の揺れかもしれません。
居眠りをしていると、いつもの吐き気に襲われました。おちおち寝ていられず目を覚ますと、弥彦山の山塊が見えてきました。もうすぐ寺泊港です。
船を下りたら、ふうたろうは寺泊駅に向かわねばなりませんが、自転車をバスに乗せることは無理そうなので、自転車で寺泊駅まで行きましょう。
なお、ここ発のバス、寺泊駅のみならず、長岡駅まで行くようです。ということは長岡に泊まって佐渡に行けるかと思いきや、始発が遅いので没。
じゃ、ふうたろうはバスや車で行く人たちを尻目に、寺泊駅に向かいましょうか。
ん?(・ε・;)
長岡方面(寺泊駅方面)が、なんか峠というか高台になっているんですが(じと目
ヌオッ(゚皿゚;)
おいこらまてとうげごえなんてきいてないぞ…
ふうたろうが向かうのは長岡方面です。まさかこんなことになるとは思っていなかったので、この周辺の地図は準備していませんでした。スマホで寺泊港から寺泊駅および燕三条駅までの地図を確認した程度です。
佐渡島と違って、この道は車が走りまくっています。しかも、その道の端は昨日の落石のあったところの近くの道のようにヤヴが迫ってきていて走りづらいし(歯ぎしり
寺泊駅到着。自転車を畳むのがめんどい。もう少しで畳み終わるところでバスが道を空けろとクラクション鳴らしてきて動かしたらペダルがずれて最初からやり直しという場面もあったりしたけどもう気にしない(じと目歯ぎしりヴォー読み
そして、切符を買おうと思ったら17時15分(到着したのは17時40分頃)に駅の営業が終了していたという罠。
最後の日が暮れようとしています。っていうか、日はとっくに沈んでいますねお疲れさん(棒読み
あっという間の三日間でしたが、何となく一週間くらい滞在していたような気がするほど濃い佐渡島(罠)の旅でした。ああ金北山の登山口を探してクモの巣ペシャルとヤヴに慟哭していた頃が懐かしい(ハイパー棒読み
天気:快晴、東京では小雨ぱらつく(新潟県佐渡郡小木町・羽茂町・赤泊村・三島郡寺泊町・東京都板橋区、上越新幹線など)