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緑の紅葉(滅)(下北大尽山【太鼓橋コースピストン】:青森県)

2014年 10月 11日

 夜行バスがほぼ12時間かけて下北駅到着です。これでも1時間ほど早く到着したのです。
 それにしても、急発進急ハンドル急停止と、きつい運転でした。こんなもんだっけなー?


 ここは青森県むつ市の下北駅前。コインロッカーも駅にはないほどらしいのでどこまで寂れたところかと思いきや、けっこう賑やかというか‥


 ただ単純にチェーン店が乱立する、ショボい場所でした。地元の店はどこにあるんだ、地元の店は。


 この、むつ市からは釜臥山が目立つようにそびえています。しかしあそこは自衛隊基地。金北山(新潟県)や脊振山(福岡県)や大滝根山(福島県)みたいに、含みを持たずに行けない山です。もっとも、どんな形であれ、開発されまくった山は行くのにためらいを持たずにはいられませんけどね。霧ヶ峰の車山とか、茨城県の八溝山とか、滋賀県の伊吹山とかも同様。


 さて、9時5分発のバスまで、1時間半以上待ちます。こういう時、マイカーは羨ましい。この辺りのバスは、始発が遅く、終バスは早い。大分県佐伯市の米水津(旧米水津村)に向かうあのバスの始発は6時35分だったので早すぎでしたけども。


 さて、恐山行きのバスが「太鼓橋前」バス停に着きました。ここから向かう山は、大尽山(おおづくしやま)。青森県の登山分県ガイド(山と渓谷社)では10月中旬まで紅葉が見頃だとか書いてあったので、南日本が台風でいてこまされているこの三連休、行くなら、今でしょ。


 でも、なんか、アヤシい(真顔


 たまにきれいな奴がいる、というだけのような希ガス。


 こういうのが一面に広がっているかどうかは、これからの道次第。


 そして、遠望すると、なんかそんなでもないように見えるから、嫌な予感しかしない。


 硫化水素の香り漂う恐山。川の底には硫黄が沈着しています。


 駐車場。ここから大尽山に登る人が大多数のはず。下北半島に公共交通で来る人は‥どのくらいいるのかな?今日は比較的多いと思いましたけど(恐山で何らかのイベントがあるらしいことが、あとで判明)。


 恐山の自然についての案内。


 さて、行きますか。


 ‥しかし、さっきからツラいのですが、ムカムカします。しかも、今朝もまた、腹痛はないけど下しています。そして、プリンペラン1錠飲んで再出発したら、しばらくしてムカムカは治まったものの、猛烈な眠気が襲ってきました。


 しかも、この紅葉の中途半端さときたらもう‥(涙目


 ああ水面が美しいなあ(ヴォー読み


 そうそう、ふうたろうは今、宇曽利山湖(うそりやまこ)東岸を歩いて、大尽山の取り付きに向かっています。その宇曽利山湖は、さっきの硫黄が沈着した川に見るように、おそらく硫黄酸化物や硫化水素などの成分が溶けているため、中~強酸性の水質になっています。そのため、生きられる生物は限られていますが、ウグイという魚だけは生きているようです。


 大尽山が少し見えています。はっきり言って、今の体調絶不調なので、果てしなく遠く感じます。


 ああ紅葉の森が綺麗だなあ(棒読み


 大尽山の登山道の分岐です。太鼓橋前バス停から、歩いて1時間。宇曽利山湖の景色が堪能できるだろうから退屈しないと思っていたけど、見えるポイントは結局ただの一箇所もありませんでした(滅滅滅


 眠た目をこする元気もないまま進むと、懐かしい早池峰山の平津戸ビッグブリッヂが!
 でも、このビッグブリッヂは丸太2本で作ってあるので、戸板2枚の平津戸大橋よりはグレードが下です(きっぱり


 眠た目をこすりながらさらに奥に進みますが、目の冷めそうな景色には出会えません。というか、この道、25000分の1の地図と、違うところ歩いてないか?


 まあ、さすがにこんなところでウボァー(゚Д゚)する気ないので、ある道しか歩かないけど。


 11時58分、なぜか知らないけど、いつの間にか大尽山の取り付きに至っていました。地図がデタラメスペシャルぶちかましてくれていましたので、完全に一杯食わされました。


 下界から釜臥山を見ていても思いましたが、山頂付近の紅葉だけは見頃のようでした。だから、釜臥山と標高が比較的近い大尽山も、綺麗になってきましたね。


 でも、もう一息、なんですよねえ‥


 そもそも、構図的にイマイチ。


 目が覚めません。


 猛烈な急坂になってきて、質の悪い睡眠から覚めたような気分です(爆滅


 ん?(・ε・*)
 もう山頂か?
 ※しかしそれは罠だった


 もうすぐと思ってから早足で5分、山頂三角点到達。写真の記録は12時29分ですが、時計を見て確認したのは31分。バス停が9時39分だったので、まあ、なんとか3時間以内に到達できたか。


 山頂にある岩の上に立つと、意外や意外、360度の大展望です。こないだ、遠目に楽しみにして、乳頭温泉(秋田県)から歩いて登っていった畚岳(もっこだけ)の残念さを思えば、ここは楽園(真顔
 ところで、宇曽利山湖のハート型、この角度で判りますかね?地図で見たほうがよく判るんですけどね(じと目


 北西~西方面のこの山塊は、何に当たるのでしょうね。それよりも、もやっとしていて、なんか(Θ_Θ)どよーんですよね。


 自衛隊基地と展望台のある、釜臥山。あっちには今後も行かない方向で(真顔
 しかし、今回の山日記はケチョンケチョンですな。そもそも、ふうたろうの体調からして\(^O^)/オワタなので、心構えからしてケチョンケチョンなのですな‥


 しかしながら、この大尽山の大展望は凄い。ここまでの360度は、そこらの日本百名山でもなかなか無いものです。


 さて、陸奥湾の方に向かって下ろうと思っています。17時8分のバスに乗りたいので、急がねば‥と思っていても、やっぱり写真は止められないのですよ。


 でも‥?


