今日はただ一人…
昨日から、時間的にも空間的にも、切れ間もない曇り空。でも、その曇り空を気にするような生活をしているわけでもなく、労働をしているわけでもありません。所沢市に帰ってきて見上げた空が、都会の明かりに白んでいる時、やっと曇りであることに気が付くのです。
今日はサンプルがあまり来ず、人員も一人少なく、明日来るだろうサンプルと纏めてしまおうと思って、添加回収試験。…まだやっていると思われるかもしれないけど、高精度な分析には繰り返しが必要なのです。
で、余裕をぶっこいていたら、お昼。二人が近くで外食に出かけた直後の13時半頃、まず、ガスボンベ屋さん。しかも、純空気とヘリウムの7立方メートルのボンベ2本も!僕は余裕一転、エバポレータ(蒸留装置)と珪藻土カラムを操っている両手がフリーズ。交換に手間取って、カラム内のヘリウムガス流量がゼロ。そんなさなか、こないだ一緒にボウリングに行ったMさんが営業に。カレンダーを置いてそそくさと帰られてしまいました。
フリーズどころか、エラーで、ボンベ屋さんにもMさんにも申し訳ない対応をしてしまいました。
結局、夕方の健康診断もあって、全部終わったのは19時前。仕事量はそれほどでもないのに、憔悴しきっていました。
疲れている時、雑念が入ってくるものです。自分に足りないものばかりが見えてくる。あれもしなきゃ、これもしなきゃ、と。脳細胞を繋ぐ神経繊維が焼き切れそうになりながら、西武池袋線。何焦ってんだ、オレ?
所沢駅からコープに向かって歩いている時、一旦全部のプログラムをリセット。ゲームのことでも、化学のことでも、何でも良いけど、考えるのを一つだけにすると、神経繊維の焼ける臭いは止まりました。何か隙間があれば何か考え事をしている、それじゃだめなのでしょう。でもきっと、そうなっている理由もあるのです。
…所沢で、早く仲間を見つけましょ?一人で抱えると、ガスボンベやエバポレータのエラーどころじゃなくなるかもしれません。
天気:曇り(東京都板橋区・埼玉県所沢市)