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頭が痛い、何より、ヘルペスが出ています。ヘルペスとは、体の中(細胞の核の中?)に存在するヘルペスウイルスが宿主の免疫が弱くなる中で有毒化し、水疱状のものができる病気のことです。
ヘルペスは、熱の花とかともいわれましたが、花だなんてとんでもなく、ヘルペスが脳に移れば、ヘルペス脳炎というものになるそうです。
たぶん、今日僕の口の周りにできたヘルペスは脳に移行することなく治ってくれると思うけど、免疫力が下がっている証拠ということで、休みました。昨日までにサンプルたちはだいぶ片付けておいたし、それほど忙しくもならないだろうと思って。
…でも、本当は、心配でもあります。そして、知るべき結果もあります。ちゃんと職場に行けることが重要なのです。
昼下がり…というか、夕方、平日しか開いていない市役所に、特定疾患関連の最後の手続きに行きました。
所沢市は、市役所の周りについていえば、つくば市に近いかも知れません。あるいは、シムシティーのあり得ない町並みのようです。そんな町でも、いちおう紅葉した並木があったりするのですね。警備員が落ち葉を掃いていました。
帰り、古本屋にでも寄って、宮沢賢治の本でも探そうかと思いました。
西武新宿線沿いの線路近くで、周りをきょろきょろする女性がいました。「絶対道聞かれる」との動物的直感は的中。「所沢駅に行きたい」そうです。あいにく今日は地図を持っていなかったので、路地をぬけぬけ、引率しました。誤った方向に導かなくてほっとしました。もう、プロペ通りまで出れば大丈夫。ちょうど僕の目的であった古本屋もそこにあったし。情けは人のためならず、か。
宮沢賢治の本2冊と、トリイ・ヘイデンの本1冊、安保徹という免疫学者の本一冊、「ダンジョンマスター」というマイナーなゲーム一つ。…本、通勤時間が短くなったから、読みづらくなったんだけどね。
帰りにはコープに寄るのをお忘れなく。飯を食わないと、免疫力も戻りません。ヘルペスで壊れた細胞を復活させなければなりません。アミノ酸価100の鮭の刺身100g強と、昆布の佃煮、ニンジンとブロッコリーを食べました。昼にも鰤大根その他を食べていました。食材は豊富です。
きっと、まだ所沢に慣れていないのでしょうね。精神科医も、「しばらくは具合悪いだろうね」なんて言ってたし。気持ちの奥底でまだまだなんでしょうね。
夜、金八。ほぼオール1の生徒が、人のためになる教師になりたい、と言い出しました。目標が見つかった彼の為すべきことは、学力を付けること。彼は、金八や周囲の教師、母親らの理解と協力で、猛勉強。絶対教師になれるとは限らないけど、アインシュタインのごとく、目標に向かって努力していることだけは確かです。あと、野球のすべてを取りあげられた野球少年と取りあげた父親との確執は、埋まっていくのでしょうか。銀行の営業幹部に仕立て上げられ、競争原理の中で傷つけられた父親は、息子に日本社会のそのような競争に勝つことを強要したのです。
金八。彼のように献身的に教師をやることで給料が上がることはない。トリイ・ヘイデンのように諦めずに子どもたちと向き合っていっても誰かが表彰するわけでもない。
彼・彼女を動かしているのは何か。よく判らないけど、その根気と体力だけを欲している自分がいます。実際は、ヤマキチで自分本位の自身がいるだけなのですが。
まあいい。哲学を温めておこう。
天気:晴れのちくもり(埼玉県所沢市)