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見ている人は、見ています

2007年 7月 8日

 体調は全快ではありません。どうも、ただの精神疾患というより、過敏性腸症候群か感染症か、どちらかっぽい。隣がヤブの、日本共産党県北地区委員会で、便所に超特急。ソラナックス飲むとやや治まったので、感染症の線はないかな。…タチ悪いんだけどね、精神疾患の方が。


 でも、今日は昨日のような尻込みなんてありません。ここまで来たらやりきってしまいたい。日立駅前ではただ僕はポスターを持って立っているだけでしたが、学生街では学費について訴えました。僕は、学費とバイトで、大学院時代つらい思いをしているから。


 水戸駅前。地元の活動家が応援に駆けつけてくれました。七夕にちなんで、浴衣と笹と短冊。こういうのに参加するのは、変なプライドを持っていない子どもたちです。正直にわがままを書き散らしていきます。
 でもね、そのわががまさえも通らない世の中なんておかしいんだよ。
 戦場なんかに行きたくね。…ひょっとしたら、こんな「わがまま」さえも通らなくなる世の中になるかもしれないのですから。


 水戸駅での離脱を諦めました。昼飯。また昨日の追っかけ車がバッテリー切れで遅れました。もう何も言うことはありません。
 で、これは仲間の女性が食べている穴子天丼。すげぇボリューム。アナウンサーお疲れさまです。


 向かうは県西地方。まずは友部町方面に出てから、西に向かいます。本当に人はいないけど、アナウンサーの非常によく通る声と、流暢な演説に、少なくない人が反応します。車のなかで聞いている僕自身、素晴らしいと思いました。
 そして、手を振ってくれた多くの人たち、本当にありがとう。


 この田んぼは、結城郡石下町です。向こうに筑波山。こんなところに、共産党の宣伝カー、特に、青年ばかりが集まったものは来たことがないそうです。
 だいたい、茨城県なんか、共産党の弱いことなんて、誰でも知っていること。
 でも、そんなに捨てたもんじゃないんだよ。


 周りは何もないように見えるけど、目の前にはショッピングセンターがあります。出入りが激しく、立ち止まるのも難しい場所でありながら、たかが一運動員の宣伝に立ち止まって聞いていく人がいるのです。税金の問題、赤城農水省大臣の問題、雇用の問題、など。どんな場所であれ、どんな人であれ、苦しい中身は衝撃となって押し寄せます。そこに訴えれば、支持するしないに関係なく、伝わるのです。


 それから、当然青年カーですから、独自のポスターもあります。トラの着ぐるみを着た仲間もいて、子どもたちに大ウケです。子どもたちが選挙するわけではないけど、人間、余裕が大事。だいたい、子ども(20歳未満)だって、ほんとは主権者なんだし、署名に参加する資格だってあるのですから。
 もちろん、大人だって、反応抜群です。


 最後は、水海道駅近くのショッピングセンターで締めました。朝8時から始めたのに、もう18時を回っているのですね。外は昼の長い夏の夕暮れでした。
 ここでも、立ち止まって聞いてくれる人がいました。青年カーが入るのは、初めての地域です。みんな、どういう思いで聞いていったのでしょう。


 2日間のロングラン宣伝、長いようで結構早く終わりました。バッテリー切れや体調不良など、立ちはだかるものはあっても概ね良好。むしろ、みんなが力を合わせられたことは何にも代えがたい宝物です。
 僕の初宣伝カーは、合計6回。取手・土浦・日立・水戸・下館・水海道。僕は、やれることはやりました。

 僕はこの宣伝を通して気が付いたことがあります。
 一人一人の能力が活かせるのは、一人一人の能力が高いだけではダメだということです。少人数では、少数精鋭が偏った能力によってがんばることは出来ます。でも、足りない能力を補うことは出来ません。でも、人数が多いと、お互いの長所と短所を補い合うことがより可能になります。それはさながら、制限アミノ酸を補うために、色んなタンパク源を献立に取り入れて、アミノ酸価を上げる、栄養士のようです。
 更に、初級者が上達することが出来ます。例えば、「僕はまだ演説なんて出来ない」という人だって、看板を持って立つ、手を振る、そんなことだけでも出来るのです。そして、そういう行動に全員が助けられます。何と素晴らしいことか!でも、少人数でやってたら、そんな悠長なことはいってられません。みんな余裕無くて、萎縮するばかりです。
 青年カー全国バージョンが成功しているのは、そういうところにあると、僕は思います。
車長のブログ(東回りコース)
車長のブログ(西回りコース)
 人が多いということは、お互いの制限を取り払い、自由度を増やします。これが、民主的な組織の真価です。これよりも更に多くなった場合、もっと多様になるでしょう。ぶつかることもあるでしょう。そこで本物の民主主義が問われます。
 今日の行動は、それだけ意義のある組織活動だったのです。
 そして、その活動を、見ている人は見ていました。どこのウマの骨とも知らない青年の演説を、デッキやショッピングセンターの駐車場などで足を止めて聞いているのです。車から、仕事場から、店の奥から、歩道から、どれだけの人が手を振ってくれたか。何度「ご声援ありがとうございます」を連呼したことか。
 今日初めて、運動の量が社会を変える原動力になることを感じました。でも、次いつ出るかな…。

 今日は疲れました。この経験がどこかで使えるといいですね。今日宣伝に関わった茨城県中のみんな(仲間も、聞いてくれていた人も、手を振ってくれた人も)に、感謝です。あなたたちの態度は、支持をとる・とらないの次元を遥かに凌駕していました。

天気:晴れ時々くもり(茨城県那珂郡那珂町・日立市・水戸市・西茨城郡岩瀬町・下館市・結城郡石下町・水海道市・取手市)

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