 何これ地図にない道なんですけど(じと目歯ぎしりヴォー読み


 というわけで、速攻で元来た道を戻ります。秋田県からいらっしゃったご夫婦と一緒になったので、ともに歩みます。


 10月中旬までというガセネタを掴まされた紅葉ですが、まあ、いいか‥(じと目


 まあいいか(歯ぎしり


 ‥写真も撮らずにほとりまで降りてきました。紅葉はマジキチで無念です(滅滅滅


 そして、ふうたろうがもし110リットルのザックを背負っていたら、ここは関所になっていたであろう、駐車場すぐの入口。テントを張るのに適した場所はそこかしこにあったので、雪がこってり積もっている時期なら、ここに泊まりに来るのもありなのですよね。まあ、恐山の方に降りてもバスがないから、そちらに降りることはないだろうけども。


 ふうたろう、ご夫婦の車に乗せていただくことになりました。しかも下北駅まで。ありがたいやら申し訳ないやら‥
 ‥ヒッチハイク、このくらいなら許されますよね?


 下北駅到着。ここでお別れです。どうも、ありがとうございました。お二人は明日は、佐井村の縫道石山(ぬいどういしやま)に登りに行くそうです。東北百名山だそうです。ふうたろうが行くとしたら、福浦のフェリー乗り場から強制ゼロメートル登山かな(何
 ふうたろうはここにある観光案内所で、改めて宿を取ります。できれば、むつバスターミナル付近の宿が良い。


 無事、むつバスターミナルそばの宿を取ることが出来ましたが、そのバスターミナルまで行くバスが、1時間半後という罠。2kmあるかないかの距離なので、歩いたほうが早い。


 ふうたろうの歩く道なので、住宅地とか路地とか、人目につかない場所が多いですが、そういうところにこそがあるものです(違
 道行くばあちゃんが両足を痛そうにしながら歩いていて、ちょっと話をしていましたが、英語を聞き取るよりもキツいほど、解らない(フラグ
 ここは下北だから「津軽弁」とは言わないのかもしれないけど、日本語に聞こえないほどです(笑


 ま、そんなこんなで、ホテル近くまでやって来ました。今日の宿泊は、ホテルニューグリーン。クーポンがあったので4500円(素泊まり)で泊まれます。朝食は864円(税込み)で付けてもらうことにしました。


 ホテルで荷物を置いたら、早急にメシを食いに行かないと。早めに食べておかないと、夜に胃もたれするので。今日はそれでなくても具合ビミョーなんだからね‥
 近くに、「大夢」という名前の居酒屋風の中華料理店があったのでそこで麻婆豆腐定食を頼みましたが、ふうたろうには容量が多かったようで、サラダとスープはまるごと残りました。次来た時は、麻婆豆腐単品とライスを注文することにしましょうね。
 明日は、海沿いの黒森山に行こうと思っていましたが、今日の大尽山の雰囲気だと紅葉は絶望的なので、尻屋崎の桑畑山にでも行こうかなと思い始めています。もしそうなったとして、吉と出るか凶と出るかは判りません(死亡フラグ


天気:晴れ(青森県むつ市・下北郡大畑町、東北自動車道など)

  1. kuroneko
    10月 13th, 2014 at 19:21 | #1

    秋田ののんびり夫婦です。大尽山ではお世話になりました。ふうたろうさんがくるまで、今日は貸切かと思ってました。体調悪かったんですね。お父さんと顔色が悪くないかと話してたんですよ。なのに山姥の変な話につき合わせてごめんなさいね。私たちは無事縫道石山に登頂しました。紅葉がとてもきれいでしたよ。早めに下山できたので、下北半島で一番標高が高いといわれている釜臥山展望台に行ってきました。まあ観光地です。今日は台風の予定だったので、特に山行を考えていなかったため、行ったことのない三沢の航空科学館へ行きました。どっか一山登れそうな天気だけに、もったいないと思いましたが、明日からの仕事も考え、老体には休養にちょうどよかったかと思うようにしています。ふうたろうさんも体に気をつけてがんばってね。

  2. ふうたろう
    10月 14th, 2014 at 09:08 | #2

     おはようございます。
     こちらこそ、お世話になりました。過程を楽しめないで歩いていたので心残りですが、こういう出会が一つでもあったことは救いと言いましょうか‥
     体調はいつも悪いです。悪いという理由で動かないと、一事が万事動けませんから、動くしかありません‥。

     縫道石山の方はアタリでしたか!日本海の風が直接吹くのは違うのでしょうかね‥。あそこは船着場から直接歩かないといけないので、別の機会に行かないと、ですね。その同じ日は、これから日記に書きますが、桑畑山を目指しました。が、立入禁止の看板に阻まれ、原子力道路を延々と歩き‥(遠い目
     12日は盛岡まで出て、ネットカフェ難民して、13日の朝の新幹線で帰りました。なんか、箱だけデカい旅になってしまいました(涙

     お二人は、確か東北百名山43個でしたね。いや、縫道石山登ったから44個ですか。残り56、がんばってくださいね。

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